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伊坂幸太郎「殺し屋シリーズ」読む順番は?あらすじ・ネタバレ紹介

伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ、最新の第4作『777 トリプルセブン』が刊行されました。

殺し屋シリーズは、クセのあるさまざまな殺し屋が登場するんですね。作品としては、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』があります。

伊坂幸太郎作品のなかでも、屈指の人気シリーズになっています。殺し屋シリーズをどの順番で読むべきか、各巻の内容について紹介しながら解説していきます。

伊坂幸太郎「殺し屋シリーズ」とは?

さまざまな殺し屋が暗躍しているという世界観。ただし殺伐としているわけでもなく、どこか殺し屋たちはユーモラスです。

例えば、ナイフ使いの殺し屋「蝉」は、かなり残虐性がありながらも、しじみの砂抜きを見ているのが一番幸せという男なんですね。

ほかにも「鯨」「蜜柑」「檸檬」「槿」「天道虫」「スズメバチ」「兜」といったユニークな殺し屋たちが登場。彼らがさまざまな思惑を持って、交錯していきます。

スリリングでありながらどこか愛せる。累計300万部を突破している伊坂幸太郎の人気シリーズです!

伊坂幸太郎「殺し屋シリーズ」読む順番は?

「殺し屋シリーズ」は、そのまま刊行順に読むのがオーソドックスです。ただし、それぞれが単独作品でもありますので、好みに合いそうな作品から読んでみてもまったく問題ありません。

目次

「殺し屋シリーズ」刊行順で読む

  • 『グラスホッパー』2004年7月刊行
  • 『マリアビートル』2010年9月刊行
  • 『AX アックス』2017年7月刊行
  • 『777 トリプルセブン』2023年9月刊行

「殺し屋シリーズ」好みの順で読む

  • 三つ巴バトルが好きなら…『グラスホッパー』
  • 電車内の限定空間ものが好きなら…『マリアビートル』
  • 切ない殺し屋物語が好きなら…『AX アックス』
  • ホテル内の限定空間ものが好きなら…『777 トリプルセブン』

「殺し屋シリーズ」登場人物紹介

ユニークな殺し屋たちを紹介していきます!

槿(あさがお)

「押し屋」として殺し屋業界でも噂になっている存在。そっと背後から押して、死に至らしめる殺し屋。妻と息子2人の4人家族。『グラスホッパー』に登場。

大柄な男で、見つめられた相手は、自殺してしまうという殺し屋。内なる罪悪感が湧き出て、押しつぶされしまう。『グラスホッパー』に登場。

ナイフ使いの殺し屋。人を殺すことに一切の躊躇がない。『グラスホッパー』に登場。

蜜柑(みかん)、檸檬(れもん)

2人組の殺し屋。長身で容姿が似ているが、血縁関係はない。檸檬はアニメ好き、蜜柑は文学好き。『マリアビートル』に登場。

七尾

まったく運がない殺し屋。上司の真梨亜から仕事を引き受けている。殺し屋業界では「天道虫(てんとうむし)」という名で知られている。『マリアビートル』『777』に登場。

かなり腕利きの殺し屋。しかし、妻を恐れる恐妻家でもある。圧倒的な身体能力で相手を叩き伏せる。『AX』に登場。

モウフ、マクラ

2人でシーツを使った暗殺術を使いこなす。『777』に登場。

高良(こうら)、奏田(そうだ)

コンビを組んで活動。高良は兄貴分で、奏田はパーマがかった髪型で青いスーツ姿。『777』に登場。

6人組

エドをリーダーとする吹き矢を武器にする6人組。腕力のあるセンゴク、モデルのような外見をしたアスカ、長身でスラっとしているナラ、きれいな顔立ちをしているカマクラ、論理的な思考を持つヘイアンがいる。『777』に登場。

「殺し屋シリーズ」あらすじ・ネタバレ紹介

「殺し屋シリーズ」について、各作品のあらすじ・ネタバレ紹介をしていきます。

『グラスホッパー』

妻を殺した男へ復讐しようとする鈴木は、ある組織に潜入する。しかし、身元がバレそうになるが、驚きの事態が待っていた…。

「押し屋」という伝説の殺し屋を、鈴木は追うことになります。そして、相手を自殺させる「鯨」、ナイフ使いの「蝉」といった殺し屋が絡んできます。

とにかくテンション高く、最初から最後まで読める傑作です!伊坂幸太郎のユーモアとシビアさ、どんでん返しの妙が楽しめます。

『マリアビートル』

新幹線という閉鎖空間で、さまざまな殺し屋たちが遭遇する。登場するのは、アルコール中毒の元殺し屋「木村」。ずる賢い中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。

目まぐるしい展開を見せて、ハラハラが止まりません!殺し屋それぞれの目的がありながら、その思惑が交錯して、事態が複雑化していくんですね。

ブラッド・ピット主演で、『ブレット・トレイン』とタイトルを変えて映画化もされました。

『AX アックス』

「兜」は超一流の殺し屋でありながら、家では恐妻家という二面性のある人物。兜はそろそろこの仕事を辞めたいと思っているのだが…。

連作短編で前半は殺し屋シリーズらしく、緊張感とユーモアあふれる内容になっています。そして後半の書き下ろし2作が、もう切なくも感動できる展開になっていて、ぜひぜひ読んでほしいです。

『777 トリプルセブン』

殺し屋シリーズ4作目。世の中にかんたんな仕事なんてないのではないか?やることなすこと上手くいかない殺し屋「天とう虫」が主人公になります。

超高級ホテルでのシンプルな任務なのに…。ホテルという限られた空間で、ハラハラする展開を見せてくれます!

シリーズ読破がおすすめ!

殺し屋シリーズは、エンタメ感が高い作品が多いので、一気に惹き込まれると思います!さらにキャラクターやエピソードがゆるくリンクしているため、全作品読むと、より味わいが増すことになります。ぜひ読破してほしいです!

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