金持ち父さんシリーズ!
全世界4000万部を突破、日本410万部突破のロングセラー。お金本の知識が詰まったシリーズです。
改訂版として出ている本を中心に紹介しながら、金持ち父さんシリーズで大事なエッセンスを抽出してみたいと思います!お金について学んでいきましょう。
- 『金持ち父さん 貧乏父さん』
- 『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』
- 『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』
- 『金持ち父さんの投資ガイド 上級編』
- 『金持ち父さんの子供はみんな天才』
- 『金持ち父さんの起業する前に読む本』
- 『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』
- 『金持ち父さんのファイナンシャルIQ』
- お金本の原典ともいえる内容が詰まっている
『金持ち父さん 貧乏父さん』
金持ち父さんシリーズはここからはじまりました! 基礎的な要素が詰まっているので、しっかり読んでおきたいところ。
まずお金持ちになりたいなら、「資産」と「負債」を知ることが大事。
- 資産=毎月、自分のポケットに入るもの
- 負債=毎月、自分のポケットから出ていくもの
資産には、株(債権)、家賃が入ってくる不動産、著作権・特許権ビジネスがある。負債は、住宅ローン支払いや、車(ガソリン代・車検・駐車場代)がかかるわけです。
ラットレースがはじまるということです。65歳までハムスターのようにローン返済のために働き続けることになるわけです…。
そのために、家や高級車を買うのは、資産で買えるようになってから。それまでは、ほかの誰かが住む家を買い、株に投資し、会社ではなく自分のビジネスを作るために必死で働くこと。
ほかにもお金について考えるうえで、大事なことだらけです!
『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』
キャッシュフロー・クワドラントにフォーカスした1冊。
お金持ちになるための原理・原則で、サラリーマンになっていてもお金持ちになれないというんですね。お金の稼ぎ方を4つに分けるとすると…
- E従業員
- S自営業
- Bビジネスオーナー
- I投資家
に分けられます。それぞれ解説していきましょう。
■従業員:サラリーマン、公務員、アルバイト。安定はしているが多く稼ぐことはできません。雇われることで稼いでいる人たち。マインドとしては、安定、福利厚生、保険を好む傾向があります。
■自営業:個人事業主ですね。中小企業の社長、医者、弁護士、会計士。働いた分だけパフォーマンス分稼げるというわけです。ただ、自分が働かないといけないので、限界があるんですね。マインドは、人に使われたくない、自分の能力でなんとかしたい、自分で人生をコントロールしたいというもの。なお、FXデイトレーダーや、ブロガー、ユーチューバーもここに入ります。
■ビジネスオーナー:人を働かせ、仕組みを作り稼ぐ。会社経営者や印税で稼ぐ人ですね。立ち上げのとき、仕組みづくりのときだけがんばる必要がありますが、その後は収益が膨らんでいくんです。マインドは。自分が働くのではなく、自分より優秀な人材に働いてもらうというもの。
■投資家:自分が持っているお金を投資して稼ぐ人のこと。これは、他人の時間、他人のビジネスで稼ぐということになります。自分の時間はまったく消費しません。
で、本書では右側(ビジネスオーナー、投資家)に行け!と言います。左側(従業員、自営業)は、時間の限界があります。左側でウロチョロしてもお金持ちになれないんですね。
自分のビジネスで収益をもらえるようになること。そして、ビジネスオーナーになるために、自分でできることを構築していくわけです。
『金持ち父さんの投資ガイド 入門編』
投資について特化したガイド本です!
入門編は投資家になる心がまえができているか?について、まとめています。投資は運の要素が強いという認識があるが、そうではありません。
投資は危険、というのは、まったくの幻想。大事なのは、投資プランがあるかということなんですね。この投資先がいいよ、と誰からに言われて、そのままはじめるのは、ギャンブルです。自分で勉強をして、投資先を選ぶ必要があります。
投資リスクについては、もちろんあります。なぜなら、すべてをコントロールできないから。だからできるだけコントロールできることは、コントロールしていきます。
たとえば、自分の感情です。さらにお金にまつわるスキルを上げることはできます。具体的には、財務諸表を読むスキルを身につけよと、強く推奨しています。
『金持ち父さんの投資ガイド 上級編』
投資ガイドのレッスンには、5つのステージがあります。
- 第1ステージ:投資家になる心がまえはできているか?
- 第2ステージ:どのタイプの投資家になりたいか?
- 第3ステージ:しっかりしたビジネスを作り上げる
- 第4ステージ:洗練された投資家になる
- 第5ステージ:富を還元する
入門編は第1ステージだったんですね。上級編は、第2ステージから第5ステージまでを解説しています。要は、起業家精神を身につけることが大事なんですね。
お金には「90:10の法則」があるといいます。お金持ちは、90%のお金を持っている。その違いは、3つのEを持っているかどうか。
- 教育
- 経験
- ありあまるお金
この3つがあることで、お金持ちサイクルが生まれるのです。
そして投資家は5つのタイプに分かれます。
- 適格投資家:収入が多く資産がある、ありあまるお金のみを持つ
- 専門投資家:お金の教育をしている、トレーダーなど
- 洗練された投資家:専門投資家に加え、お金に関する法律に詳しい人
- インサイド投資家:投資の内側で、経営上のコントロール力を持っている人
- 究極の投資家:世界的な企業を起こした人たち
このなかでインサイド投資家を目指すべきだとしています。そう、ビジネスを起こせ!ということです。いまはアイデアだけでも、ビジネスができる時代。自分でビジネスをする前提で、動いていこうというわけです。
『金持ち父さんの子供はみんな天才』
金持ち父さんは、かなり子ども教育への熱が高いんですね。なぜなら、いまの学校教育に弊害があるから。大事にしたいのは「子どもの好奇心を守ること」です。
いまの学校教育はいい学校に入ることを目指すようになっています。これは、優秀な従業員やスペシャリストを育てるためのシステムなんですね。
人生の勝利の方程式を理解することを推奨します。
- 学習の方程式:興味があるものを見つけ、自分に合った学習法で学ぶ
- 仕事の方程式:日々変化する社会で、自分をすばやく変化・学習する能力
- お金の方程式:お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせる
とくにお金の方程式は、学校では習わないため、「資産と負債の違いを理解する」「実際に経験させる」「宿題をする」といった環境を与えてあげる。宿題をするは、お金を働かせるアイデアを見つけることを自分でやってみるというわけです。
『金持ち父さんの起業する前に読む本』
本書では、ビジネスで成功するための10のレッスンが紹介されていきます。
- ビジネスがはじまる前から勝負ははじまる:計画を練ってビジネスを設計する
- 不運を幸運に変える方法:ビジネスはじめて失敗して学ぶ
- ジョブ(会社のための仕事)とワーク(自分のための仕事)の違いを知る
- 成功が失敗をあばく
- ゴールよりプロセスが大事
- 最良の答えは頭の中ではなく心の中:使命があるかどうか
- 使命の大きさが製品を決める
- ほかの会社ができないことをやる
- 安売り競争に参加するな
- いつ会社を辞めるべきか?
BIトライアングルで、5つ(製品、法律、システム、コミュニケーション、キャッシュ・フロー)を見ながら、ビジネスをチェックしていきます。かなり具体的なアドバイスがまとまっていますので、起業を考えるなら、読んでおいて損はないと思います!
『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』
若くして豊かに引退する方法。いまでいうFIREの方法と言っていいでしょう。ロバート・キヨサキの体験談から、その方法を解説します。
本書は分厚いのですが、知っておきたいのは、レバレッジという考え方です。
レバレッジによって、自己資本は少なくても大きな資本を得られます。金持ちになれるかどうかはレバレッジを使えるかどうかに影響するというわけです。
具体的なレバレッジはというと…
- 借金:借金にもよい借金もある、悪い借金もある
- ビジネス:他人の時間をレバレッジとして使う
- 健康
- 教育
- 人間関係
お金がない人によって大事な3つのレバレッジとしては、「頭脳のレバレッジ」「プランのレバレッジ」「行動のレバレッジ」を紹介しています。
レバレッジは、所持金だけではなく、たとえば不動産を担保に借金して不動産を買うことも該当します。それによって、どんどんレバレッジをきかせて、お金を膨らませていくわけです。
「どうやったら、今私がやっていることをより多くの人に、より少ない労働で、より安く提供できるか?」ということを念頭に置いて、考えていくわけですね。
『金持ち父さんのファイナンシャルIQ』
ファイナンシャルIQとは、お金持ちになるための考え方ですね。
- より多くを稼ぐ
- お金を守る
- 予算を立てる
- レバレッジを効かせる
- 情報の質を上げる
についてしっかり解説しています。自分が稼ぐにはなにをすればいいのか? 人間の知能はさまざまなことがあります。そのなかから、強みだと思うことを割り出していきます。
- 言語的知能
- 論理数学的知能
- 音楽的知能
- 身体運動的知能
- 空間的知能
- 対人的知能
- 内省的知能
学校教育は、言語的知能、論理数学的知能を重視しすぎている。だから、バイアスがかかっている可能性もあるので、その点は決めつけをしないようにしてください。
お金を守るには、官僚、銀行家、営業マン、結婚相手などに気をつける。中流以下は勤労所得で、富裕層はポートフォリオ所得と不労所得で稼いでいるんですね。
黒字は支出にしろ、というのも押さえておきたい考え方です。貯金は支出だと思うべきだと。未来の自分に払うために、自己への成長や投資にお金を使えているか、チェックすべきだというのです。
お金本の原典ともいえる内容が詰まっている
お金教育について、どこかで聞いたことがあるかもしれませんが、金持ち父さんシリーズはそれだけお金本の原典ともいえるほど、スタンダードになっているんですね。それも先見の明があったからだと思います。
ぜひ気になる本から手にとって、お金と向き合う機会にしてみてください。
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