MENU

金子みすゞのおすすめ本・詩集・絵本11選!「こだまでしょうか」収録作品はどれ?

f:id:lee578:20220127231253p:plain
「こだまでしょうか いいえ、誰でも。」

2011年の東北大震災が起こって、テレビから流れてきたACジャパンのCMで、聞き慣れた方も多いと思います。この言葉は、詩人の金子みすゞの詩です。

金子みすゞは、大正時代を生きた女性詩人で、やさしさに満ちた作品が多くあります。今の時代にも心に響くのです。

ここでは、金子みすゞの詩集や関連本を紹介していきます。

金子みすゞの人生は?

山口県長門市仙崎、海に囲まれた漁業の街で、金子みすゞは生まれ育ちます。20歳のとき、下関の書店で勤めるようになって、童謡を書き始めたそうです。

昭和5年26歳の若さで、自ら命を絶ちます。亡くなってから、512編の詩が書かれた手帳が発見されました。生前、発表された詩は、命あるものの輝きを賛美するものが多かったけれど、発見された詩は寂寥感のある内容が多くなっています。

金子みすゞ詩集

金子みすゞの詩を読むことができる詩集を紹介します。

目次

『金子みすゞ名詩集』

金子みすゞの詩を93編収録。文庫で「こだまでしょうか」を掲載しているのは、本書のみ。金子みすゞの詩に触れるなら、まずは手にとっておきたい1冊です。

『金子みすゞ童謡全集』

金子みすゞの唯一の全集になります!遺稿となった手帳3冊『美しい町』『空のかあさま』『さみしい王女』をベースにして、計6冊の全集としてまとめられています。

手帳の作品はすべて収録。どこか寂寥感のある、金子みすゞの作品を味わってみてください。

『こだまでしょうか、いいえ、誰でも。―金子みすヾ詩集選』

金子みすゞの全512 編の詩から代表作100編を収録しています。「こだまでしょうか」はもちろん、森羅万象を表現した作品がそろっています。

金子みすゞ関連本

金子みすゞに関わる本を紹介していきましょう。

『NHK100分de名著 金子みすゞ』

NHK100分de名著で、金子みすゞが紹介されています。解説は、金子みすゞの弟の日記を読み、金子みすゞに迫った松本侑子さん。

作品解説をしながら、やさしさのある金子みすゞ像を超えて、大正デモクラシーを力強く生きた女性詩人の実像に迫っていきます。

『みすゞと雅輔』松本侑子

金子みすゞについて、伝記小説の形式で迫ります。金子みすゞの弟である上山雅輔の日記を、著者がしっかりと読解したことで、生き生きとした金子みすゞ像が浮かび上がります!

『童謡詩人金子みすゞの生涯』矢崎節夫

多くの資料や関係者の証言をもとにして、金子みすゞを現代に蘇らせます。しっかりした取材をもとにしているので、金子みすゞについてしっかりと知りたいなら、手にとってほしい作品です。

『別冊太陽122 金子みすゞ』

ビジュアルが多いムックです。やはり写真が豊富に収録されているのは、うれしいですよね。金子みすゞがどんな人だったのか、どのような生活をしていたのかがイメージしやすくなります!

『増補新版 金子みすゞ 魂の詩人』

金子みすゞの作品群と生涯について、まとめられています。

金子みすゞおすすめ絵本【子供向け】

金子みすゞは童謡詩人であるだけに、子どもが読みやすい本もあります。絵本も含めてまとめてみました。

『わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集』

金子みすゞ詩集として発売してから、100刷を超えていて、子どもも読みやすい選集になっています。最初に読んでほしい60編が収録されています。

『ほしとたんぽぽ』

「こだまでしょうか」「たいりょう」「わたしとことりとすずと」といった金子みすゞの15編の詩とともに、やわらかい絵で見えていきます。子供といっしょに読める絵本です。

『おひさん、あめさん』

子供が身近に感じられる「けがした ゆび」「はだし」「ちゃわんと おはし」といった、金子みすゞの作品15編を紹介しています。かわいい絵で、金子みすゞのやさしい世界観のイメージが広がっていきます。

「こだまでしょうか」をはじめ声を出して読みたくなる

金子みすゞの詩は、声を出して読みたくなるんですよね。心に響いて、ふと瞬間に思い出してします。

詩集を読んで、人物に迫り、絵本でも読んでみる。ぜひ、金子みすゞの詩の世界にどっぷりとつかってください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次