『VIVANT』第16話の考察です。今回はエリシャにフォーカスを当てていきます。このチャンネルではエネルギー戦争が勃発すると予想していたんですけれども、まさにでしたね。ここまでスケールの大きいものを描くとなると、エネルギーは外せません。その鍵になるのがエリシャの核融合技術で、これを巡って水面下での争いが行われている。そしてエリシャがシンシーに交換条件を突きつけていることも判明しました。ここがテントに繋がるわけですが、ズバリ、ジャミーンが必要なんだというところが見えてきます。徹底考察していきます。
エリシャと核融合技術をめぐる年表
2015年——原発すらいらなくなる技術
2015年、エリシャが核技術を発明します。核融合を起こすと水素が持続化するという、とんでもない技術です。他のエネルギーがいらなくなる、原発すらいらなくなるという代物なので、各国がこぞって入手しようとする。ただエリシャは研究データを抹消して姿をくらますことになります。
2016年——「デマ」と結論づけられ捜索打ち切り
この捜索を各国が行っていて、アメリカ、EU、そして別班も動いていました。ところが2016年に捜索が打ち切りになります。理由はエリシャの発明がデマだとデータ上で結論づけられたから。その3ヶ月後、エリシャが亡くなったという報道がなされるので、ここで一度決着がついたという状況になったはずでした。
生存が判明し、シンシーが食いついた
ところが2016年8月、エリシャが生存していたことが分かるんですね。新聞を持っていましたよね。情報ブローカーが確保していて、ここで食いついたのがシンシーでした。
リーダーはエリシャと半年で10回以上接触、面会していることが分かっているので、やはりこの核技術は本物なんだということになるわけです。そしてエリシャは条件を突きつける。つまりシンシーはまだこの技術を手に入れていないということですね。
2020年——野崎が二重スパイにされる
2020年、リーダーが野崎守(阿部寛)に接触し、二重スパイに仕立て上げます。目的は別班の情報とテントの情報でした。だから野崎はバルカにいたわけですね。そこにテントがいて別班も動き出すことを予測して潜入していて、ここで乃木と出会う。
そして2023年がドラマの現在軸。野崎がシンシーに潜入捜査していることが明らかになり、劉ミンシュエンに追い詰められているのが現時点ということになります。
【考察】エリシャの交換条件はジャミーンだった
リーダーが孤児院に異常反応した理由
エリシャが提示している条件は何なのか。これはズバリ、ジャミーンを手に入れたいということなんだと思います。
まずシンシーのリーダーが異常にテント、しかも孤児院に興味を示しましたよね。野崎との会話で「もう解体しているのになんで」と言われながらも、執拗に食い下がって情報を得ようとしていた。そしてバルカの孤児院の7割はベキが立てたという話をした時に、大きな反応を示した。
つまりテント自体の組織運営などはどうでもいいわけです。もっと大きいのは孤児院なんですよね。そして孤児院ということはジャミーンに繋がってくる。これが大きな根拠になります。エリシャがジャミーンを手に入れたいと言っているから、野崎を二重スパイに仕立て上げてまでテントの情報を得ようとしている。整合性が取れるんじゃないかなと思います。
【考察】ジャミーンはエリシャの孫ではないか
「エリシャ」と「アディエル」はどちらもヘブライ語
ではジャミーンは何者で、なぜここまで狙われるのか。理由は2つあるんじゃないかなと思います。ひとつはエリシャとの血縁関係、もうひとつは核融合の鍵を握っているということです。
まず名前に注目してみたいんですね。エリシャは旧約聖書の預言者の名前で、ヘブライ語で「神は救い」という意味です。
ここで符合してくるのがジャミーンの父・アディエルです。アディエルはテントの孤児院で育ったわけですよね。つまり親と生き別れている。そしてアディエルという名前もヘブライ語で、「神の飾り」という意味なんです。
この符合があるので、エリシャの息子がアディエルである可能性は十分あるんじゃないかなと思うんですよね。つまりエリシャは、亡くなった息子の娘——孫であるジャミーンを探しているということです。
【考察】残り10%の鍵をジャミーンが握る
喋れない理由もここにある
ただ、孫に会いたいというだけでここまでの条件を突きつけることはないわけですよね。やはり核の実現にジャミーンが必要なんじゃないかと思います。
能力面と言うとファンタジーっぽくなってしまいますが、何か鍵となる、暗号となるようなものをジャミーンが持っている。喋れない理由もそうですよね。喋れないのはそれが理由で、それを発した時に核融合が実現するということなんじゃないかなと。
核融合技術は90%で失敗しているという話がありましたよね。これは本当なんだと思います。残り10%が足りない。そこにジャミーンが必要で、だから未完成のままだけれど、ジャミーンがいれば完成するという状態なんですね。
核融合争奪戦はジャミーン争奪戦になる
ということは、この核融合争奪戦は最終的にジャミーン争奪戦になっていくということです。かなりグロテスクな話にはなりますが、1人の少女を各国の情報部員たちが奪い合う。
シンシーは特に恐ろしいですよ。何をするか分からない。このエネルギーを手に入れるためには子供だろうが容赦しないわけなので、ジャミーンには最大の危機が迫ってくるということですね。
柚木薫は秘密を知っている
ここでおそらく柚木薫(二階堂ふみ)も重要になってきます。薫はこの秘密をある程度知っているんじゃないかなと思います。ジャミーンのそばにずっといて、今も日本でそばにいる。ジャミーンが危険だということが分かっているから、エリシャの件を含めた裏側の状況を知っているんじゃないかと。
薫も間違いなく後半に活躍の場面が出てくるので、ここも注目したいところですよね。皆さんはどう思うでしょうか。
この記事のもとになった動画
この記事は、YouTubeチャンネル「Kのエンタメ日記」で配信した考察動画の内容を、あらためて文章に書き起こし・再構成したものです。動画では実際の場面を追いながら話していますので、あわせてご覧いただけると嬉しいです。
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