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『オッペンハイマー』おすすめ本5選!映画がよくわかる解説本

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が日本でも公開!

かなり登場人物が多いのと、映画を見る前後で、知識を補完したくなる映画だと思います。

そこで、『オッペンハイマー』についてさらに深い知識を得ることができる本を紹介していきます!

オッペンハイマーはどんな人物?

オッペンハイマーは「原爆の父」と呼ばれます。

オッペンハイマーは、ロス・アラモス研究所初代所長としてマンハッタン計画を主導しました。マンハッタン計画は、原子爆弾を開発する国をあげての事業なんですね。

広島、長崎に災厄をもたらしたわけですが、オッペンハイマーは原爆による被害や、水爆誕生に対して、罪の意識を感じていました。

映画『オッペンハイマー』はどんな内容

クリストファー・ノーラン監督が、オッペンハイマーを題材に超大作に仕上げています。登場人物は50人以上、時系列をシャッフルするため、少しわかりづらさがありますが、重厚な内容になっています。後半の展開に圧倒されます…。

第96回アカデミー賞(2024)で最多7冠に輝きました。日本では、2024年3月29日に劇場公開。

オッペンハイマー主な登場人物

目次

政治編

  • ルイス・ストローズ:米原子力委員会委員長。オッペンハイマーを陥れようとする。
  • ジーン・タットロック:オッペンハイマーと恋仲に。
  • レスリー・グローブス:マンハッタン計画の責任者。オッペンハイマーを抜てきした。
  • ロジャー・ロッブ:オッペンハイマーを追い詰める弁護士。
  • ケネス・ニコルズ:グローブスのもとにいたが、のちにストローズ側へ。
  • ボリス・パッシュ:オッペンハイマーが共産主義に傾倒していたと証言する。
  • ハリー・トルーマン:原子爆弾投下時のアメリカ大統領。

科学者編

  • アーネスト・ローレンス:オッペンハイマーと意気投合した科学者。スポンサーを引っ張る。のちに袂を分かつ。
  • エドワード・テラー:水爆実験を推進する。
  • ニールス・ボーア:量子力学の親といわれる科学者。ユダヤ人。原爆を管理する国際協定を呼びかけた。
  • イジドール・イザーク・ラービ:マグネトロンを作った。CERNを創設。ブラウン管や真空管につながる。
  • キャサリン・オッペンハイマー:オッペンハイマーの妻。科学者でもあった。

オッペンハイマーおすすめ本【必読本】

まずは必読のおすすめ本です!

『オッペンハイマー』上中下

映画の原作本となるのが、ハヤカワ文庫から出ている『オッペンハイマー』上中下です。

  • 『オッペンハイマー 上 異才』
  • 『オッペンハイマー 中 原爆』
  • 『オッペンハイマー 下 贖罪』

オッペンハイマーの幼少期からたどり、才能を開花していく過程を追っていきます。さらにマンハッタン計画や裁判まで、オッペンハイマーの人生から、原爆がもたらした世界の変貌が見えてきます。2006年ピュリッツァー賞受賞作品。

『ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者』

日本人の著者によるオッペンハイマー評伝。

丹念に資料に当たるだけではなく、オッペンハイマーの周辺人物に聞き込みをしているんですね。日本視点が盛り込まれているため、ぜひ読んでほしい内容になっています。

『オッペンハイマー 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか』

オッペンハイマーに確実な知識を身に着けたいなら、本書はおすすめです。新書なので手短かにオッペンハイマーについて概要を把握することができます。

オッペンハイマーおすすめ本【上級編】

ここからは上級編となります。

『原子力は誰のものか』

オッペンハイマーが登壇した6つのスピーチが収録されています。オッペンハイマーの貴重な肉声になるんですね。核兵器がもたらしたこと、国家の意思決定や科学の関係について、私見がわかります。

『ヒロシマ・ナガサキのまえにーオッペンハイマーと原子爆弾ー』

アメリカの視点から原子爆弾はどう見えているのか? アメリカで放送されたドキュメンタリー映画をもとに、文書、写真、科学者たちのインタビューで構成されています。

オッペンハイマーについて学ぶ

原爆の被害国として、オッペンハイマーがどういった人物だったのか、学ぶべきだと感じました。

クリストファー・ノーランの映画『オッペンハイマー』を観ながら、今回紹介した本を手にとってほしいと思います!

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