このやり方で合っているのだろうか?
学習や仕事、勉強、習慣で、どのようにすればいいのか、継続できなくて悩んで、また違う方法を探してしまう。その迷いから抜け出したいなら、メンタリストDaiGoさんの本は、かなり有益な情報が詰まっていると思います。
メンタリストDaiGoさんの本8冊から、◯◯力を鍛える方法を紹介していきます!
- 『超集中力』を身につける
- 『超時間術』を身につける
- 『超効率勉強法』を身につける
- 『超トーク術』を身につける
- 『超決断力』を身につける
- 『超習慣術』を身につける
- 『超戦略ノート術』を身につける
- 『禁断の文章術』を身につける
『超集中力』を身につける
集中力がほしい…。情報があふれる時代にはより求められる能力になっていますよね。
集中力は先天的なものではなくて、いまからでもすぐに身につけることができるというのが本書の主張です。
まずは集中力の性質を知ることから。
- 1日に使える量が決まっている
- 集中力の出どころは1つだけで前頭葉
集中力を消耗しないでどう活用できるのか?集中力のエンジンをかけるには、主に以下の3つ。
- 環境:スマホを置かずに整理して、心理的に落ち着きがある青いもの・自己認識を高める鏡を置く
- 食事:ブドウ糖を含んだ血糖値を乱高下させない低GI食品(そば、玄米、チーズ)
- 習慣化:デリケートだから月曜はコレ、火曜はコレとか、時間とやることを決めてしまう
そして集中力を癒やすことも覚えておきたいポイントです。寝る、目を癒す、不安を書き出すといったことが効果的になります。
『超時間術』を身につける
時短効率化!ではなくて、日常のなかのルーティンによってゆとりを持って活動できる方法になります。
時間汚染からの脱却。OECDの労働時間の推移を見てみると、日本人は1970年では2200時間働いていた、2016年は1712時間働いていて、かなり自分の時間が増えているはずなんですね。
マルチタスクや情報が増えていることで、時間汚染しているわけです。作業は1つに絞って、終わりの時間を決めてからスタートすることがおすすめです。
おもしろかったのは、他人への親切をすると生産性が上がり効率的になること。自分がやりたいことをやるよりも、他人のためになることをやるほうが、時間感覚が2倍充実したという実験があるんですね。
ネガティブなことをポジティブに考える「リフレーミング」も有効です。行列に並んでいるときに割り込みされたら、イラッとするのではなく、この人はなにか事業があるのかもしれないと考えてみる。焦りがあったらワクワクしているだけと思うとか、リフレーミングによってポジティブ解釈したほうが時間の感じ方が変わるわけです。
『超効率勉強法』を身につける
勉強は学生もそうですが大人になっても継続するもの。だからこそ、効率的な方法があれば覚えておきたいところです。
本書では、線を引くとかは科学的に効率が悪いと指摘します。線を引くことで満足してしまうからなんですね。
科学的に実証された効率的な勉強法は、アクティブラーニングです。アクティブラーニングは、能動的に頭を使いながら学ぶ方法を取り入れること。
アクティブラーニングには、想起と再言語化が大事になってきます。想起とは、思い出す作業を勉強に組み込むこと。再言語化は、自分の言葉で置き換えること。
具体的には、想起には以下の3つの方法がおすすめされています。
- クイズ化:自ら記憶度をテストする、自分でテスト問題をつくってみる
- 分散学習:忘れる前ではなく記憶が薄れるタイミングがベスト、2×2ルールで2日後や2週間後や2ヵ月後と定期で決める
- チャンク化:情報をカテゴリーで分ける、不安を将来、お金、家族と分けてみるなど
再言語化はこちらの方法になります。
- 自己解説:学んだ内容について自分に質問していく
- ティーチングテクニック:ほかの人に説明する
- イメージング:何かのシーンを思い描く、賛成派と反対派で考えるなど
学習効果を高めるためのヒント、ぜひ参考にしてみてください。
『超トーク術』を身につける
トーク術って仕事でも家庭でも友人関係でも大事ですよね。人間はコミュニケーションする動物。
雑談こそが最強。カナダのウィンザー大学の研究によると、雑談する人のほうが、現場での好感度が高く、能力に対する評価も高くなることがわかりました。
ギャラップ社の調査によると、職場に仲のいい人を3人つくるだけで、幸福度が96%も上がり、自分の給料への満足度が200%上がる。
話すな、聞け。自分が面白い話をしなきゃではなく、いい聞き手になることが大切になります。雑談は内容が大事なのではなくて、話の中身ではなく、話していて良い気分になったと思わせることを重視すべきなんですね。
雑談のトゥークェッションテクニックというものがあります。やり方はシンプル。
- 最近の出来事を尋ねる
- その出来事によってどんな感情になったかを尋ねる
話を聞いてもらうと、おいしいものを食べたり、お金をもらったりしたときと同じくらいの興奮度があるそうです。
雑談の取っかかりになる会話スターターは3つ。
- 今日なにかいいことありましたか?
- あなたが熱心に取り組んでいることは?
- 最近ワクワクしたことありますか?
出来事だけではなく、感情が入っているのがポイントですね。どう感じたかを聞いてみることを意識すると、雑談が盛りあがっていくはずです!
『超決断力』を身につける
どんな悩みにも決断しないといけない場面があります。
決断するとき、やるかやらないかで決めない。AだけではなくBという選択肢がある。その前提が大事になってくるんですね。オハイオ大学の研究によると、2択だけだと、52%が失敗だけど、2つ以上の選択肢からの失敗は32%まで下がったそうです。
決断を先延ばしにするのは、完璧主義の傾向があるから。
すでに費やしたサンクコストが邪魔をしてしまうことがあるので、自分を疑うことが必要です。
1%だけ改善できるとしたら?と自分に問うことで、完璧主義から抜け出して、動き出すことができるはず。
また大事な決断は10-10-10で考えてみましょう。短期10分後、中期10ヵ月後、長期10年後という観点から、選択肢を見ていくのです。
『超習慣術』を身につける
人生は習慣で変えられる。人の行動の45%は習慣でできているんですね。つまりは無意識の行動が、人生をつくっているわけです。
意志の力では継続できないなら、科学的な工夫で習慣化していきます。
やりたいと思っていることを20秒ルールで実践する。20秒だけ前倒しにするのです。ジムに行くことを習慣化したいなら、寝る前にトレーニングウェアと靴を用意しておきます。これだけでハードルを下げることができる。
悪い習慣を避けることができて、You Tube観る習慣をやめたいなら、アプリをフォルダ内に格納して面倒だと思わせることが大事になってきます。
if thenプランニングは、朝起きたらジムに行くと、セットで組み込んでいくんですね。WANTとSHOULDで、スイーツを食べるには先に勉強をするといったように、やりたいことをフックにする方法もあります。
セルフコンパッションで、自己効力感を高めることも大事です。自分を責めていけません。もう一人の自分になって、慰めることで、今日は失敗したけど明日はがんばろうと、習慣化へ向かっていけるのです。
『超戦略ノート術』を身につける
メモ魔なのですが、この本を読んだら驚きでした…。ノートにメモしただけでは、なにも意味がないんですね。
ノート術には、科学的な共通点があるといいます。
- ノートは苦労してまとめる
- デジタルツールより手書きでまとめる
- ノートは書けば書くほどいい
- ビジュアルを活用する
- ノートで書きながら自分に質問する
- どんどん追加修正していく
記憶定着には、プリンストン大学の研究によると、苦労して手書きのほうがいいと言われているそうです。そういった意味でも、手書きのほうがいいんですね。
ただ単に書けば書くほどいいわけではなくて、自分の言葉で、自分の感想を書くことで、記憶力アップにつながります。図解や絵といったビジュアル活用するのは、効果があるのはわかりやすいですよね。
特に大事だと思ったのは、「自分に質問する」ということ。
- 自分は何を知っているのか明確にする
- 何を学んでいるのか明確にする
- 何を学んだのか明確にする
これらを考えていくといいでしょう。
ネブラスカ大学の研究から、書き終わったあとでも、書き足しをすることで、情報と情報がつながって、学び力が上がっていくそうです。
『禁断の文章術』を身につける
「セールスライティング」というと詐欺っぽいと思うかもしれないけど、相手を騙すことではなく、相手の心に寄り添うことが大切。読まれる文章は、あなたの欲求を満たすものがここにありますと伝えられているんですね。
- 魅力的なキーワードを散りばめる→読み手がキーワードに気づく→読もうと思う
トリガーとしては、興味を持たせる、本音と建前、悩みを解消、損得、みんな一緒、認められたい、あなただけが特別といった要素があります。
人の悩みは4つだけというのも納得でした。Health(健康美容)、Ambition(夢、将来、キャリア)、Relation(人間関係、結婚、恋人、会社)、Money(お金)。集約されますよね。
まさに人を操る文章術です。
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