ドラマ『アンチヒーロー』は、正義とはなにかを問うリーガルサスペンスドラマ!
『アンチヒーロー』9話について、ネタバレであらすじを解説していきます。2024年6月9日(日)よる9時放送。
『アンチヒーロー』9話までのまとめ
■2012年
- 3月5日 千葉県で糸井一家殺人事件発生
- 高濃度のタリウムによる毒殺事件
- 死亡した前日の夜、客が招かれて食事会が催されていた
- 糸井家と関係があった志水(緒形直人)が逮捕
- 志水は公園でぬいぐるみを探していた、19時41分
- 客人が目撃されたのは19時30分ごろ
- 明墨(長谷川博己)が検事として担当
- 明墨が志水を追い込み自白させる
- 志水、死刑判決
■2018年
- 桃瀬礼子(吹石一恵)が志水の冤罪を疑う
- 警察は志水の動画をつかんでいたが倉田(藤木直人)が握りつぶす
- 桃瀬が病死
■2019年
- 明墨が法律事務所設立
■2023年
- 松永理人(細田善彦)に有罪判決
■2024年
- 明墨が志水無罪の証拠動画の手がかりをつかむ
- 緋山啓太(岩田剛典)に無罪判決(2話)
- 富田正一郎の傷害事件(3話)
- 来栖礼二の性的暴行事件(5話)
- 倉田(藤木直人)逮捕
『アンチヒーロー』だれが犯人なのか?【考察】
アンチヒーロー最大の謎は、糸井一家殺害の犯人です。志水は動画のアリバイがあるわけで、ほかに犯人がいるのは間違いありません。
伊達原が裏で糸を引いているわけですが、手を下しているわけではないでしょう。キーマンは白木凛(大島優子)で、二重スパイの可能性もありますが、明墨への恨みはありそう。最終話ですべてが明かされるのが楽しみです。
『アンチヒーロー』9話あらすじ
12年前の事件、唯一の冤罪の証拠である動画が伊達原(野村萬斎)によって消された。明墨(長谷川博己)は桃瀬(吹石一恵)の意思を継ぎ志水(緒形直人)の冤罪を晴らすことは不可能なのか―。
赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)は独自の視点で12年前の事件を洗い直す。しかし、そこに迫る伊達原の魔の手、そして、裏切り・・・。
『アンチヒーロー』9話ネタバレ
我ら検察こそが正義!
伊達原(野村萬斎)が講演会で、声を荒げています。日本の司法が世界より遅れていて人質司法だと批判があるが、「ありえない!」と。法に従い職務を行っているわけで、「我々はひるむことなく堂々としているべき」と、伊達原は主張するのです。
さらに伊達原は、罰を与えることを国民が求めているからこそ、有罪率99.9%を保ってきたと言い、高らかに宣言します。
「いまこそ検察の威信を取り戻し、世間に知らしめるときがきた。我ら検察こそが正義なのだと!」
あと少し時間をください…
明墨(長谷川博己)は、志水(緒形直人)に謝罪をします。しかし、志水は「娘に会えただけでうれしい」「それで十分」と感謝を伝えます。明墨は「これ以上の幸せを受けとる権利がある。あと少しあと少し、時間をください」と頭を下げます。
赤峰ら事務所のメンバーはこれまでの事件を整理します。
- 2012年3月5日、千葉県で糸井一家殺人事件が起こる
- 高濃度のタリウムによる毒殺事件
- 死亡した前日の夜、客が招かれて食事会が催されていた
- 糸井家と関係があった志水が逮捕
- 志水は公園でぬいぐるみを探していた、19時41分
- 客人が目撃されたのは19時30分ごろ
桃瀬がつかんだこと
赤峰は、桃瀬(吹石一恵)の母親から、メモを受け取りました。そこには志水の冤罪を調べていた経緯が記されていました。
桃瀬は伊達原のもとにきたことを喜んだのもつかの間、伊達原が志水の証拠隠滅に関わっていると疑いを持ちます。
桃瀬が明墨に相談するものの、「証拠はあるのか?」と相手にされません。
そして警察は、志水の動画の存在をつかんでいたのに、倉田(藤木直人)が握りつぶしたことを知ります。
桃瀬は志水の娘・紗耶のもとにも足を運んでいました。そこで桃瀬に異動の辞令があり、仕事が激務に…。
桃瀬に病気が見つかり、入退院を繰り返します。「もう時間がない」と桃瀬は、明墨を呼び出します。桃瀬は、糸井一家殺人事件の調査ファイルを渡します。
桃瀬のメモには、「命は有限で尊い。私ももっと生きたかった。だけど救える命がある」「どうか私達が司法の信頼と誇りを取り戻せますように」と、記されていました。
「その未来をこの目で見たかった。明墨くんと一緒に」。その文字は、桃瀬の涙でにじんでいました。メモを読む明墨は、「桃瀬…」とつぶやき、涙がこぼし、さらに文字がにじむのです。
「似てる?」と書かれている謎の付箋も発見…。
あなたも潰される…
明墨は、瀬古(神野三鈴)のもとを訪れます。桃瀬が伝えたことで、瀬古は志水が無罪だと知ったのです。だから瀬古は、ボランティア施設に寄付をして、罪ほろぼしをしようとしていました。
瀬古は「伊達原は自分のルールから外れる者を許さない。あなたも潰される」と忠告します。
その忠告通り、明墨について週刊誌によるネガティブキャンペーンがはじまります。伊達原が手を回していました。
謎の付箋の意味が判明!
赤峰は、志水から被疑者ノートを受け取ります。取り調べ時間や飲食物を与えられない状況などが、克明に記されていました。「紗耶に会いたい」という思いにあふれていました。
取り調べで刑事は、糸井一家の症状を伝えるものの、それはタリウムの症状ではありませんでした。伊達原が鑑定結果を変えて、似ている毒物に変えていたと、明墨は推測します。
桃瀬の付箋の「似てる?」は、ボツリヌストキシンだと、改ざんの証拠をあたっていたことがわかります。
科捜研の男が改ざん!?
明墨は、紫ノ宮(堀田真由)とともに、倉田のもとへ。これまで口を閉ざしていたのは、紫ノ宮のためだということがわかります。
「ふざけないで!人の命より大事なことってなに?」と、紫ノ宮は父に問います。紫ノ宮は娘に会いたいという、志水のノートを突きつけます。
12年前、伊達原は「この映像は警察では発表されなかった」「今さら無実だと、こんなことを発表してみろ!」と、倉田の胸ぐらをつかみます。伊達原は同じ十字架を背負うことを伝えます。
「人殺し!」と明墨は言いながら、毒物の鑑定結果が改ざんされているのではないか?と倉田に問います。科捜研の男・平塚が関わっていたことが判明。
裏切り者が…
明墨は桃瀬の墓の前に。その後、警察が事務所にきて、明墨が逮捕されます。
伊達原は「かわいそうにねぇ」と言うと、「そうですか?当然の報いだと思いますけど」と言う人物が。それは白木凛(大島優子)でした…。
机に緋山のジャンパーが。明墨の裁判は、伊達原が担当すると宣言します。
明墨はパトカーに乗り込む前、「あとは任せた」と、赤峰と紫ノ宮に言います。
『アンチヒーロー』9話登場人物
- 明墨正樹(長谷川博己):弁護士。過去に検事だったことがある
- 赤峰柊斗(北村匠海):弁護士
- 紫ノ宮飛鳥(堀田真由):弁護士
- 白木凛(大島優子):パラリーガル
- 青山憲治(林泰文):パラリーガル
- 志水裕策(緒形直人):獄中の男
- 紗耶(近藤 華):志水の娘
- 緋山啓太(岩田剛典):ある事件の容疑者
- 緑川歩佳(木村佳乃):東京地方検察庁の検察官
- 伊達原泰輔(野村萬斎):東京地方検察庁のトップ検事正
- 桃瀬礼子(吹石一恵):弁護士