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【書評】『習慣超大全』から三日坊主を脱却する方法を学ぶ

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絶対に…

これだけはやる!と誓ったはずなのに、続かない。
いつの間にか、決意したときの気持ちを忘れている。

本書は、スタンフォード行動デザイン研究所による研究をもとにして、習慣化できる方法を解説してくれます。

新しい習慣を作るには小さいことから

とにかく繰り返し強調されるのが、習慣を作るには小さいことから始めること。

タイニーハビットと言われる手法です。あなたが望む行動を1つ選び、それを小さい行動に分解し、生活のなかで自然に組み込める場所に植えて成長させていきます。

小さいことから始めるのメリットは計り知れないものがあり、「忙しくてもできる」「すぐにできる」からです。

習慣をデザインする3つのポイント

習慣化するには、人間が習慣を獲得する過程を把握する必要があります。

  1. モチベーション
  2. 能力
  3. きっかけ

この3つの要素があると、習慣化できるわけです。これは、フォッグ行動モデルといわれ、購買行動にも使われています。実行しやすい要素とも言えるでしょう。

本書では、「モチベーション」に頼らないことを前提としています。モチベーションは日によって気分によって左右されるから。「きっかけ」と「能力」を重視して、習慣を見直していきます。

習慣化するための4ステップ

ここから具体的に習慣化するための4ステップをまとめていきましょう。

目次

モチベーション

モチベーションの整理から。

心の底からやりたいこと、自分が本当にやりたいことは、自分の人生において重要なことは。これらを明確にしておきます。

小さく始めること

習慣にしたい行動を選択します。そして、どんどん分解して、小さな行動にしていきます。タイニーハビットですね。

きっかけを作る

すでに習慣化されている行動に付随して、新しく習慣化したい行動を決めます。

  • 「AをしたらBをする」
  • Aすでに習慣化されている行動
  • Bこれから習慣化したい行動

AがトリガーになってBをやることにしてしまうわけです。

祝福する

小さい行動を実行できたら、自分をほめます。祝福が習慣を作るのです。

祝福によって、意識的な行動が無意識的な習慣になるわけですね。ポイントは、行動完了した直後にほめること。

新たな習慣を取り入れる

かなり細かく習慣化するための方法が紹介されているので、実際に行動に移せそうな方法ばかり。巻末に習慣化のポイントがまとまっているのもありがたい。読後、巻末で振り返ってみながら、自分が習慣化できているかを確認するとよさそうです。

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