ドラマ『愛の、がっこう。』は、主演・木村文乃、共演・ラウール(Snow Man)のラブストーリー。ドラマ『愛の、がっこう。』について、あらすじ・ネタバレで解説していきます。
フジテレビ系で毎週木曜よる10時から放送。
『愛の、がっこう。』あらすじ
堅い家庭に育ち、真面目一筋で生きてきた高校教師・小川愛実(おがわ・まなみ)は、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)と出会います。彼に言葉や社会の仕組みを教える“個人授業”を始めます。
秘密裏に続けられるその授業の中で、2人は次第に心の距離を縮めていきます。しかし、その関係は周囲の理解を得られず、愛実とカヲルには批判や非難、嫉妬や憎しみといった容赦ない現実が降りかかるのです。真逆の世界に生きる2人の絆が試されていきます。
『愛の、がっこう。』相関図

参考:公式サイト
『愛の、がっこう。』原作は?
『愛の、がっこう。』は、原作はなく、完全オリジナル作品となります。
脚本は、ドラマ『白い巨塔』や『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』、『緊急取調室』シリーズなど、数々の話題作を手がけてきた井上由美子。人間描写の名手が、テレビドラマとしては2014年の『昼顔』以来のラブストーリーを手がけます。
さらに演出はドラマ『白い巨塔』、『昼顔』シリーズ、『シャーロック アントールドストーリーズ』シリーズで井上と共に作品を作り上げてきた西谷弘。近年は『あなたがしてくれなくても』、『嘘解きレトリック』などを手がけています。そして本作のプロデューサーはドラマ『ナンバMG5』やドラマ『ブルーモーメント』の栗原彩乃。
『愛の、がっこう。』ネタバレ解説
『愛の、がっこう。』を各話ネタバレ解説していきます。
ネタバレ1話
私立ピエタス女学院高校の3年の担任・愛実(木村文乃)は、銀行員の洋二(中島歩)と交際しているものの、どこか心に迷いを抱えていました。そんな中、生徒の夏希(早坂美海)がホストクラブに通い詰めていたことが発覚。愛実は担任としてホストクラブへ向かい、夏希がホストのカヲル(ラウール)に甘えている現場を目撃します。
愛実は2人を引き離し、夏希は特別指導を受けることに。さらに、夏希の母の頼みで「今後一切連絡を取らない」との念書をカヲルに書かせるべく、愛実は友人の百々子(田中みな実)と再びホストクラブを訪れます。カヲルは念書を出すと約束するも、学校には届かず、愛実は取りに戻ります。
そこで彼の稚拙な文字を見た愛実は書き方を丁寧に教え、念書を受け取ります。
一方で洋二は別の女性と関係がありながら体裁のため愛実との結婚を望んでおり、愛実はその関係に終止符を打つ決断を下します。
ネタバレ2話
念書によって一旦は事態が収まったものの、そのことを知った夏希(早坂美海)が姿を消してしまいます。愛実(木村文乃)は、ホストのカヲル(ラウール)から「夏希の居場所を教える」と連絡を受けます。実は夏希は、カヲルから「いい大学に入って金持ちになったら俺の愛を買いに来い」と諭されていたのでした。
一方、愛実は洋二(中島歩)から「やり直したい」と連絡を受け、友人の百々子(田中みな実)と共に会うことに。洋二は百々子から鋭い質問を浴びせられます。
その頃、ホストクラブ「THE JOKER」にはカヲルの母・奈央(りょう)が現れ、病気の弟の治療費をカヲルに求めます。さらに、カヲルに対抗心を持つホスト・つばさ(荒井啓志)の常連客・明菜(吉瀬美智子)も現れ、カヲルに興味を示します。
愛実は洋二との婚約を決意し、両親も大喜び。2人は婚約指輪を見に行き、その後ホテルへ向かいますが、偶然カヲルとエレベーターで出くわします。その夜、屋上に呼び出された愛実は、カヲルが自分の名前を練習して書けるようになったことに感動。愛実はこれからも文字を教えると伝え、カヲルは「恋愛を教える」と笑顔で返すのでした。
ネタバレ3話
愛実(木村文乃)はカヲル(ラウール)に読み書きを教える中で、人に何かを教えることの喜びを改めて実感します。一方で、友人の百々子(田中みな実)がカヲルを取材することになり、愛実はカヲルと定期的に会っていることを思わず隠してしまいます。
愛実に心を開き始めた夏希(早坂美海)は、アメリカの大学を目指すと宣言。さらに「カヲルとは住む世界が違う」と語り、愛実はその言葉に複雑な思いを抱きます。
読み書きの勉強後、カヲルは愛実を店に誘いますが、愛実が断ると「つまんねー女」と冷たい態度をとり、愛実は怒って帰ってしまいます。
カヲルは、愛実からもらったペンを見つめながら、文字が書けずいじめられた過去や、母・奈央(りょう)との辛い記憶を思い出していました。
その後、愛実は洋二(中島歩)との両家顔合わせに臨みますが、洋二は愛実の行動を疑い、尾行を始めます。愛実は学校で捨てたカヲルの手紙を拾い、再びカヲルの店へ向かいます。
その手紙は、愛実が宿題として出したもの。カヲルの拙いながらも懸命に書いた文字を見た愛実は、彼のNo.1獲得を応援しようと店で遊ぶことを決意。そこに現れた明菜(吉瀬美智子)がカヲルを侮辱するも、愛実は「カヲルさんはバカじゃありません」と毅然と告げます。カヲルは愛実を追いかけ、抱きしめるのでした。
ネタバレ4話
愛実(木村文乃)はカヲル(ラウール)に誘われますが、最終的に彼に文字の勉強を続けたいと頼まれ怒りをおさめます。生徒たちとの関係も少しずつ良くなり、副担任の佐倉(味方良介)から学習障害の研究を教わるなど、教師としても自信を深めていきます。
一方、百々子(田中みな実)は川原(中島歩)から「愛実がホストクラブに入っていくのを見た」と連絡を受けます。川原の尾行を疑う百々子に対し、川原は否定せず口止めを依頼。百々子は愛実に忠告しますが、愛実は「保護者面はやめて」と突っぱね、二人は絶交状態に。
愛実は川原に距離を置きたいと告げ、彼を残して去ります。屋上で待っても現れないカヲルを心配して店を訪れると、彼は上機嫌で接客中。煽られた愛実はつい「好きなものを頼んでいい」と伝え、カヲルは50万円のシャンパンを注文。支払いの段になって驚いた愛実は、「骨の髄までホストですね」と言い残し、立ち去ります。
その後、百々子から「ジョーカー」のオーナー・松浦(沢村一樹)が前科持ちだと聞き、ホストとの関係を心配されます。松浦もまた、カヲルに「50万円は客を遠ざける」と叱責し、№1の器ではないと突き放します。
カヲルは母の再婚相手から金をせびられ絶縁を決意。川原は愛実の不在中に父(酒向芳)を訪ね、外堀を埋めようとしますが、愛実は結婚に迷いを感じていました。
そしてカヲルは屋上で愛実に50万円を返し、「俺なんかに優しくしないで」と別れを告げるのでした。
ネタバレ5話
小川愛実(木村文乃)に「終わりにしたい」と告げて去っていくカヲル(ラウール)を、愛実は「まだあなたに何も教えられてない」と呼び止める。カヲルは「先生は俺のことが好きなんだよ」「俺もそうだから」と突然告白する。愛実は「すぐに飽きる」と笑ってみせ、今後も先生と生徒の関係を続け、好意があることは二度と口にしないように、とカヲルに伝える。
川原洋二(中島歩)は町田百々子(田中みな実)の職場を訪ね、尾行の件を愛実に話したのかと問う。愛実との仲を取り持ってほしいという川原に対し、自分自身にやましい所はないのかと尋ねる百々子。川原は最近まで愛実以外にも付き合っていた女性がいたと白状する。百々子はそのことを正直に愛実に言うようにと話す。川原は愛実を呼び出し、尾行の件を謝罪した上で別の女性と会っていたと打ち明ける。それを聞き、カヲルに字を教えていることを話す愛実。川原は一定の理解を示すものの、教師として誤解を受けないようにした方が良いのでは、と助言する。学校が夏休みに入り、副担任の佐倉栄太(味方良介)がカヲルの指導を手伝うことに。愛実が佐倉を屋上に連れてきたことに、明らかに不満そうなカヲル。佐倉はカヲルに本を読ませて障害の程度を見極めようとするが、カヲルは突然「本を買いに行きたい」と愛実の手を取ってその場から立ち去る。
本を買い、「勇樹に本を買ってきた」と香坂奈央(りょう)の元を訪ねるカヲル。弟・勇樹(あお)を連れて愛実と公園へ。愛実が勇樹に本を読んであげていると、カヲルも興味を示す。「鷹森さんも先を知りたい?」と愛実が笑いかけると、カヲルは「そんなガキじゃねぇ」と言い放つも、いい雰囲気に。
その頃、川原は愛実の両親に「愛実がホストに勉強を教えている」と伝えていた…。
参考:公式サイト
『愛の、がっこう。』登場人物
- 小川愛実(木村文乃):私立女子高の教師。
- 鷹森大雅/カヲル(ラウール/Snow Man):読み書きが苦手なホスト。
- 町田百々子(田中みな実):愛実の友人で雑誌記者。
- 川原洋二(中島歩):愛実の婚約者で銀行員。
- 竹千代(坂口涼太郎):ホストクラブ「ジョーカー」のスタッフ。
- 佐倉栄太(味方良介):愛実の同僚で副担任。
- 田所雪乃(野波麻帆):愛実の同僚教師。
- 沢口夏希(早坂美海):愛実のクラスの生徒。ホストにのめり込む。
- つばさ(荒井啓志):カヲルのライバルホスト。
- ヒロト(別府由来):ホストクラブ「ジョーカー」のスタッフ。
- 香坂奈央(りょう):カヲルの母。借金を抱えている。
- 小川早苗(筒井真理子):愛実の母。
- 小川誠治(酒向芳):愛実の父。
- 松浦小治郎(沢村一樹):ホストクラブ「ジョーカー」のオーナー。刑務所経験あり。
『愛の、がっこう。』スタッフ・主題歌
- 脚本:井上由美子(『白い巨塔』『昼顔』シリーズ『緊急取調室』シリーズ ほか)
- 音楽:菅野祐悟
- 主題歌:レイニ「Spiral feat. Yura」
- 演出:西谷弘(『白い巨塔』『昼顔』シリーズ『あなたがしてくれなくても』ほか)、高橋由妃、山田勇人(スイッチ)
- プロデュース:栗原彩乃(『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』『ナンバMG5』『ブルーモーメント』ほか)
- 制作著作:フジテレビ
『愛の、がっこう。』スタッフ・主題歌
- 脚本:井上由美子(『白い巨塔』『昼顔』シリーズ『緊急取調室』シリーズ ほか)
- 音楽:菅野祐悟
- 主題歌:レイニ「Spiral feat. Yura」
- 演出:西谷弘(『白い巨塔』『昼顔』シリーズ『あなたがしてくれなくても』ほか)、高橋由妃、山田勇人(スイッチ)
- プロデュース:栗原彩乃(『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』『ナンバMG5』『ブルーモーメント』ほか)
- 制作著作:フジテレビ
『愛の、がっこう。』最終回結末はどうなる?
ドラマ『愛の、がっこう。』最終回では、教師の小川愛実(木村文乃)とホストのカヲル(ラウール)の関係が大きな転機を迎えていくはずです。最初は反発し合っていた二人ですが、読み書きを教える“個人授業”を通じて徐々に心を通わせ、やがて相思相愛の関係へと発展します。しかしその矢先、大きな障壁が立ちはだかるのです。
愛実の父親は、教師として真面目に生きてきた娘にとって、ホストとの恋愛は絶対に許されないと強く反対。愛実自身も、これまで父の言う通りに生きてきた人生だったため、その影響は大きく、苦悩します。
一方カヲルにとっても、ホストとしてナンバーワンを目指すうえで、真剣な恋愛は足かせとなりかねません。加えて、学歴や育った環境の差も二人の間には大きく横たわっており、それぞれが自分の道を問い直す決断を迫られることになります。
結末では、愛実とカヲルがこの困難をどう乗り越え、どんな未来を選ぶのかが描かれると予想されます。

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