朝ドラ『虎に翼』は、伊藤沙莉主演で、女性初の弁護士の人生を描きます! 朝ドラ『虎に翼』について、あらすじ・ネタバレありで解説していきます。
- 『虎に翼』各話ネタバレ(ざっくりわかる)
- 第1週(1話〜5話)
- 第2週(6話〜10話)
- 第3週(11話〜15話)
- 第4週(16話〜20話)
- 第5週(21話〜25話)
- 第6週(26話〜30話)
- 第7週(31話〜35話)
- 第8週(36話〜40話)
- 第9週(41話〜45話)
- 第10週(46話〜50話)
- 第11週(51話〜55話)
- 第12週(56話〜60話)
- 第13週(61話〜65話)
- 第14週(66話〜70話)
- 第15週(71話〜75話)
- 第16週(76話〜80話)
- 第17週(81話〜85話)
- 第18週(86話〜90話)
- 第19週(91話〜95話)
- 第20週(96話〜100話)
- 第21週(101話〜105話)
- 第22週(106話〜110話)
- 第23週(111話〜115話)
- 第24週(116話〜120話)
- 第25週(121話〜125話)
- 最終週(126話〜130話)
- 『虎に翼』最終回は?いつからいつまで放送?
- 『虎に翼』2分でわかる動画まとめ
- 『虎に翼』あらすじ
- 『虎に翼』登場人物
- 『虎に翼』スタッフ・主題歌
- 『虎に翼』寅子のモデル・三淵嘉子の生涯
- 『虎に翼』おすすめ本
『虎に翼』各話ネタバレ(ざっくりわかる)
朝ドラ『虎に翼』について各話ネタバレ紹介していきます。
第1週(1話〜5話)
4月1日〜4月5日放送
1931年、女学校に在学する17歳の寅子(伊藤沙莉)は、父の直言(岡部たかし)から見合いをすすめられるものの、寅子はイヤがって家出を試みます。寅子は「結婚が女性の幸せと決めつけられることに納得できない」と語りながら、何回かお見合いをするものの、破談となってしまいます…。
ある日、寅子は大学の講義で桂場等一郎(松山ケンイチ)と学生が「結婚した女性は無能力者」とやり取りしているのに驚きます。寅子が「は?」と思わず声を出して議論をはじめると、穂高(小林薫)教授は、寅子の弁舌を評価し、「うちの女子部に来なさい」と女子部法科への進学を勧めます。
寅子は父・直言にその旨を話し、直言は賛成するが、母はる(石田ゆり子)の説得には難航します。桂場が寅子に「泣いて逃げ出すのがオチだ」と言うと、はるが「女の可能性の目を摘んできたのはどこのだれ?男たちでしょう!」と反論しました。
はるが六法全書を、寅子に買い与えます。こうして、寅子は女性が社会で活躍するための道を切り開く決意を固めるのです。
第2週(6話〜10話)
4月8日〜4月12日に放送
1932年春、寅子(伊藤沙莉)は晴れて明律大学女子部に入学しました。入学式後、竹中(高橋努)という記者から、寅子は取材を受けます。女子部は本校舎から離れた場所にあり、女子部は男子から「魔女部」とからかわれ、法学を学び続けることの困難さを感じるのです。
山田よね(土居志央梨)という男装した新一年生と出会い、その厳しい言葉に寅子は悩むが、新たな友人たちとお弁当を共にし、友情を深めていきます。
ある日、新聞に女子部を小馬鹿にした記事が掲載され、さらに女性に弁護士資格を認めない法改正が通らなかったことを知り、失望します。
その後、穂高(小林薫)の授業で法の理不尽さに対する解決策を議論し、裁判を傍聴することにします。裁判長は、妻の財産を夫が管理するという民法の条文に反し、着物の引き渡しを命じる判決を下します。よねは、「本来、法律は力を持たない私たちが、ああいうクズをぶん殴ることができる唯一の武器」と、判決に憤ります。
そして寅子は、「絶対わたしが助けてあげる。わたし盾なの。盾みたいな弁護士になるの」と宣言します。
第3週(11話〜15話)
4月15日〜4月19日放送
1933年秋、寅子(伊藤沙莉)たちは明律大学女子部の2年生になりましたが、同期生は20人にまで減少していました。新入生も少なく、女子部の存続が危ぶまれていました。猪爪家では、橋爪家に下宿した優三はまたも高等試験に落ちました。
その中、女子部の2年生と3年生が合同で「明律祭」の法廷劇を行うことが決まりました。寅子たちは真剣に取り組みますが、男子学生たちから「どうせ誰も弁護士になんてなれないよ」と野次がとんで、乱闘騒ぎにより劇は中止になります。
そして山田よね(土居志央梨)は、貧しい家庭に生まれ、父の酒癖の悪さから、東京で働くようになったことが明かされます。だまし取られたお金を取り返した体験から、よねは法を学び、世の中を変えたいという強い思いを抱くようになったのです。
その後、劇を再検証すると、実際の判例ではなく、内容が改ざんされていたことが判明しました。この真実を知ったよねは、改ざんもそうですが、戦わない女性や弱音を吐く女性を批判します。
寅子は「私はむしろ弱音を吐くべきだと思う。弱音を吐く自分をその人をそのまま受け入れることができる弁護士に、居場所になりたいの」と宣言します。
寅子たちは無事に女子部を卒業し、明律大学法学部に進学し、男子たちと学ぶことになりました。
第4週(16話〜20話)
4月22日〜4月26日放送
法学部初日、寅子たちは男子学生たちになめられないように、気を引き締めて教室に向かいました。
週末にハイキングに行くことになり、寅子は男子学生たちが梅子(平岩紙)の夫の浮気について話しているのを聞きます。寅子が声をかけると、花岡(岩田剛典)が、大庭を擁護しつつ梅子を非難します。寅子は「どれだけ傲慢なの?」と花岡を突き飛ばし、花岡はケガを負います。その後、花岡は退院して、「ホントに腹が立つ。これじゃまた君のことばかり考えてしまうだろ」と寅子や梅子に謝りました。
梅子が、これまでのことを語ります。大庭と結婚してから彼が家に帰らなくなり、梅子は子供たちの親権を得るために法律を学ぶことを決意したと。
そして寅子の父・直言(岡部たかし)が逮捕されます。直言は笑って「心配しなくていい」と言い残し連行されていくのです…。
第5週(21話〜25話)
4月29日〜5月3日放送
共亜事件で大臣が逮捕され、内閣が総辞職に追い込まれます。そして寅子の父・猪爪直言(岡部たかし)が罪を自白したと報じられ、寅子たちは驚きます。
直言は家族に対して罪を犯したことを謝罪し、真実を話そうとしませんでした。しかし、寅子は直言の無実を証明しようと努力します。寅子の母はる(石田ゆり子)が記していた、はるの日記との食い違いが14箇所もあったことがわかります。「本当は無罪、なにもやっていないでしょ?」と寅子は直言に言います。ついに、直言は自分が圧力に屈して嘘の証言をしたと告白しました。
裁判で、直言が「私はすべて否認します」と証言します。ついに直言の無実が証明され、被告人全員が無罪となりました。判決を下した裁判官は、公正な判断をしただけだと述べます。1年半に及ぶ戦いが終わり、寅子は法律が清らかな水のように守られるべきだと考えました。この経験が、寅子の未来を大きく変えることになります。
第6週(26話〜30話)
5月6日〜5月10日放送
1937年、寅子(伊藤沙莉)は法学部の高等試験を受けたが、一次の筆記試験で不合格となります。下宿生の優三(仲野太賀)も不合格。寅子は母のはる(石田ゆり子)の許可を得て、働きながら勉強を続けることになります。寅子は、共亜事件の弁護士・雲野六郎(塚地武雅)の事務所で働き始めます。
試験に合学していた花岡(岩田剛典)は、裁判官になるための実習を始めました。2人は時間が合うときに日比谷公園で昼食を共にします。
一方、日中戦争の影響で香淑(ハ・ヨンス)が帰国することになり、寅子たちは笑顔で別れを告げました。涼子(桜井ユキ)は婚約を理由に高等試験を断念。梅子も離婚を理由に試験を断念します。
よね(土居志央梨)は口述は完璧だったのに、男装を指摘されて「あんたらの偏見をこっちに押し付けるな」と反論してしまいます。「曲げずにいつか合格する」と、よねは寅子に伝えます。
寅子は合格を勝ち取りました。「男か女かで古いにかけられない社会になることを私は心から願います。私はそんな社会でなにかの一番になりたい。そのためによき弁護士になるよう尽力します。困っている方を救い続けます。男女関係なく」。
第7週(31話〜35話)
5月13日〜5月17日
1939年、寅子(伊藤沙莉)は弁護士修習生として法律事務所で実務を学びます。花岡(岩田剛典)が裁判官に任命されたと連絡がきて、みんなでお祝いしようとする寅子に対して、花岡は「できれば2人でやらないか」と言います。寅子は「それでいいの?」と問うと、花岡は「あぁそれがいいんだ」と返します。
2人でお祝いの会食をするものの、花岡は佐賀に赴任することがわかります。寅子と花岡は、握手をして互いを応援し、別れました。
寅子は法律事務所で働きはじめ、弁護士資格も取得します。しかし、女性という理由で依頼がまったくこなくて苦労します。寅子は、社会的地位のために、母はる(石田ゆり子)に「お見合い相手を探していただけないでしょうか」と懇願します。25歳を過ぎていると相手を見つけるのは難しく、やっとお見合いが決まったと思っても、弁護士であることからなんだか怖いと断られてしまいます。
そんななか、優三(仲野太賀)が「僕じゃダメかな」とアプローチします。寅子は社会的地位がほしいのだと理解して、2人は婚約します。その効果かわからないものの、寅子ははじめて弁護を引き受けることになります。
優三との初めての夜、優三は「指1本触れないから」と寝ようとします。さらに優三は「まぁぼくはずっと好きだったんだけどね」とつぶやきます。驚いた寅子は、優三をゆすって起こします。そして2人には戦争の足音が近づいていたのです…。
第8週(36話〜40話)
5月20日〜5月24日放送
寅子(伊藤沙莉)の妊娠がわかり、家族一同みんな大喜び。一方、先輩の久保田聡子(小林涼子)らが去り、女性弁護士は寅子だけになります。寅子は「もう私しかいないんだ」と思い、すべてを1人で抱え込み、疲れからか倒れてしまいます。
病室にいる寅子を、穂高(小林薫)が見舞いに駆けつけます。穂高は大事なのは、子を産み良き母になることと諭します。「世の中そう簡単には変わらない」という穂高に対して、「私は石を砕けない。無念のまま消えていくしかないのですか」と問うのです。
寅子は回復したものの、弁護士事務所の雲野六郎(塚地武雅)から休業をすすめられます。そんな寅子を見て、よね(土居志央梨)は、「いちいち悲劇のヒロインぶりやがって。男にやさしくされたらホッとした顔しやがって」「女の弁護士はまた生まれる。だからこっちの道には二度と戻ってくんな」と突き放します。
寅子は弁護士事務所の辞表を出して、出産のための準備をすると、穏やかな日々が待っていました。そして寅子が出産し、その子は優未(ゆみ)と名付けられます。
そんななか優三(仲野太賀)にも赤紙が届きます。そして、河原で寅子は「ごめんなさい!私のわがままで私なんかと結婚させて」と優三に土下座します。優三は「寅ちゃんができるのは、寅ちゃんの好きに生きること」と伝えます。
いよいよ出征の日、優三が沈んだ表情の寅子に、変顔を見せます。寅子は、優三を追いかけて、変顔を見せ合い、笑いながら泣くのです…。
- 36話 5/20月 どんでん返しで失態…
- 37話 5/21火 もう私しかいないんだ…
- 38話 5/22水 寅子が倒れてしまう…
- 39話 5/23木 弁護士の道に戻ってくるな
- 40話 5/24金 優三の言葉があたたかい
第9週(41話〜45話)
5月27日〜5月31日放送
1945年7月、寅子(伊藤沙莉)たちは疎開。花江(森田望智)の夫であり、寅子の兄・直道(上川周作)が亡くなったと報告があったのです。泣き崩れる花江。
そして岡山にいた弟・直明(三山凌輝)が、帰ってきて、大学へは行かずに家族のために働くと言います。両親は喜ぶものの、うれしくも納得がいかない寅子…。
ある日、体調の悪かった直言(岡部たかし)が倒れます。寅子がある手紙を開こうとすると、直言が「見るんじゃない!やめろ!」と叫びます。そこには「優三」「戦病死」という文字がありました…。
後日、直言が話があると、枕元にみんなを集めます。直言は「優三のことを伝えられなくてごめん」と、寅子に謝ります。時間が経てば経つほど、言いづらくなってしまったと。
寅子は父への思いを伝えます。「でも…お父さんだけだったよ。家族で女子部に行ってもいいって言ってくれたの。女学校の先生の前でも、お見合い相手の前でも、だれの前でも、うちの寅はすごいって。どんな私になっても私をかわいいかわいいって言ってくれたのは、お父さんだけ」。そして数日後、直言は息を引き取ります…。
寅子は、優三の言葉を思い出します。
「また弁護士をしてもいい。別の仕事をはじめてもいい。ゆみのいいお母さんでいてもいい。僕の大好きななにかに無我夢中で、なにかをがんばってくれること。いや、やっぱりがんばらなくてもいい。寅ちゃんが後悔せず、心から人生をやりきってくれること。それが僕の望みです」
寅子は「あぁぁぁ」と泣きます…。
そして寅子は河原で、「日本国憲法」の記事を見ながら、ある決意をします。寅子は優三の写真を前にして「行ってきます」と家を出ていくと、向かった先は、桂場等一郎(松山ケンイチ)のところでした。寅子は「私を裁判官にしてください」と宣言するのです。
第10週(46話〜50話)
6月3日〜6月7日放送
昭和22年3月。日本国憲法に希望を感じた寅子(伊藤沙莉)は裁判官の道へ。人事課にいたのは桂場(松山ケンイチ)でした。アメリカ帰りの久藤(沢村一樹)の計らいによって、寅子は司法省で働くことになります。
そこで穂高(小林薫)や花岡(岩田剛典)に再会します。民法の議論で、保守的な神保教授(木場勝己)にタジタジになっていましたが、花岡の「どうなりたいかは自分で選ぶしかない、本当の自分を忘れないうちに」という言葉に勇気づけられます。
寅子は神保教授に一歩も引かずに「はて?」と主張を通しました。かつての自分を取り戻した寅子。そんなある日、寅子は花岡が亡くなったことを知ります…。
第11週(51話〜55話)
6月10日〜6月14日放送
花岡(岩田剛典)は、法を守って闇市のものを一切口にせず、栄養失調で亡くなったのでした。寅子(伊藤沙莉)は日比谷公園のベンチに座りながら、涙ぐみます。
寅子は家庭裁判所設立準備室へ。2ヵ月という期限のなかで、家庭裁判所を発足させないといけない業務でした。メンバーは室長の多岐川車四郎、室長補佐の汐見、明津大学で同級生だった小橋と稲垣でした。
さまざまな主張や反目がありながらも、久藤(沢村一樹)の後押しもあり、寅子たちは家庭裁判所を誕生させます。
第12週(56話〜60話)
家庭裁判所開所記念の式典が行われて、ついに寅子は裁判官となります。
寅子の母はる(石田ゆり子)は、心臓発作を起こし、最期が近づいていました。寅子は子どものように泣きじゃくります。「ずっとそばにいてよ!お母さんがいなかったら、私!」。はるは「何を子どもみたいに」と言いながら、安らかに旅立ちました。
第13週(61話〜65話)
寅子(伊藤沙莉)は特例判事補として、家事部の審判も担当するようになっていました。
ある日、寅子は家庭裁判所で相談を受けていました。寅子は、梅子(平岩紙)と再会。梅子は三男の光三郎と大庭家に連れ戻され、病気で倒れた夫の世話を10年以上続けていたというのです。その夫が亡くなり、梅子、3人の息子たち、夫の妾が、財産の相続でもめていました。
寅子は、梅子をよね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)のもとへ連れていきます。やがて、調停が進められる中、光三郎が裏で妾とつながっていたことが判明。 梅子はすべてを放棄し、家を出る決断をします。
同じころ寅子は、多岐川(滝藤賢一)の指示で、家庭裁判所の広報活動の一として、「愛のコンサート」の企画を進めていました。出演してくれることになった人気歌手と会話した寅子は、自分の仕事が好きだと語ります。 「すべての人間を平等に幸せにできる 困った人の手伝いができる最高の仕事なんです」
コンサートは大成功に終わり、寅子は充足感を味わっていました。
第14週(66話〜70話)
7月1日〜7月5日放送
愛のコンサートの成功により、寅子(伊藤沙莉)の名前は知れ渡り、たくさんの依頼が寄せられます。さらに寅子は、初代最高裁判所長官・星朋彦(平田満)の本の改稿作業の手伝いをすることに。そこで寅子は、星の息子・航一(岡田将生)と出会います。
家庭裁判所で、寅子は日本人の男性とフランス人の女性の離婚調停を担当します。2人の間に生まれた息子、栄二(中本ユリス)は窃盗事件を起こし、両親ともに栄二の親権を手放したがっていました。
寅子は恩師で明律大教授の穂高重親(小林薫)の退任記念の祝賀会に出席します。
第15週(71話〜75話)
7月8日〜7月12日放送
1951年(昭和26年)、アメリカに行っていた寅子(伊藤沙莉)が帰国します。アメリカの家庭裁判所を視察をしていたのです。寅子は、ラジオ出演の影響もあって、「家庭裁判所の母」と呼ばれるようになりました。寅子は後輩もできて、仕事は順風満帆のように見えていましたが…。
そんな中、寅子は福田慶太(中村無何有)・瞳(美山加恋)の離婚調停を担当することになります。妻が不貞行為をしたことで夫が離婚を申し立てていました。どうやら瞳は寅子が担当することで自分に有利な判断をしてもらえると考えているようでした。
そして寅子は新潟への異動が決まってしまいます。寅子は花江に相談します。花江は、寅子の娘・優未は本音を話せていないと伝えます。寅子は初めて家族との間に溝が出来ていることを自覚。多岐川と汐見(平埜生成)らは、旅立つ寅子のために壮行会を開きます。
- 71話 7/8月 アメリカから帰国!
- 72話 7/9火 花江ブチギレ
- 73話 7/10水 寅子、刺される!?
- 74話 7/11木 そんな決断、優未にさせないで!
- 75話 7/12金 寅子が新潟へ、送別する
第16週(76話〜80話)
7月15日〜7月19日放送
寅子(伊藤沙莉)は、新潟地家裁三条支部に赴任することになります。新潟では、支部の職員たち、地元の弁護士・杉田太郎(高橋克実)たちから、「ようこそ、佐田寅子支部長!」大歓迎を受けます。
山の境界線をめぐる民事調停を担当することになった寅子(伊藤沙莉)は、弁護士の杉田(高橋克実)、書記官の高瀬(望月歩)らと現地へ出向くことになります。この現地調停で、高瀬(望月歩)と申立人との間にトラブルが発生…。
優未(竹澤咲子)は、父親の優三の話が聞きたいと言います。しかし、寅子はなぜか優三(仲野太賀)の話をすることをためらってしまいます。寅子は、星航一(岡田将生)の言葉から、自分の気持ちに気付くのです。寅子は、まだ優三の死を受け止めきれていませんでした。寅子は、優未に優三の話をしようと決意するのでした。
- 71話 7/15月 新潟でまさかの大歓迎!
- 72話 7/16火 寅子、川に流される…
- 73話 7/17水 イヤだイヤだ!寅子、出社拒否!?
- 74話 7/18木 寅子と新潟メンバーの対立が浮きぼりに…
- 75話 7/19金 涼子さま登場
第17週(81話〜85話)
7月22日〜7月26日放送
新潟本庁で寅子(伊藤沙莉)は航一(岡田将生)と再会します。航一が、喫茶ライトハウスに連れていくと、女子部の同期・涼子さま(桜井ユキ)がいました。おつきの玉(羽瀬川なぎ)も一緒でした。
優未(竹澤咲子)は、学校に友だちがいないと寅子に話します。そこで花江(森田望智)が、頼れる援軍を送ってくれます。かつて花江家にいた女中の稲(田中真弓)でした。
さらに寅子が初めて受け持つ刑事事件の裁判が始まります。それは、19歳の少年・元木(山時聡真)にかばんをひったくられた20歳の青年・水上(林裕太)が起こした暴行事件になります。
第18週(86話〜90話)
7月29日〜8月2日放送
ある放火事件が発生。火災があったスマートボール場の経営者である朝鮮人の金顕洙(許秀哲)が逮捕されました。検察は、被告人から弟・広秀への朝鮮語の手紙を証拠として提出します。
寅子は疑問を持ちます。朝鮮語の翻訳について、汐見(平埜 生成)とヒャンスク(ハ・ヨンス)に相談すると、誤訳だったことがわかります。さらにかつて朝鮮人と付き合っていた小野がやってきます。
汐見は「つらいことはたくさんある。僕より香子のほうがずっとツラかった。でも一緒にならなかったほうが100倍もツラかった」と話します。裁判では、被告人の無罪判決が言い渡されます。
そして航一の過去が明らかになります。航一は、ある機関にて日本の敗北がわかっていたのに、戦争を止められなかったのです。航一はしゃがみこんでしまい、寅子は航一の背中を、やさしくさすり続けます。
第19週(91話〜95話)
8月5日〜8月9日放送
寅子(伊藤沙莉)は、航一(岡田将生)の過去の苦しみを知ります。同じころ、新潟市内である事件が発生します。森口(俵木藤汰)の娘・美佐江(片岡凜)がその事件に深く関わっているのではないかという疑惑が持ち上がりました。寅子は美佐江に心を開いてもらおうと努めますが、対応は完全に失敗してしまいます。
寅子は、優未から優三(仲野太賀)の手紙の存在を教えられます。寅子は今の正直な気持ちを航一(岡田将生)に告げます。
寅子「一緒にいたいのは星さんで、なんで私の気持ちはなりたい私とどんどんかけ離れていくのでしょうか」
航一「僕は優三さんの代わりになるつもりはありません。なりたい自分とかけ離れた、不真面目でだらしがない愛だとしても、佐田さんと線からはみ出て、ふたを外して、溝を埋めたい。ダメでしょうか?」
第20週(96話〜100話)
8月12日〜8月16日放送
寅子と優未は、東京へ。家では、花江(森田望智)と直明(三山凌輝)が対立していました。直明には恋人ができていました。直明は、結婚しても同居し続けたいと主張するものの、花江は結婚したら家を出るべきだといいました。
寅子は、航一(岡田将生)の家を訪れることになりました。しかし、航一の家族である、百合(余貴美子)、朋一(井上祐貴)、のどか(尾碕真花)の本心はなかなか見えませんでした。
寅子は、よね(土居志央梨)が弁護士になったことを知ります。寅子が「自分を曲げずに、よねさんのままで弁護士に!すごいわ、すばらしいわ」と言うと、よねは「離れろ、暑苦しい!」と拒絶します。その後、轟から「オレがお付き合いしている人だ」と、遠藤時雄を紹介されます。
- 96話 8/12月 花江と直明は大ゲンカ
- 97話 8/13火 目を合わさぬ航一の家族
- 99話 8/14水 航一が暗い表情に…
- 99話 8/15木 家族裁判はじまる
- 100話 8/16金 轟がカミングアウト
第21週(101話〜105話)
8月12日〜8月16日放送
寅子(伊藤沙莉)は、轟(戸塚純貴)から遠藤(和田正人)を紹介されて、動揺を隠せませんでした。
寅子は、航一(岡田将生)からプロポーズされたものの、結婚の意味を見出せずに、自分の気持ちを整理しようと試みます。航一は、「そもそも婚姻は『永遠の愛』を誓っているわけではない。婚姻自体が『永遠を誓わない愛』でもあることに気づいたからです」と結婚を決意した理由を語ります。
寅子と航一は、直明に呼び出されます。よね、涼子、梅子、香淑、玉、轟、そして明律大学の先輩も法服姿でやってきました。航一と寅子なりの結婚を、裁判風に祝福しはじめます。
- 101話 8/19月 寅子が失言!?
- 102話 8/20火 轟の花岡への思い
- 103話 8/21水 結婚やめましょう
- 104話 8/22木 全員集合!
- 105話 8/23金 涙の結婚式
第22週(106話〜110話)
8月26日〜8月30日放送
昭和31年。寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)は、星家で暮らしはじめます。しかし航一(岡田将生)の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)とはまだぎこちない雰囲気でした。
のどかから、寅子(伊藤沙莉)たちとの同居がツラいと、本心が語られます。のどかは家を出て行こうとするのですが、優未(毎田暖乃)が麻雀での勝負を持ちかけました。
- 106話 8/26月 謎ルール
- 107話 8/27火 チチンプイプイ
- 108話 8/28水 女性は働かなくていい
- 109話 8/29木 麻雀対決!
- 110話 8/30金 家族のようなもの解散!
第23週(111話〜115話)
9月2日〜9月6日放送
星家では、寅子(伊藤沙莉)が百合(余貴美子)の様子がおかしいことに気づきます。百合は認知症が進行していたのです。さらに星家では、のどか(尾碕真花)の態度に、優未(毎田暖乃)の不満が爆発します。
いよいよ「原爆裁判」の口頭弁論が始まります。記者の竹中(高橋努)の記事によって「原爆裁判」に世間の注目が集まりはじめます。そして昭和38年12月、「原爆裁判」の判決が言い渡されます。
第24週(116話〜120話)
9月9日〜9月13日放送
寅子(伊藤沙莉)は、病を患って治療に専念している多岐川(滝藤賢一)を見舞いに行きます。多岐川は「少年犯罪の厳罰化」を求める声が高まっていることを気にかけていました。
そして昭和44年、桂場(松山ケンイチ)が最高裁長官に就任します。
多岐川の病は進行して、なつかしい顔ぶれが集まります。多岐川は最後の力を振り絞り、桂場の元に少年法改正に反対する意見書を届けようとします。
- 116話 9/9月 原作裁判、集結
- 117話 9/10火 桂場が最高裁長官に
- 118話 9/11水 航一の娘の彼氏登場
- 119話 9/12木 寝たきりの多岐川
- 120話 9/13金 多岐川、亡くなる…
第25週(121話〜125話)
9月16日〜9月20日放送
寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、優未(川床明日香)をそっと見守ることに決めました。
明律大学女子部の一同が久しぶりに寅子の家で顔を合わせます。直明(三山凌輝)一家が引っ越すことになり、猪爪家ではささやかなお祝いが開かれます。
そんな中、若手の仲間たちと熱心に勉強会を開いていた朋一(井上祐貴)に突然異動が言い渡されました。予想外の人事でした。航一は、桂場に真っ向から意見します。それが桂場の意向によるものなのか、寅子は思い悩みます。
最終週(126話〜130話)
9月23日〜9月27日放送
寅子(伊藤沙莉)は、少年法改正の問題とともに、新潟で美佐江を救えなかった後悔と向き合うことになりました。
平成11年、寅子(伊藤沙莉)が亡くなって、15年が経っていました。
桂場(松山ケンイチ)と「法律とは何か」について語り合ってきたことを振り返ります。
そして思い出のなかのはるが現れました。はるは「どう地獄の道は?」と尋ねると、寅子は「さいこうです」と笑顔になりました。
法服を着た寅子が、桜が舞い散る法廷のなかにいます。
寅子「さよーなら、またいつか」
『虎に翼』最終回は?いつからいつまで放送?
『虎に翼』の最終回はどんな内容になるのか、いつからいつまで放送するのでしょうか。
『虎に翼』は4月1日から放送が開始されました。『虎に翼』最終回の放送日は、9月27日(金)だと思われます。朝ドラは、前期(4月1日〜9月30日)、後期(10月1日〜3月30日)に分かれます。明確な最終回の日程は直前ではないと告知されないものの、『虎に翼』は9月最終週の金曜日だと考えられます。
『虎に翼』の最終回では、再婚を経て、裁判所長になって定年退職するまでが描かれるのではないでしょうか。寅子のモデルになった三淵嘉子の生涯を見ると、若い職員たちから「うちのお母さん」と呼ばれていたことから、持ち前の面倒見のよさから周りの人たちが寅子の人柄に惹かれていくクライマックスになるのではないでしょうか。
『虎に翼』2分でわかる動画まとめ
『虎に翼』あらすじ
猪爪寅子(伊藤沙莉)は「はて?」が口癖で、世の中の常識に疑問を呈していきます。そんななか、弁護士の道を目指すことを決意していきます。
主人公のモデルは、女性初の弁護士になった猪爪寅子(いのつめ ともこ)で、伊藤沙莉が演じます。NHK「連続テレビ小説」第110作目。
『虎に翼』登場人物
■猪爪家
- 猪爪寅子(伊藤沙莉):あだ名はトラコ。やがて女性初の弁護士になる
- 猪爪はる(石田ゆり子):寅子の母
- 猪爪直言(岡部たかし):寅子の父
- 佐田優三(仲野太賀):下宿する書生
- 米谷花江(森田望智):寅子の親友
- 猪爪直道(上川周作):寅子の兄
- 猪爪直明(三山凌輝):寅子の弟
■明律大学女子部の同級生
- 山田よね(土居志央梨):男装の学生
- 桜川涼子(桜井ユキ):華族の令嬢
- 大庭梅子(平岩紙):最年長の学生
- 崔香淑(ハ・ヨンス):朝鮮半島からの留学生
■明律大学の学生
- 花岡悟(岩田剛典):同級生
- 轟太一(戸塚純貴):同級生
- 久保田聡子(小林涼子):先輩
- 中山千春(安藤輪子):先輩
■寅子に影響を与える人々
- 桂場等一郎(松山ケンイチ):裁判官
- 穂高重親(小林薫):教授
- 竹中次郎(高橋努):新聞記者
- 雲野六郎(塚地武雅):弁護士
『虎に翼』スタッフ・主題歌
- 作者:吉田恵里香
- 音楽:森優太
- 主題歌:米津玄師
- 語り:尾野真千子
- メインビジュアル、ロゴ制作:三宅瑠人、岡崎由佳
- 制作統括:尾崎裕和
- 演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉
- プロデューサー:石澤かおる、舟橋哲男、徳田祥子
『虎に翼』寅子のモデル・三淵嘉子の生涯
『虎に翼』の寅子にはモデルがいるんですね。モデルになっている三淵嘉子について、どのような生涯だったのか、まとめていきます。
日本初の女性弁護士
三淵嘉子は、日本初の女性弁護士の1人です。戦後は、女性初の判事、裁判所長となっていきました。
嘉子は1914年11月、父親の仕事の都合でシンガポールで生まれました。
1932年、嘉子は女性に門戸を開いていた明治大学専門部女子部法科に入学。入学の翌年に、弁護士法が改正されて、弁護士資格が女性にも認められるようになります。
1938年、嘉子は高等試験司法科に挑み、同じ明治大学出身の中田正子、久米愛と共に合格。女性弁護士誕生と、新聞に大きく取り上げられます。
和田芳夫と結婚
丸の内の弁護士事務所で修習生として過ごし、嘉子が26歳のとき、弁護士としてのスタートを切ります。このとき武藤家に書生として住み込んでいた和田芳夫と、結婚します。
芳夫は戦争に駆り出され、終戦を迎えるものの、帰らぬ人となります。芳夫は戦地で発病して長崎の陸軍病院で死亡。
さらに翌年には嘉子の両親が、相次いで亡くなります。
戦後は裁判官の道へ
嘉子は戦前には女性がなれなかった裁判官としての道を歩もうとします。日本国憲法が公布され、民法も刷新されて、嘉子は大きな感激を覚えます。
1949年、全国に家庭裁判所が設立され、嘉子は最高裁家庭局に配属となります。その後、嘉子は東京地裁で判事補となり、初の女性判事に。4年後、嘉子は41歳で裁判官の三淵乾太郎と再婚します。
1972年、女性初の裁判所長になります。1979年の定年退職まで若い職員たちから「うちのお母さん」と呼ばれて慕われました。
『虎に翼』おすすめ本
『虎に翼』をさらに楽しめるおすすめ本を紹介します!
公式ガイド本
公式ガイドなので、ふんだんに出演者インタビューやコメントが収録されています。ヒロイン・伊藤沙莉だけではなく、出演者座談会(土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンスほか)も読み応えがありました!
三淵嘉子さん紹介、脚本家・音楽インタビューもあり、充実した内容です。あらすじは、第1週から第13週までが収録されています。
ノベライズ本
朝ドラ『虎に翼』の第1週〜第13週までのノベライズ本になります。ドラマとは違う味わいがあります。
脚本集
『虎に翼』のシナリオ集で、第1週〜第26週までの「全26巻」になります。脚本への絶賛が多い本作なので、シナリオ集で巧みさを堪能できます。
三淵嘉子の生涯
三淵嘉子の生涯を長編小説で描いています。ドラマとは違った面から、三淵嘉子の生き方がわかります!