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吉田修一おすすめ5選!最高傑作はどれかを解説

骨太な作品を世に送り出す吉田修一。

『悪人』『怒り』といった作品は映画版も大きな話題を呼びました。ほかにも『国宝』『横道世之介』といった代表作があります。

そこで今回は、吉田修一作品でおすすめしたい本を紹介していきます!

吉田修一おすすめベスト5

これは必読!という吉田修一の5作品になります。

目次

1位『悪人』

九州地方に珍しい雪が降った夜。土木作業員である清水祐一が、保険外交員の女性を殺害してしまう…。そして、清水はある女性と出会い系サイトで知り合い、逃避行に及ぶ。

妻夫木聡、深津絵里で映画化もされました。2人の逃避行はやがて純愛になっていくようにも思えて、本当の悪人はだれなのか?を考えさせられます。

2位『怒り』

ある夫婦八王子の自宅で惨殺された。現場には「怒」の血文字が残されていた。事件から1年後、千葉、東京、沖縄に身元不明の3人の男が現れて、それぞれ居場所を見つけていく。

八王子の事件が残忍でゾッとしてしまうわけですが、怒りは誰に向けてなのか?その謎が提示されます。

3人の男それぞれが、なんとも不思議な雰囲気を持って、完全には信じきれないところがあります。果たして3人のうちに犯人がいるのか。

しかし物語は思いもよらぬ展開を見せていく。圧倒されてしまいます。

3位『国宝』

芸を極めようとする者たち物語。喜久雄は、ヤクザの跡取り息子でありながら、梨園の世界へ飛び込む。

歌舞伎の名門の嫡男である俊介とライバル関係になりながら、喜久雄は芸を磨いていく。

10代から60代まで、喜久雄の人生をたどっていくだけに、上下巻を読み終わったとき、さまざまな感情がこみあげてきます。ラストまでぜひ読み切ってほしい作品です。

4位『横道世之介』

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い……。
世之介の学生時代の1年間と彼と関わった人々の今を描き、誰の心の中にも、人生にも、温かな光を灯す青春小説の金字塔。

第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。2013年には高良健吾×吉高由里子で映画化。

5位『犯罪小説集』

人はなぜ、罪を犯すのか?5つの短編はどれも、人間の弱く歪んだ心を描く。

日本の閉鎖社会で起こる犯罪や差別意識をむき出しにした犯罪もある。どの短編もノンフィクションかのように犯罪にいたった人間の心理を描いていきます。

映画『楽園』として映画化。本作のなかの「青田Y字路」と「万屋善次郎」がベースになっています。

吉田修一のさらなる進化が見逃せない

吉田修一はデビューからどんどん進化をしていて、さらに深みを増していっています。これからどのような作品を生み出すのか注目ですし、映像化される率が高いため、どのような制作陣が手掛けるのかも見ていきたいと思います!

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