ドラマ『御上先生』は、松坂桃李主演の大逆転教育再生ストーリーです。
ドラマ『御上先生』について、あらすじ・ネタバレで解説していきます。
TBS系で毎週日曜よる9時から放送。
『御上先生』あらすじ
東大卒のエリート文科省官僚である御上孝(松坂桃李)は、「日本の教育を変えたい」という熱意から文科省官僚になりました。しかし、現実は理想とかけ離れていることに気づきます。「考える力」を育てるという教育改革は形だけのもので、日本の中枢は改革どころか、自分たちの保身ばかりに終始していました。さらに、子どもたちが未来を夢見るべき教育現場さえも、大人たちの権力争いの道具と化している現状を目の当たりにします。
そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって、御上は私立高校へ出向するよう命じられます。それは、事実上の左遷人事でした。
しかし御上は、「制度を作る立場では変えられないのなら、現場から声をあげ、制度の内部から変革を起こそう」と決意。自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生たちを導きながら、権力に立ち向かっていくのでした。
引用:公式サイト
『御上先生』原作は?
『御上先生』は、原作はなくオリジナル作品になります。
脚本は、詩森ろばです。詩森ろばは、映画『新聞記者』で高石明彦、藤井道人と共同脚本を務めました。さらに詩森ろばは、演劇ユニット「serial number」を主宰しています。
ほかにも『群青領域』(2021年、NHK総合)で長田育恵と共同脚本、『この花咲くや』(2022年、NHK BSプレミアム) で脚本を担当しました。
『御上先生』ネタバレ解説
『御上先生』を各話ネタバレ解説していきます。
ネタバレ1話
国家公務員試験の会場で21歳の男性・渋谷が刺される事件が発生。同じ会場にいた青山弓弦(22歳)が犯人として逮捕されました。
そして文科省官僚の御上孝(松坂桃李)が、私立隣徳学院に赴任。3年2組で授業を行います。
教壇に立つ御上の前には、29人の生徒たち。それぞれがさまざまな想いを抱えながら授業に向き合っています。そんな中、御上が投げかけたある問いが、生徒たちの心に波紋を広げ、その想いを大きく動かしていくのです。
御上は、生徒たちに「エリートとは何か」を問いかける授業をします。御上は、エリートを「ただの上級国民予備軍」としながらも、「エリートを育てないと国が滅びる」と語ります。
一方で、隣徳学校では、教師の不倫を暴かれて退職した冴島や、生徒たちに関する密告など、問題が次々と浮上。文科省から民間研究機関への天下り不正に御上が関与していたのではという疑惑も、校内新聞に掲載されました。
エリートは「神に選ばれた者」として弱者に寄り添うべきだとする御上。殺人事件、不倫、文科省の不正が複雑に絡み合い、すべてが一つに繋がっていくのです。
ネタバレ2話
試験会場で起きた殺人事件と、自分がリークした不倫記事の関係が気になる神崎(奥平大兼)は、御上(松坂桃李)の言葉をきっかけに、隣徳学院を辞めた元教師の冴島(常盤貴子)を訪ねます。
一方で御上は、生徒たちに神崎の記事を題材に討論させ、事件や記事の背景を考えさせます。その頃、文科省の塚田(及川光博)と槙野(岡田将生)も動き始めます。
殺人事件、不倫記事、隣徳学院、そして文科省――これらがどう繋がっているのか。さらに、犯人の真の目的とは何なのか?
ネタバレ3話
御上(松坂桃李)は、殺人犯・真山弓弦(堀田真由)と面会し、事件が社会に与えた影響について語ります。彼はなぜ真山のもとを訪れたのでしょうか。
一方、神崎(奥平大兼)は、自ら書いた記事の真実を知るため、冴島(常盤貴子)に問い詰めます。
御上の存在は、次第に3年2組の生徒たちを動かしていきますが、同時に反発も生まれます。そんな中、彼はどのように生徒たちを導いていくのでしょうか。
そして、ついに御上の過去が明かされます。彼の前にたびたび現れる謎の青年の正体とは、御上の実の兄でした…。
ネタバレ4話
冴島(常盤貴子)と国家公務員採用総合職試験会場での殺人事件の関係が公になり、神崎(奥平大兼)は責任を感じて冴島のパート先を訪れますが、すでに辞めた後でした。
一方、教室では御上の提案により、生徒たちが議論を始めます。文化祭の展示のテーマで、教科書検定を扱うべきかどうか、ディベートがはじまります。
さらに、隣徳学院にはヤマトタケルを名乗る人物からのFAXが届き、是枝(吉岡里帆)は自分なりの答えに辿り着きます。
ネタバレ5話
神崎(奥平大兼)は御上(松坂桃李)と共に、ついに弓弦(堀田真由)と面会します。明かされる弓弦の過去。心を閉ざした彼女に、神崎は被害者の渋谷の母親からの手紙を読み上げます。
一方、3年2組の生徒たちは、高校生ビジネスプロジェクトコンクールに向けて準備を進めます。しかし、そこには大人社会の権力構造が影を落としていました。生徒たちは忖度を超えたプレゼンを目指し、議論を重ねていきます。
そして、御上に立ちはだかる試練とは――。
ネタバレ6話
週刊誌に記事が掲載され、生徒たちは御上の兄・宏太(新原泰佑)の存在を知ります。生徒からの問いかけに、御上は「昔のことだ」と答えるだけで詳しく語りません。
しかし、御上の過去を知るある人物の後押しを受けて、ついに静かに口を開きます。
ネタバレ7話
ヤマトタケルから3通目のFAXが届き波紋を広げる中、文科省では、津吹(櫻井海音)に悲劇が訪れる。目の当たりにした槙野(岡田将生)は…。
一方、椎葉(吉柳咲良)が行っていたことが判明し、学校は退学処分を下す。心配する生徒たちに御上(松坂桃李)は、椎葉の問題が、社会問題とも通じていることを提起する。
問題に向き合った生徒たちは、思いもよらぬ行動に出る。
引用:公式サイト
『御上先生』登場人物
- 御上孝(松坂桃李)
- 是枝文香(吉岡里帆)
- 神崎拓斗(奥平大兼)
- 富永蒼(蒔田彩珠)
- 次元賢太(窪塚愛流)
- 椎葉春乃(吉柳咲良)
- 宮澤涼(豊田裕大)
- 東雲温(上坂樹里)
- 千木良遥(髙石あかり)
- 徳守陣(八村倫太郎)
- 冬木竜一郎(山下幸輝)
- 和久井翔(夏生大湖)
- 倉吉由芽(影山優佳)
- 櫻井未知留(永瀬莉子)
- 安西淳平(森愁斗)
- 小栗天音(安斉星来)
- 晴山奈緒(矢吹奈子)
- 香川大樹(今井柊斗)
- 波多野侑(真弓孟之)
- 榎本咲良(西本まりん)
- 遠田祥子(花岡すみれ)
- 戸隠栞(野内まる)
- 村岡渉(山田健人)
- 伊原宙(渡辺色)
- 高梨晋太郎(青山凌大)
- 川島圭祐(藤本一輝)
- 遠藤雄大(唐木俊輔)
- 綾瀬智花(大塚萌香)
- 市原穂波(鈴川紗由)
- 金森絵麻(芹澤雛梨)
- 名倉知佳(白倉碧空)
- 槙野恭介(岡田将生)
- 溝端完(迫田孝也)
- 一色真由美(臼田あさ美)
- 津吹隼人(櫻井海音)
- 中岡壮馬(林泰文)
- 塚田幸村(及川光博)
- 冴島悠子(常盤貴子)
- 古代真秀(北村一輝)
『御上先生』スタッフ・主題歌
- 脚本 :詩森ろば
- プロデューサー :飯田和孝、中西真央、中澤美波
- 演出 :宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜
- 音楽 :鷺巣詩郎
- 脚本協力 :畠山隼一、岡田真理
- 教育監修 :西岡壱誠
- 学校教育監修 :工藤勇一
- 製作著作 :TBS
『御上先生』最終回はどうなる?考察
御上が言うように、すべての出来事がつながっているようです。
- 国家公務員試験会場での殺人事件
- 不倫記事
- 隣徳学園と文科省とのつながり
- 文科省での天下り事件
- 御上の過去
御上は、バタフライエフェクトの話をしていました。神崎が不倫記事を書いたことが、大きな起点になっていたようです。
そうなると冴島(常盤貴子)がカギを握っていることは間違いないでしょう。冴島の不倫相手が官僚で、御上が左遷されたきっかけの天下り事件の犯人という可能性はありそうです。
最終回までにかなり伏線が張り巡らせていて、目が離せません!
コメント