インタビュー術を初歩的なところを踏まえつつ、解説してくれるのが『インタビューの教科書』です。
なんといっても教科書ですからね。がっつり基礎からインタビューの本質まで迫ってくれます!
インタビューとは?
そもそもインタビューは、記事を作るための手段ですよね。本書では、大きく2つの手段で、インタビューは機能するとしています。
- ある目的を達成するための知恵や情報を得るための手段
- 人から何かを引き出す手段
そしてインタビューとは、人が言っていることをただ聞く「ヒアリング」ではなく、集中して理解する「リスニング」であるべきと指摘します。
インタビューのバリエーションを知る
さて、インタビューといっても、さまざまなバリエーションがあります。
- 話を掘り下げたい
- 話を整理してもらいたい
- 話の裏をとりたい
おおよそ上記のいずれかで、確かにこのパターンに当はまるかなと。
インタビューの事前準備
そしてインタビューした素材をどう料理するのか、アウトプットについても事前に決めておかなければなりません。
- QA形式なのか、ルポ形式なのか
- どこまでの情報量や質が求められるのか
ここからインタビュー当日にどうすべきかに踏み込んでいきます。
- 全体像をイメージ
- 時間配分
- 質問すべきことを確認する
- 冒頭の質問は切れ味するどいものを用意しておく
インタビュー当日
インタビュー当日の持ち物はこちら!
- 筆記用具とメモ
- テレコ
- インタビュー用の資料
- 掲載見本
- カメラ
- 地図
- 名刺
インタビューでは、「なぜ」を繰り返すと本質にいきつくそうです。
おすすめ度6☆☆☆☆☆☆★★★★
インタビュー入門書として、知っておくべき基礎知識が網羅されています。その分、インタビュー経験者だと物足りないかもしれません。
インタビューって人との対話でも使えるところがあって、「人を知る」ということとほぼイコール。その視点で読んでもおもしろいですよ。
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