『アンチヒーロー』8話について、ネタバレであらすじを解説していきます。2024年6月2日(日)よる9時放送。
『アンチヒーロー』8話あらすじ
明墨(長谷川博己)の真の目的についに辿り着いた赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)。次なるターゲットの闇を暴くことで炙り出される、12年前の驚愕の真実とは!?
『アンチヒーロー』8話ネタバレ
12年前の真実…
明墨(長谷川博己)は、志水(緒形直人)は無実だと、志水の娘・紗耶(近藤 華)に伝えます。志水は、糸井一家殺人事件が起こった時刻は、娘に頼まれてぬいぐるみを公園に探しに行っていたと証言します。しかし明墨は、検察の正義を盲信し、彼が犯人だと疑いませんでした。明墨は「探していたじゃんなくて殺していたんだろ!」「これ以上家族を苦しみ続けるのか!」と、志水を追い込みます。
そして志水の奥さんは交通事故にあい、娘は児童養護施設へ。明墨は「本当なら違う人生があっただろうな…」と言うと、志水は号泣し泣きわめきます。
とうとう志水は「私が…やりました…」と自白をします。
被告人を死刑に処すると判決を出したのは、瀬古(神野三鈴)でした。
ある動画の行方は?
志水が冤罪ではないかと疑ったのは、明墨のかつての同僚・モモセでした。モモセは病気が見つかり、志半ばで調査を断念します。
千葉県警は、志水のアリバイを証明する動画を見つけていたことを掴んでいました。その動画を隠蔽したのが、倉田功(藤木直人)と伊達原(野村萬斎)でした。明墨は動画を探そうとしたが、地方に飛ばされてしまったのです。
緋山(岩田剛典)の犯罪の真相
赤峰(北村匠海)は、緋山(岩田剛典)からすべての経緯を聞きます。1年前、緋山の田舎にいた母が亡くなります。中学のときに父が亡くなり、女手一つで育ててくれて、会社を休もうとするものの、社長から行くならクビだと言われてしまいます。
あの夜、社長が「母親の教育が悪かったのかな、ごめん死んだんだっけ」と煽られて、緋山は「取り消せよ!」と激昂します。母親の形見の腕時計が、社長に踏まれて壊れるのを見ると、緋山は気がついたらハンマーを振り下ろしていたというのです。
明墨からの悪魔の誘い
緋山のもとに、明墨が面会にやってきます。
明墨はある動画を探していると、話します。闇サイトに女性を盗撮している動画が上がっていて、エゴシという男からの闇バイトで、緋山が撮影したものでした。
動画には近所の公園が映っていたのですが、2012年3月4日午後7時30分ごろ。それは糸井一家殺人事件が起こったのと同時刻でした。まったく別の場所にいた志水の無実を証明できる動画だったのです。
明墨は、動画の存在を知り、緋山に近づきました。緋山は
「動画はない。エゴシに送ったら終わりだ」と言います。
明墨は「エゴシを探してもらえませんか?」と伝えて、「ここから先はよーく考えてからお答えください」と緋山に告げます。
「緋山さん、人を殺したんですか?」
「もう一度お聞きします。あなたは人を殺しましたか?」
緋山がすべてのきっかけ
緋山がきっかけで、瀬古判事や倉田刑事部長の罪を暴こうと、明墨は動き出したことが判明します。
赤峰は、「この件が終わったら緋山に罪を認めさせると約束してください」と言い、緋山の血に染まった上着を明墨に渡します。
明墨は紗耶を連れて、志水のもとへ。志水は「会社のお金をもらってしまったのは事実」と言いながら、無実だと娘に伝えます。紗耶が「無実にしてくれるからだいじょうぶ」と言うと、志水はうなずきます。そして明墨は「私にあなたの無実を証明させてください」と、志水を説得するのです。
伊達原の勝利宣言
赤峰は闇バイトをするふりをして、エゴシを呼び出すことに成功。エゴシの本名は後藤秀一であることを突き止めます。
明墨はエゴシと交渉するものの、スピードが命と、すでに動画は手元にはないと言います。菊池検事がやってきて、周りはすべて同じだったのです。
動画は、伊達原のもとにありデータ消去をすると「天は正しいほうに味方する!」と、ハードディスクごと壊します。
明墨の法律事務所に、伊達原がやってきます。それは皮肉を交えた勝利宣言でした。