ドラマ『海に眠るダイヤモンド』は、神木隆之介が主演を務める日曜劇場作品です。
『海に眠るダイヤモンド』5話では、いづみの正体が明かされました。
ドラマ『海に眠るダイヤモンド』5話について、ネタバレで解説していきます。
TBS系で毎週日曜よる9時から放送。
『海に眠るダイヤモンド』5話あらすじ
現代。いづみ(宮本信子)の家に、DNA鑑定の結果が届く。はたしていづみと玲央(神木隆之介)に血縁関係はあるのか。次々と明らかになる真実。2018年に生きるいづみは一体誰なのかーー?
1958年12月。「全日本炭鉱労働組合」の意向に従い、一平(國村隼)や進平(斎藤工)たち鉱員は、期末手当の賃上げを求める“部分ストライキ”を行なおうとしていた。しかし鉄平(神木隆之介)たち鷹羽鉱業側は、鉱員たちの要求を退け、鉱山のロックアウトを実施。ロックアウトされると賃金自体が出ないため鉱員たちは生活に困るのだ。
父や兄、そして家族同然に思う鉱員たちと対立するという不本意な事態に、労働組合制度の仕組みに疑問を持つ鉄平。そして鉱員たちの間では、ロックアウトを選択した炭鉱長の辰雄(沢村一樹)への不満が蔓延していた。
そんな中、リナ(池田エライザ)は進平に、自身の悲しい過去を語り始める。
引用:公式サイト
『海に眠るダイヤモンド』5話ネタバレ
『海に眠るダイヤモンド』5話についてネタバレで解説していきます。
ネタバレ①DNA鑑定の結果は?
現代、いづみ(宮本信子)の家にDNA鑑定の結果が届きます。いづみと玲央(神木隆之介)の間に血縁関係があるのか、その真相が明らかになろうとしています。
DNA鑑定の結果、いづみと玲央は「肯定確率0.01%未満」でした。すなわち孫ではないことが判明しました。
ネタバレ②一島一家
1958年12月。「全日本炭鉱労働組合」の方針に従い、一平(國村隼)や進平(斎藤工)たち鉱員は、期末手当の賃上げを求めた“部分ストライキ”を計画していました。
しかし、鉄平(神木隆之介)を含む鷹羽鉱業側は、鉱員たちの要求を拒否し、鉱山のロックアウトを実施します。ロックアウトによって賃金が支払われず、鉱員たちは生活に困窮していきます。
父や兄、そして家族同然の鉱員たちと対立する状況に、不本意さを感じる鉄平。彼は労働組合制度の在り方に疑問を抱き始めます。鉱員たちの間では、ロックアウトを決断した炭鉱長の辰雄(沢村一樹)への不満が広がっていきます。
さらに賢将(清水尋也)は、鉱員の小鉄にひやかされて、ケンカをしてしまいます。賢将が悪いことにされて、鉱員からさらに不満を持たれます。賢将は、父親・辰雄に「オレはあんたみたいな人間にはなりたくない」と告げます。
百合子(土屋太鳳)が賢将に寄り添います。百合子は「私は一生だれとも結婚できない、付きあえないと言ったのを、付き合おうよと言ってくれたでしょ」と話します。
ネタバレ③リナの過去
そんな中、リナ(池田エライザ)は進平に、自身の悲しい過去を語りはじめます。リナは博多のフロリダで働いていました。最初の恋人は事故で死んだ、次の恋人は殺されました。博多の店を仕切っていた興行主によって。リナの付き人でいっしょに逃げようとしていたと言います。
進平は、妻が亡くなったことを告げます。リナは「私たちもうだれも好きなっちゃいけないね。もうだれも愛さない」と、言い聞かせるように話します。
そして小鉄がリナを見つけると、博多のフロリダと声を出します。小鉄は、博多からやってきたヤクザものでした。小鉄がリナを襲うと、進平が小鉄を撃ち殺します。
ネタバレ④いづみの正体が判明
鉄平は、賢将が朝子を好きだとわかります。
鉄平は賢将に「朝子のことが好きなんだ」と告げます。賢将のことも好きで、鉄平はみんなが幸せになってほしいと伝えます。
賢将「わがままだなお前は。オレは幸せ者なのかもしれない」
そして現代、いづみの秘密が明かされます。
いづみは、旧姓で「出水」という漢字であること。そしていづみの名前は、「朝子」だったのです。
『海に眠るダイヤモンド』残る謎を考察
いづみの正体は朝子だということが判明しました。これまでの残る謎を考察していきたいと思います。
考察①鉄平との関係は?
いづみが朝子ということは、鉄平との関係はどうなるのでしょうか?以下のことがわかっています。
- 朝子と玲央には、血縁関係がない
- 朝子と鉄平は相思相愛
ここから、朝子と鉄平の間に、子どもは産まれなかった可能性が高そうです。
さらに、リナと進平は恋愛関係に発展しました。そうすると1話冒頭で、リナが抱えていた赤ん坊は、進平との子どもで確定でよさそうです。
すると、以下の関係性が見えてきます。
朝子と鉄平は思いを伝えてつき合って結婚しますが、端島閉山の前の陥落事故などで、鉄平は命を落とす。朝子は悲嘆に暮れながら、鉄平のノートを形見として持っているというわけです。
考察②朝子の再婚相手は?
いづみ(朝子)の夫は、20年以上前に亡くなっています。玲央の両親は、母親はどこかで男と暮らしている、父親は顔も名前も知らない。日下は、母親の名前になります。
朝子の亡くなった夫は、ズバリ賢将(清水尋也)でしょう。
鉄平を失って悲嘆に暮れていた朝子を、賢将はいっしょになろうと守ろうとしたのです。
いづみ(朝子)の会社は、ルーフトップグリーニングデザイン&システムという名前でした。さらに会社説明では、「空から見た日本は何色ですか?」というコピーがありました。これは屋上庭園の仕事をしていることになります。
端島は、敷地がせまいこともあり、屋上で庭園を作ることが発展していたんですね。これを賢将が起業して、会社を大きく成長させたのではないでしょうか。
考察③玲央はだれの孫なのか?
朝子の孫ではないとすると、玲央はだれの孫なのでしょうか?
朝子ではないだれかと鉄平が結ばれた可能性は残されていますが、それはないでしょう。
やはり玲央は、進平とリナの孫という可能性が高そうです。
リナを狙ってヤクザ者がやってきて、進平は命を落とすのだと思われます。からくも、リナは子どもといっしょに端島を出ることには成功しました。
しかし現実社会での生活は、困窮を極めます。その子も結婚したものの、生計を立てることができずに、玲央は苦労したのではないでしょうか。
玲央は、日下姓を名乗っていますが、これは母親の旧姓です。産まれたときは母親が近くにいましたが、離れ離れになってどこかで男を作っていると、玲央は考えています。さらに父親は会ったこともないと言います。
おそらくこの父親は、荒木姓なのでしょう。
荒木進平の息子が、玲央の父親になります。
考察④なぜいづみは玲央と出会わなかったのか?
いづみはなぜ今になって、玲央に接近したのでしょうか。
おそらく玲央の居場所を知らなかったのでしょう。子どもが産まれたことすら、知らなかった可能性があります。
玲央の存在にたどり着いて、いまの生活を知って、なんとか救いたいと考えてたのでしょう。また、端島での思い出をなかったことにしたくないという思いが強く、玲央に伝えようとしているのではないでしょうか。
だからこそ結婚しない?と興味を持ってもらい、端島へと玲央を連れ出していったのです。さらに社長を任せようとしているのも、半分本気なのだと考えられます。
『海に眠るダイヤモンド』登場人物
- 鉄平(神木隆之介):端島生まれ。鷹羽鉱業の職員に。
- 玲央(神木隆之介):ホストクラブ「Heaven’s Jail」のホスト。
- 進平(斎藤工):鉄平の兄で炭鉱員。
- 朝子(杉咲花):銀座食堂の看板娘。鉄平に思いを寄せる。
- リナ(池田エライザ):端島へ来た謎の女歌手。
- 賢将(清水尋也):鉄平の親友でライバル。鷹羽鉱業幹部職員の息子。
- 百合子(土屋太鳳):鷹羽鉱業職員の娘。過去を抱える。
- いづみ(宮本信子):玲央にプロポーズし長崎へ連れていく謎の婦人。
- ハル(中嶋朋子):鉄平と進平の母。
- 一平(國村隼):ベテラン炭鉱員で鉄平と進平の父。
- 寿美子(山本未來):百合子の母。
- 辰雄(沢村一樹):鷹羽鉱業幹部職員。賢将の父。
- 和尚(さだまさし):端島唯一の寺の和尚。
- 廣田(渡辺憲吉):炭鉱長。
- 松原(大下ヒロト):鉄平の同僚職員。
- 和馬(尾美としのり):IKEGAYA株式会社役員。池ヶ谷家の長男。
- 鹿乃子(美保純):IKEGAYA株式会社役員で和馬の姉。
- 澤田(酒向芳):秘書。
- 雅彦(宮崎吐夢):鹿乃子の夫でIKEGAYA株式会社役員。
- ミカエル(内藤秀一郎):ホストクラブのナンバー2。
- ライト(西垣匠):玲央の後輩で友人のホスト。
- 星也(豆原一成):和馬の息子で法学部を目指す浪人生。
- 千景(片岡凜):鹿乃子と雅彦の娘で医学部に合格。
- アイリ(安斉星来):ミカエルの客で高級キャバクラ嬢。
『海に眠るダイヤモンド』スタッフ・主題歌
- 脚本:野木亜紀子
- 音楽:佐藤直紀
- 主題歌:King Gnu「ねっこ」
- 演出:塚原あゆ子、福田亮介、林啓史、府川亮介
- プロデュース:新井順子、松本明子
- スーパーバイザー:那須田淳、岡崎吉弘
- 編成:中井芳彦、後藤大希
- 制作協力:NBC長崎放送
- 製作:TBSスパークル、TBS