- 作者: 佐藤可士和
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/11/25
- メディア: Kindle版
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打ち合わせを変えれば仕事は10倍うまくいく!ヒット連発のクリエイティブディレクターが明かす効率を高める仕事術。
Amazonより
ダラダラといつまでも終わらない打ち合わせ。
やる意味があったのかなかったのか、よく分からない打ち合わせ。
打ち合わせによって、クオリティが違うと感じることはないでしょうか?
著者は、アートディレクター・クリエイティブディレクターである佐藤可士和さん。
「打ち合わせ」に特化した内容です。
この本を書店で見たとき、驚きました。打ち合わせだけで1冊まとめている。それだけ打ち合わせが重要だと、佐藤さんは考えているわけですね。
本書の中で、
打ち合わせの質が仕事の質に直結する。
とまで言っている!
さらには、
一度打ち合わせをすれば、相手の仕事のレベルがすぐにわかってしまう。
かなりドキッとする話ですね…
打ち合わせはクリエイティブな場
佐藤さんの定義では、
- 打ち合わせ=クリエイティブな場
となります。
何かを一緒に生み出す場、というわけです。
そのためには準備が重要。打ち合わせが始まってから考えてるのでは遅くて、何を話すかは事前に用意しておいた方がいい。
正解をその場で作り出していくという意識が大事で、それには全員参加。間違っていても発言することで思考が言語化されてくるというわけです。
そして参加メンバーの発言を聞きながらも、常に考える。佐藤さんは、打ち合わせをライブと捉えていて、そこはファシリーターと参加メンバーの腕の見せどころ。盛り上がるようにしないといけない。
ライブだからこそ、思ってもみなかった案が出てきたりするのでしょう。
これなら密度の濃い時間になりそうですね。
NOと言うならなるべく代案を
また、だれかの案にNOと言うなら、できれば代案を出す方がいいとしています。
佐藤さんは若いときに先輩のアイデアにNOばかり言っていたらしいんです。痛烈なダメ出し。でも代案がないままだったから、あの時は若かったと回想しています。
(佐藤さんのダメ出し、かなり激しかったと想像できますが…)
いい打ち合わせ、悪い打ち合わせ
いい打ち合わせと悪い打ち合わせの違いってなんだと思いますか?
佐藤さんは、打ち合わせの目的がはっきりしているかどうかだと指摘しています。
これは本当にうなずけるところ。
- プロジェクトのゴールがいつか?
- ゴールまでに打ち合わせは何回必要か?
- いまの打ち合わせはどういう目的があるのか?
本書では、大きなゴールを見据えながら、一つ一つの打ち合わせの意味を考えないといけないとしているんですね。
打ち合わせの流れ【図解】
さてさて、本書では打ち合わせの流れも、具体的に説明しています。
- 会議スタート:打ち合わせの目的、アジェンダは明確かを確認する
- 終了15分前:そろそろまとめ始める
- ラスト5分:今回決まったこと、次回までにやるべきこと、今後のスケジュールを決める
あとは打ち合わせ終了後5分を、黄金の時間として、振り返りで自分議事録を作成することを推奨しています。
本書の図などを参照にして、打ち合わせの流れをまとめてみました。
佐藤可士和のクリエイティブの源は、打ち合わせにあった。いつもの打ち合わせがクリエイティブに満ちあふれる!? 少し意識するだけで、実践できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
コメント
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