仕事をする上で、向き合わなければいけないのが「数字」です。
これがまた苦手意識がありまして…
この際、数字への苦手意識を克服してみようと、数字と仕事に関する本をいくつか読んでみましたので、参考になったものをご紹介します。
数字ビジネス本・基礎編
まずは仕事において数字をどうとらえればいいのか、基礎を学ぶことができる本になります。
『こうやって数字を使えば仕事はもっとうまくいきます。』
数学女子との対話から、数字のことがわかります。かなり初心者でもわかりやすく、そこからでいいのか、と安心できる内容になっています。
- %は分数で考える 12.5%ならば8分の1くらい
- 四測演算を使う
- 効率とは?目標とする量÷それに割く資源
- 仕事算数 ある作業2時間 Aさん1時間で1/2
すぐにビジネスで活用できる内容なので、参考にしてみてください。
『マンガ仕事で数字を使うってこういうことです。』
こういう苦手意識があるものこと、マンガで学ぶのはかなり有益だと思います。ポイントとなるのはこちら。
- 数字を分けること
- 損益構造を把握できること
- 数学的に仮説を立てること
- 数学的に予測すること
数字コンサルがファッション業界で、数字について話すのでかなり具体的なのもありがたいです。
『数字が読めると本当に儲かるんですか?』
ズバリ儲かるの?という視点から、ビジネスの数字を紐解いていきます。
- 固定費 ニートな費用
- 変動費 売れれば売るほどかかる費用
- 管理会計 儲かるための会計
- 売上総利益(粗利) 売上額から仕入額を引いたもの
- 当期純利益(純利益) 売上から費用を引いて残ったもの
- 営業利益 売上から仕入れ額と販売費および一般管理費を引いたもの
- 限界利益 売上額ー変動費の額
経営において知っておきたい数字がわかるようになります。
『ひとつひとつ会社の数字を学ぶ』
売上、利益について、かなり丁寧に解説してくれます。解説の次に、すぐ計算問題があるので、しっかり把握できるんですね。計算問題もうまい棒とかを例に、簡単なものなので、怖くありません。
数字ビジネス本・上級編
上級編とはいえ、読みやすさがある本をそろえています。
『数字で考えるは武器になる』
数字で理解することはできても、数字で判断するがしづらい。リクルートのメディア学校で「数字の読み方・考え方」講座が11年続いたという著者が解説しています。
数字で記録して改善することができれば生産性の向上が実現できるというわけです。
- 因数分解 納期だけではなく、工数を管理する
- ROI思考 リターンと投資で考える、やるべき仕事の順番がわかる
- 仮説力 シナリオを考えるときにヒントとなるのが比較
数字の裏読みをするにはこちら。
- 平均と分散 偏りがある場合は平均値を見ても仕方ない
- 想像力 数字の偏りから想像する
- 選択肢を増やして絞り込む 良いシナリオを作るために選択肢増やす+絞り込む
経営者の視点を意識するというアドバイスも盛り込まれています。
『徹底的に数字で考える。』
仮説を立てるには、ひとつに決める勇気が必要。結果は数字で語れるのに、原因は数字で語れないというわけです。
数字で考える3つのメリットはこちら。
- 問題解決能力が高まる→売上が増える、人数が増える、時間が短縮できる
- 説得力のあるプレゼンテーションができる→なるほどと納得し動いてくれる
- 信頼感が持てる→指示をすんなり受け入れて動いてくれる
ほかにもファクトベースで仕事ができるようになる質問があるなど、かなり実践に活かせる内容です。
数字は実は身近なもの
数字はそんなに難しいものではないんですね。算数レベルでも活かせることがあります。身近なところから数字で考える癖を考えていきましょう。
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