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『超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方』がワクワクする内容でした!

超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方

超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方

『超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方』がワクワクする内容だったので、ご紹介します。

著者は「レシートレター」などを発想した人気クリエイター佐藤ねじさんです。

いったいどのようなノートの使い方をしているのか、実例豊富に手の内を明かしてくれます!

ノート活用の3ステップ

佐藤ねじさんは以下の3ステップで、ノートを活用しているそうです。

  • 1.毎日コツコツと、気になったことをノートにメモする(2軍ノート)
  • 2.そのなかから、選りすぐりのメモだけを特別なノートに書き写す(1軍ノート)
  • 3.選ばれたメモは頻繁に見返し、アウトプットに活用する

使うのは1軍ノートと2軍ノート。すごくシンプルですね。

紙のノートがいいの?

佐藤ねじさんが使っているノートは、ずばり「ツバメノート横罫線」。モレスキンMOLESKINE)は1軍ノートとして使用するとのこと。

デジタルも活用していて、2軍ノートをEvernoteにすることもあるようです。その場合は、面白いものには「★」を、それほどではないものには「●」をしるしにつけておきます。

ただし、あくまで紙のノートが中心なのは、以下の理由から。

  • 毎日のメモを通じて自分の内面を見ることができる
  • 2軍から1軍に昇格するうえで、紙上でひねりを加える

ノートが思考のプロセスを示し、見返したくなる仕掛けがそこにあるわけですね。

具体的なノート術

目次

昇格のルール

「この発想は自分の企画でもいつか使える」アイデアだけが1軍ノートへ。基準はアウトプットしてイメージできるか、そしてトキメキがあるか。1軍ノートには精鋭がそろっているわけですね。

種を転がしていく

2軍から1軍ノートに昇格するのは、ただ単に書き移すのではなく、種を転がさないといけません。

種を転がすには、「マインダラート」と「マインドマップ」を組み合わせて発想していきます。

「マンダラマート」とは、3×3のマスを用意し、中央に単語を入れて、周りの8マスに連想できるものを入れていくことで発想を広げていく方法。マスをとっぱらって、「マインドマップ」のように、蜘蛛の巣状にアイデアをつなげていくのが佐藤式となります。

(引用元:書籍『超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方』より)

要素を分けていく

本書で紹介されている実例が、新たに猫グッズを考える場合です。アイデア、要素を分けていきます。「猫」と「グッズ」とそれぞれ発想して書き記していくわけですね。

だけど、そこで得たアイデアは、まだまだ接着点が弱い。安易。練り込みが大事になります。

いずれも接着点がちょっと安易なのです。これでは、「おお、そうきたか」という驚きも、「これはいいね」という共感も得られません。要素の組み合わせが意外だと驚きが生まれるのではなく、組み合わせの接着点にひねりがあることで、アイデアとしてぐんと面白さが増すのです

ここで良いアイデアだなと思って止まってる場合が、けっこうあるなぁと。一捻り入れて、アイデアをさらに磨いていかないといけないんですね。

さらに要素を分けていく

良い接着点を探すためには、要素をさらに分解。ジャンジャン掘り下げていかなければなりません。

発想テク「2点接着」

接着点が2つ以上があるか。ねじさんが例として挙げたのが、「猫の顔をかたどったガスレンジ」。

ツマミが猫の目になって、グリルに魚を入れて火をつけると、まるで猫が笑っているように見えてくる。これは、2つの接着点、「魚」と「目」がありますよね。

発想テク「こんな〇〇はいやだ」

イデアが枯渇しそうなとき、逆張りをしていく。こんな◯◯はイヤだ!と考えてみるという発想テクですね。座るとつぶれてかわいくなる猫のブサ顔グッズなど。

発想テク「配合率を変える」

「猫」と「グッズ」という要素の配合率を変える方法です。「5:5」ではなく、「1:9」にしたら・・・。例えば、踏むと「にゃー」と音が鳴るクッション。ほぼクッションですが、猫要素が1あるという割合。

コンテンツ作りで気をつけること

佐藤ねじさんがコンテンツ作りで心がけていることは…??

人の思い込みを覆すようなコンテンツを作ることができれば、SNSなどで拡散されて、一気に告知効果が狙えます。ところが、そのようなコンテンツを作るには、「○○はこういうもの」という思い込みに気づく必要があります。これがなかなか難しい。なぜなら、人は自分が当たり前だと思っていることには、なかなか気がつかないからです。

思い込みを覆す。ここまでのノート術を見てもわかる通り、簡単にはできないことですよね。

アウトプットって大切

またアウトプットの大切さも指摘しています。

社内のメーリングリストやブログなどを活用して、最低でも週に1回はアウトプットすれば、1年で50回以上も自分のアイデアを外に出すことができます。SNSで1日ひとつ投稿すれば、1年で365個の小さなアウトプットを発表できます。反応がまったくないこともあるでしょう。でも、あるとき社内のメーリングリストにのせたアイデアが別の部署の先輩の目にとまって、「これ、面白いね。今度、クライアントに提案してみるよ」とメールをもらうかもしれません。ブログに書いたエントリーがいつの間にかバズり、「これを広告コンテンツに応用できませんか」という連絡をもらうかもしれません

イデアは活用されないと意味がありません。だからこそのアウトプットということでしょう。

アウトプットすると、自分が試されてしまう。自分なんて面白くない、たいしたことないんだ……。そんなふうに思っている人には、こう言いたいです。 「ノートを開いてみてください。そこには、あなたのオリジナリティがきっと隠されていますよ」

自分なんて面白くないんじゃないか。この感情、企画を立てるときは常につきまといます。そこでノートが自分にとっての心の友のような存在になるんですね。

打ち合わせでのノートの取り方

ほかにも打ち合わせ時のノートの取り方も紹介されていました。

ベースになるのは、コーネルメソッドです。コーネルメソッドとは、コーネル大学のウォルター・パウク教授が考案したノートの作成法。

◾︎コーネルメソッド法

  • ページの下から5センチほどのところに横線を引き、その下側にサマリーを書く

  • ページの左から6センチほどのところに縦に線を引き、その左側には重要なポイントを、右側には講義の内容を書く

◾︎佐藤ねじ式

  • ページの真ん中に線を引く

  • 左側にファクト(事実)や打ち合わせの議事録などを書く

  • 右側にはそれに対する自分の考察や、関連して思いついたアイデアを書く

(引用元:書籍『超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方』より)

ブルーパドルを目指す

佐藤ねじさんのアイデア発想についての源泉となるのが、「ブルーパドル」を目指すという考え方。

まだ誰も手をつけていないブルーオーシャンは、企画においてもなかなかありません。

だったら、「ブルーオーシャン」ではなく「ブルーパドル」を探せばいいのではないか、というのが僕の発想です。「パドル」とは、「水たまり」という意味です。大きな手付かずの海はそうないけれども、水たまりサイズならわりと簡単に見つけられるはず

おすすめ本

佐藤ねじさんのおすすめ本は以下になります。

さいごに

イデア発想術が満載でした。何より実例が豊富で具体的なのがよかったです。

できれば個人的には情報はデジタルで一元化したいので、佐藤ねじさんのノート術を参考にしながら、アイデアの種を蓄えて醸成する場を作りたいと思います。

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