ドラマ『しあわせな結婚』は、阿部サダヲ・松たか子出演のマリッジサスペンスです。ドラマ『しあわせな結婚』について、あらすじ・ネタバレで解説していきます。
テレビ朝日系で毎週木曜よる9時から放送。
『しあわせな結婚』あらすじ
原田幸太郎は、世間の注目を集めるセンセーショナルな事件で、数々の無罪判決を勝ち取ってきた人気弁護士です。テレビ番組にも出演し、お茶の間からも絶大な支持を集めています。
仕事に支障が出ることを嫌い、長年独身を貫いてきた彼ですが、ある日、運命的な出会いを果たします。そして、50年間貫いてきた“独身主義”をあっさりと捨て、電撃的に結婚しました。
しかしその結婚の後、彼が知ることになるのは――愛する妻が抱える《大きな秘密》でした。
果たして原田は、その秘密を知ってもなお、妻を愛し続けることができるのでしょうか。
『しあわせな結婚』原作は?
『しあわせな結婚』は、原作はなく、完全オリジナル作品となります。
脚本は、大河ドラマ『光る君へ』、連続テレビ小説『ふたりっ子』、『長男の嫁』『和田家の男たち』『セカンドバージン』『大恋愛~僕を忘れる君と』『あのときキスしておけば』『星降る夜に』などを手がけた大石静。
監督を務めるのは黒崎博。これまでに大河ドラマ『青天を衝け』や、連続テレビ小説『ひよっこ』などのヒット作を手がけてきました。Netflix配信ドラマ『さよならのつづき』では、グローバルTOP10(非英語部門)で10位にランクインし、国内外から高い注目を集めています。本作で初めて民放の連続ドラマの演出を担当しています。
『しあわせな結婚』ネタバレ解説
『しあわせな結婚』を各話ネタバレ解説していきます。
ネタバレ1話
人気弁護士の原田幸太郎(阿部サダヲ)は、50歳の独身主義者。ある日、脚を怪我して入院した病院で、鈴木ネルラ(松たか子)と出会います。
なぜか彼女から紙袋を渡され、中には手土産と現金が。ネルラが医師に渡しそびれたものでした。幸太郎はすぐに返金し、やがて2人は急接近。ネルラの「うちに来ませんか?」の一言で、2人は電撃結婚します。
ネルラの家族は父・寛(段田安則)の所有するマンションに住み、週に一度は家族全員で食卓を囲みます。
ある日、幸太郎は外食の約束に来なかったネルラが、謎の男と会っている場面を目撃。不審に思い問いただすと、ネルラは「理由は言えない」と答えます。
翌日、幸太郎は男が警視庁捜査一課の刑事・黒川竜司(杉野遥亮)であると知り、ネルラの元婚約者が死亡した事件の再捜査が始まったことを知らされます。
ネタバレ2話
幸太郎(阿部サダヲ)は、15年前にネルラ(松たか子)が関わった事件について、臼井(小松和重)に調査を依頼します。当時、ネルラは婚約者・布勢夕人(玉置玲央)から無理心中を迫られ、頭を打って気を失い、その後の記憶がないと供述していたようです。布勢の遺体には2ヶ所の打撲痕が残っていました。
家族での夕食中、幸太郎が位牌にあるもう1人の名前について尋ねると、弟のレオ(板垣李光人)は無言で無視します。後日、父・寛(段田安則)と叔父・考(岡部たかし)から「ネルラとレオは母親が同じで18歳差。レオの出産後、母は亡くなった」と聞かされます。
そしてついに、ネルラは幸太郎に過去を打ち明けます。大学時代の同期・布勢と恋人関係になり、イタリア留学後も交際は続いていましたが、布勢は絵が描けなくなって精神的に不安定に。無理心中を迫られたネルラは頭を打ち、目覚めたときには布勢が亡くなっていたのです。
「自分がやったかどうかもわからない」と語るネルラに、幸太郎は「2人で今の幸せを絶対に守ろう」と誓います。
ネタバレ3話
幸太郎(阿部サダヲ)は、ネルラ(松たか子)から「法律家として、公益や真実を後回しにしてまで私を守っていいのか」と問いかけられ、葛藤します。臼井(小松和重)からは、15年前の事件現場となったアトリエに争った形跡と血痕があったこと、布勢夕人(玉置玲央)の遺体には2ヶ所の打撲があり、殴られたのが階段から落ちる前か後かは不明だと聞かされます。
ネルラは、6歳で海で亡くなった弟・五守について語り、位牌はその弟のものであると明かします。幸太郎は鈴木家恒例の温泉旅行に同行し、父・寛(段田安則)から、ネルラが母と弟を亡くし、15年前の事件を経て心を閉ざした過去を知らされます。
後日、幸太郎とネルラはウエディングフォトを撮影するも、撮影中にネルラが倒れてしまいます。事件当時の記憶が蘇り、口数が減るネルラは「気絶から目覚めたとき、布勢の横に誰かがいた」と語ります。
幸太郎は「それが真犯人では?」と詰め寄りますが、ネルラは「検察みたいに尋問しないで!」と叫びます。耐えきれなくなった幸太郎は、「もうやっていけない」と言い残し、家を出ていきます。
ネタバレ4話
弁護士・原田幸太郎(阿部サダヲ)の妻・ネルラ(松たか子)の様子が、ある日を境におかしくなる。ネルラは、15年前に元婚約者・布勢夕人(玉置玲央)が転落死した際、その場にもう1人誰かがいたことを思い出したのだ。それを誰にも言わず心を閉ざしてしまったネルラと口論になり、家を飛び出した幸太郎は、独身時代に住んでおり、そのまま残していたマンションへ。
別れたくないけど、一緒にいるのも苦しい――。幸太郎は、事務所を訪ねてきたネルラに、少しの間別々に暮らして、お互い事件のことや今後のことを考えようと提案するのだが…!?
そんな中、2人が別居したのを見越したかのように、刑事の黒川竜司(杉野遥亮)が幸太郎の家にやって来る。そして、「奥さんは嘘つきですよ」と告げ…!?
鈴木家の週に一度の食事会の日がやってくる。来ないと思っていた幸太郎が現れ、喜ぶネルラ。しかしそのときインターホンが鳴り、モニターに映っていたのは……! まさかの事態に動揺する幸太郎は…!?
引用:公式サイト
『しあわせな結婚』相関図

引用:公式サイト
『しあわせな結婚』登場人物
- 原田幸太郎(阿部サダヲ)
元検事の人気弁護士。独身主義だったが、入院先で出会ったネルラと電撃結婚する。
- 鈴木ネルラ(松たか子)
非常勤美術教師。ミステリアスな雰囲気を持ち、幸太郎と結婚するが過去に秘密がある。
- 鈴木レオ(板垣李光人)
ネルラの弟で衣装デザイナー。芸能界でも一目置かれる存在で、現在は休学中の大学生。
- 布勢夕人(玉置玲央)
ネルラの元恋人で画家。15年前に亡くなった謎の事件の当事者。
- 今泉憲資(金田哲)
原田法律事務所の弁護士。法曹一家に育ち、将来の独立を視野に入れているエリート。
- 梶原拓(馬場徹)
ワイドショー「ニュースホープ」のMCを務めるテレビ局アナウンサー。
- 曽我(辻凪子)
「ニュースホープ」のヘアメイク担当。
- 黒川竜司(杉野遥亮)
警視庁捜査一課の刑事。ネルラの過去を追い、夫婦の平穏を揺るがす存在。
- 倉澤ちか(堀内敬子)
「ニュースホープ」の総合プロデューサー。幸太郎とは旧知の仲。
- 臼井義男(小松和重)
幸太郎の大学時代の同級生で、遅咲きの新人弁護士。
- 鈴木考(岡部たかし)
ネルラとレオの叔父。料理上手で一家の食卓を支える存在。
- 鈴木寛(段田安則)
ネルラとレオの父。家族全員が住むマンションのオーナー。
『しあわせな結婚』スタッフ・主題歌
- 脚本:大石 静
- 音楽:世武裕子
- ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
- プロデューサー:田中真由子(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
- 監督:黒崎 博、星野和成、楢木野礼
- 制作協力:AOI Pro.
- 制作著作:テレビ朝日
- 主題歌:Oasis『Don’t Look Back In Anger』(Sony Music Labels Inc.)
『しあわせな結婚』最終回結末はどうなる?
『しあわせな結婚』の最大の謎は、なぜ布勢夕人が亡くなったのかという点です。物語の中で、鈴木ネルラ(松たか子)が疑われる状況が続いていますが、実は全く異なる真相が明らかになる可能性も十分にあります。この事件の真相解明は、物語の大きな鍵となっています。
また、タイトルの『しあわせな結婚』が示す意味も、最終回に向けてしっかりと回収されることが間違いありません。幸太郎(阿部サダヲ)とネルラの夫婦関係がどのように変化していくのか、二人の絆や葛藤の行方にも大きな注目が集まっています。最後まで見逃せない展開が続きそうです。
『しあわせな結婚』真犯人はだれか?
布勢夕人が亡くなったときに、ネルラだけではなく、レオ(板垣李光人)もいたと考えられます。
家族は、レオを守るために結束しているのです。ネルラは記憶をなくしておらず、レオが記憶喪失の可能性が高いのではないでしょうか。
ネルラは、捜査が再開したことを知って、幸太郎と結婚。レオを守ってほしいと、誘導しようとしているのです。
『しあわせな結婚』おもしろい?感想
『しあわせな結婚』は、シュールなやり取りがじわじわと癖になる不思議な魅力があります。特に家族同士の会話や、ネルラの妙な食べ方、ウェディング写真の撮影シーンなど、一見ほのぼのしたやり取りの中に、どこか不穏な空気が漂っていて目が離せません。
その背景には、ネルラの元婚約者・布勢の死にまつわる謎が潜んでおり、物語にしっかりとした芯を与えています。さらに、ネルラの家族全員にも何かしら隠し事がありそうで、一筋縄ではいかない展開に。
コメディとサスペンスのバランスが絶妙で、最終回までどうなるのか気になって仕方ありません。

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