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『あの人が消えた』ラスト結末は?伏線の意味や真相をネタバレ考察!(あらすじ感想)

映画『あの人が消えた』は、高橋文哉主演のミステリー作品です。

テレビドラマ「ブラッシュアップライフ」の水野格監督によるオリジナル作品で、驚きのどんでん返しが待っています!

映画『あの人が消えた』について、ネタバレであらすじを解説していきます!

映画『あの人が消えた』あらすじ

「次々と人が消える」と噂されるいわくつきのマンションの担当になった配達員・丸子(高橋文哉)。日々マンションに出入りして荷物を届ける彼は、その住人のひとり・小宮(北香耶)は自身が愛読しているWEB小説の作者ではないか?と察して、密かに憧れを抱いていく。

しかしその一方で、挙動不審な住人の島崎(染谷将太)に小宮のストーカー疑惑が持ち上がり…。丸子は運送会社の先輩で小説家志望の荒川(田中圭)の協力を仰ぎ、他の住人たちに聞き込みを開始。事態は思わぬ方向へと突き進んでいく――。

映画『あの人が消えた』ネタバレ解説

ここから『あの人が消えた』をネタバレありで、徹底解説していきます!

目次

ネタバレ①殺害疑惑

丸子(高橋文哉)は、302号室の島崎(染谷将太)が205号室の小宮(北香那)をストーカーしていると疑い、調査を開始します。

小宮が心配になった丸子は、彼女の部屋のインターホンを押しますが、応答がありません。小宮が投稿している小説もここ数日更新がありませんでした。

丸子は、住人たちの証言を集めます。

201号室・巻坂(中村倫也)「小宮さんがぐったりしていて、島崎によく似た男性に抱えられていた」

301号室・長谷部(坂井真紀)「小宮さんがいなくなった日に隣のベランダを覗いたら、島崎が血だらけのワイシャツを着てタバコを吸っていた」

303号室・沼田(袴田吉彦)「小宮さんの部屋で血だらけの女性の幽霊を見た」

丸子は、島崎が小宮に危害を加えた可能性を考えますが、警察は島崎が心霊現象を調査する芸人だと説明します。

ネタバレ②驚きの結末へ

丸子は、島崎が小宮の部屋に入っていくところを目撃します。丸子と荒川(田中圭)は、小宮の部屋205号室へと入っていき、2人の話を聴くことに。

小宮は、島崎と自分は、マンションのテロリストを探すために捜査している公安職員だと話します。

丸子は、その嘘を見破って、島崎が脅していたことがわかります。島崎は連続殺人犯でした。丸子は荒川と2人で、島崎を取り押さえました。

警察の捜査によって、3ヶ月前に行方不明だった20号室の流川翼(金澤美穂)も、島崎の部屋で殺害されていたことが判明。

そして丸子は、小宮の部屋から自分の死体を見ます。

実は、丸子自身も、島崎によって殺害されていたことが判明。丸子は霊となっていました。

最後には、小宮の小説の中で、丸子は転生を果たします。

ネタバレ③ウソを見抜いたのは?

丸子は、どうやって小宮と島崎の話のウソ見抜いたのでしょうか?

小宮の隠れたメッセージが、部屋に散りばめられていました。

  • 本棚に「須藤」という著者の本があった
  • 本棚に「別府温泉湯けむり殺人」という本があった
  • 「TERADA(寺田)」という化粧品
  • 梅沢富美男の本
  • コップのメーカー「SOMA(相馬)」

「すどう」「べっぷ」「てらだ」「うめざわ」「そうま」の頭文字をつなげると「すべてうそ」となります。

これはウェブ小説家の小宮が、作中内で使っていたトリック。登場人物の名前の頭文字をつなげると暗号になるという仕掛けです。

丸子が、小宮のファンであることから成立したメッセージでした。

ネタバレ④登場人物の名前に隠された伏線

本作は、登場人物の名前からして伏線があります。部屋番号の順に登場人物の名前を並べてみます。

  • 201号室・巻坂(まきさか)
  • 203号室・流川(るかわ)
  • 205号室・小宮(こみや)
  • 301号室・長谷部(はせべ)
  • 302号室・島崎(しまざき)
  • 303号室・沼田(ぬまた)

登場人物の頭文字を読んでいくと、「まるこはしぬ」となります。

さらに丸子夢久郎(まるこ・むくろう)という名前自体が、大きなネタバレになっています。

映画『シックス・センス』の主人公の名前が、「マルコム・クロウ」なんですね。

映画『シックス・センス』は、主人公が冒頭から死んでいて、それに気づかないまま物語が進んでいきます。

『あの人が消えた』スタッフ

  • 監督・脚本:水野格
  • 音楽:カワイヒデヒロ
  • 主題歌:NAQT VANE「FALLOUT
  • 配給:TOHO NEXT
  • 上映日:2024年9月20日
  • 上映時間:104分

『あの人が消えた』出演者

  • 丸子夢久郎(高橋文哉): 配達員
  • 荒川渉(田中圭): 配達員で小説家志望。丸子の先輩
  • 巻坂健太(中村倫也): 201号室、ゴミの分別をしない
  • 流川翼(金澤美穂): 203号室、ずっと不在の住人
  • 小宮千尋(北香那): 205号室、WEB小説家
  • 長谷部弘美(坂井真紀): 301号室、猫好きおばさん
  • 沼田隆(袴田吉彦): 303号室、文句が多い男
  • 島崎健吾(染谷将太): 302号室、怪しい男

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