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『はじめての人のための3000円投資生活』でコツコツ投資術を学ぶ

「私自身、これほど結果が出るとは思っていませんでした。」

こんな言葉で本書は始まります。マジで?と気になってきますよね。

「3000円投資生活」は、コツコツ投資と毎月の貯金で、効率よくお金を貯める方法です。お金の不安をなくすために、家計再生コンサルタントとして人気の横山光昭さんが、教えてくれます。

投資って怖いというイメージがありますが、ハードルを下げてくれるのが「3000円投資生活」です。仕事が忙しいという人でも手軽に始められるのも嬉しいですね。

月々3000円のお金を投資して、あとはほったらかしておくだけ!

お金についてのおすすめ本はこちらから!

3000円投資生活の始め方

まずは、口座開設から。著者のおすすめはネット証券です。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
    (2016年6月現在)

ネット証券での申込みは、「特定口座、源泉徴収なし」でひとまずOK。

投資で年間20万円以上の利益を出すと、確定申告して、税金を納める必要が出てきます。
「特定口座」なら、そのときに必要な年間取引報告書を作成してくれます。

「源泉徴収あり」なら確定申告は証券会社が代行。「源泉徴収なし」なら確定申告は自分で行うことになります。「源泉徴収あり」が良さそうですが、その場合、利益20万円以下でも、およそ20%の税金が徴収されてしまうのです。そこまで利益が出るのは先になるので、「源泉徴収なし」で大丈夫というわけです。

金融商品はどれを選べばいいの?

3000円投資生活で選ぶべきは、「バランス型の投資信託」。

横山さんのおすすめは??

  • 世界経済インデックスファンド
  • eMAXISバランス8資産均等型

になります。

目論見書を確認して、積立金額などを決めたら、これでやることは以上!

さらにステップアップ

もう一歩踏み込んだ投資をしたいなら、「インデックスファンド」がおすすめのようです。

インデックスファンドは、バランス型より手数料が安く、金融商品のバランスを自分で調整することができます。インデックスファンドは、日本の代表的な企業や、東証一部上場企業の株価の平均値と同じ動きになるように組まれているんですね。市場全体の株価が上がれば、インデックスファンドの価値も上がり、市場全体の株価が下がれば、インデックスファンドの価値も下がるというわけです。

おすすめは以下。

  • 国内株式:ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • 外国株式:ニッセイ外国株式インデックスファンド

慣れてきたら、たわらノーロード、eMAXISシリーズ、SMTインデックスシリーズを選んで組み合わせてみるといいそうです。

本書では、気持ちいいくらい商品名をバシッと示してくれます。

そして、インデックスファンドのルールとして、
– 日本株式を集めたもの
– 外国株式を集めたもの
– 日本債権を集めたもの
– 外国債券を集めたもの
をそれぞれ1つずつは買うようにします。リスク分散ですね。

資産を増やす人、挫折する人の違いとは?

資産を増やす人の特徴とは?

著者がさまざまな人の投資を見てわかったのは、「価格の上がり下がりに一喜一憂してはいけない」ことが最大のポイントのようです。

感情に流されないようにするのは投資の必須条件といえそうです。

投資以外のお得情報

MRFは、証券会社の口座で、銀行の利息にあたる分配金が支払われる仕組みです。銀行口座よりもお得なのでおすすめ。

そして、学資保険よりも、生命保険の一種である「低解約返戻金型終身保険」を薦めています。

さらに、ETF(上場投資信託)も、株式に近いながらも比較的安全性が高いという利点があるのでチャレンジしたいところ。以下の銘柄をチェックですね。

  • 国内株式:上場インデックスファンドTOPIX(日興アセットマネジメント)
  • 外国株式:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

おすすめ度8☆☆☆☆☆☆☆☆★★

投資について本当にわかりやすく解説してくれています。投資初心者こそ、読んでおきたい1冊で、投資へのハードルが低くなりました。ここまで明確に銘柄含めて断言してくれると信頼が置けるので、かなり売れているのも納得の内容でした。投資生活を考えるならまずは読んでみたい1冊です!

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