映画『変な家』が大ヒット!
ホラーものとして話題を集めています。
『変な家』の映画および小説のラストの意味について、あらすじや真相を交えて解説していきます。
- 映画『変な家』あらすじ
- 映画『変な家』登場人物
- 映画『変な家』ネタバレ解説
- 映画『変な家』左手供養とは?
- 映画『変な家』犯人は?
- 映画『変な家』ラストの意味は?
- 映画『変な家』原作小説との違いは?
- 『変な家』ゾクッとする謎解きホラー
映画『変な家』あらすじ
オカルト専門の売れないYouTuberである雨宮は、マネージャーから、ある一軒家の間取りについて相談を持ちかけられる。
なんとも奇妙な間取りに興味を持った雨宮は、知り合いの栗原に相談を持ちかける。栗原は間取り図からおそろしい仮説を展開していく。2人は謎を解明しようとしていくが…。
『変な家』はウェブメディアやYouTubeで投稿された内容をもとに加筆された、小説『変な家』を原作とした映画。間取りの奇妙な謎に、引き込まれる内容になっています。
- 公開日:2024年3月15日
- 上映時間:110分
- 監督:石川淳一
- キャスト:間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈
映画『変な家』登場人物
- 雨宮/雨穴(間宮祥太朗):オカルトYouTuber
- 柳岡(DJ松永):雨宮のマネージャー
- 栗原(佐藤二朗):ミステリー愛好家兼設計士
- 宮江柚希(川栄李奈):雨宮にDMを送ってくる謎の女性
映画『変な家』ネタバレ解説
ここからは『変な家』のネタバレ解説になります。
起:奇妙な間取り
マネージャーの柳岡から雨宮は、ある家の間取りの相談を受けます。台所に2枚の壁によって空間があるというのです。
雨宮は、ミステリー好きで設計士の栗原に相談を持ちかける。栗原の文責によると、2階の子供部屋に二重扉が設置されて、トイレが備えつけられて、窓は1つもない。まるで子どもを外には出さない、隠すように設計されていると指摘します。
承:死体遺棄事件との関わり
奇妙な間取りについて動画で投稿すると、柚希という女性から「この家に心当たりがある」と連絡をもらいます。
柚希は夫が、この家の住人に殺された可能性があると言います。さらにこの家の住人が前に住んでいたであろう、埼玉の家の間取り図を取り出し、不可解な点を指摘します。
その後、柚希はこの家の住人の奥さんの妹だということが判明。姉の綾乃を探しているというのです。
そして柚希は父の実家の間取りも奇妙だったと告白します。
転:一家が信仰していた左手供養
雨宮は、柚希の実家へ向かい、祖父母と叔父の清次と会います。
一方、栗原は柚希の母・喜江を訪ねて、「左手供養」という儀式の存在を知ります。
結:変な家の真相は?驚きのラスト
雨宮たちは柚希の実家に向かい、仏壇の裏にある隠し通路から、仮面をかぶった子ども監禁されていることを突き止めます。
ここで綾乃と夫である慶太は、「左手供養」のために桃弥という子どもを育てていたことがわかります。
儀式を渋るようになり、本家によって2人の実の子どもであるヒロトが人質にされていたのです。
なんとか実家を脱出して平穏が訪れたかに見えたのですが…。
洗脳が解けていない綾乃と喜江は、「左手供養」について話し、次の計画を立てていたのです。
映画『変な家』左手供養とは?
左手供養とは、左手がない子が生まれる呪いを説くための儀式です。
左手供養の方法は、以下のとおりです。
- 左手がない子を部屋に閉じ込める
- 仏壇を安置しておく
- 左手がない子が10歳になったとき、だれかを殺させて、その左手首を仏壇に奉納
- 左手がない子が13歳になるまで毎年儀式を続ける
映画『変な家』犯人は?
宮江恭一を殺した犯人は、桃弥かと思われていましたが…。綾乃の夫・慶太が、殺人を偽装していたのが真相です。桃弥は掟として、人を殺さなければならない状況で、そこから守ろうとしていたのです。
偽装計画で、別で本物の死体を準備して、実際には殺人を犯していませんでした。この死体が宮江恭一。そして、本家には桃弥が宮江恭一を殺したとして、報告していました。
この偽装が本家に発覚したことで、義祖父の重治に追い詰められます。慶太は、重治と甥の清次を殺害しようと企てたのです。
映画『変な家』ラストの意味は?
綾乃は桃弥を連れて、母・喜江のもとへ。綾乃と喜江は、次の左手供養についての話をしていました。綾乃は洗脳されたままだったのです。
映画『変な家』原作小説との違いは?
間取りをベースにしながら会話劇を中心に展開していく原作に比べて、映画版はホラーテイストが強くなっています。
映画では、一家の因習の要素が色濃く出ていて、雨宮が巻き込まれていく描写があります。
『変な家』ゾクッとする謎解きホラー
『変な家』は小説版から入っていくことを個人的におすすめします。
間取り図が入りながら、謎が解かれていく怖さが、読書体験として得難いものがあるからです。
映画版はホラー映画としてのテイストが強く、驚かせる表現があるため、小説版の体験とは別物と言っていいでしょう。