どうもです。
先日、「ラスコー展」に行ってきました。
特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」
ラスコーの洞窟壁画は非公開になっていて、現地に行っても見ることができないんです。なので、ラスコーの洞窟壁画を再現した今回の展示はかなり貴重!
すでに2月19日に閉幕しているのですが、記録用としてまとめておきます。
どんな展示?
まずはラスコーの洞窟壁画について。
ラスコー壁画は、およそ2万年前にクロマニョン人が描いたもの。600頭もの動物たちが描かれていて、その色彩の豊かさと躍動感が素晴らしく、世界遺産にも登録されているんですね。
2万年前の絵って、ちょっとロマンチックです。
こちらがクロマニョン人。リアルに再現されています。
この展示会は、ラスコー洞窟の一部を再現して、壁画を体験できるようになっているんですね。
2万年前の壁画を見える化
暗がりを歩いていくと、有名な牡牛の絵が出てきました。
壁画は2万年前なので、さすがに消えかかってる箇所もあります。それをこの展示会では、ある方法で、見える化をしてくれます!
そう、暗くなると、線画のところが光る仕掛けが施されているのです。
馬の大群が描かれていたことが分かりますよね!
暗がりで美しさもありますし、ナイスなアイデアだなぁと。
トリ人間が謎すぎる
こちらは、トリ人間。画面に向かって、中央から左寄りに棒状の絵がありますよね。
頭は鳥で、体は人間のようです。ラスコー壁画には600もの絵がありますが、動物以外のものはこの絵だけ。
どういうつもりで描いたのか、謎すぎますね。
個人的にはこのトリ人間に一番心惹かれました。もしかして、トリ人間を主人公としたストーリーが考えられていたのかも。あるいは、ただの落書きか。
想像が膨らみますね。
アニメーション技術も駆使
こちらは展示会の図録から。
一体の馬に対して、複数の頭が描かれています。これはアニメーション技術!?
壁画を歩きながら見ると、動いて見えるようにと、意図的に描かれた可能性があるそうです。
そんなことまで試みていたとは、驚きでした。
さいごに
ラスコー洞窟は巨大な空間で、中は真っ暗。壁画を描くときには、ランプと梯子を持ち込んだことも分かっています。
クロマニョン人は明確な意志をもって、壁画を描いていきました。
ロマンあふれる話で、おもしろい体験ができました。
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