最終回の前に見返すべき場面が、出演者本人の口から出てきました。
チョッキー役のオーム・パワットさんが11月2日の『ラヴィット!』に出演し、見返すべき場面として第16話の、張競士(チョウ・ケイシ)が交差点を挟んで野崎と向かい合う場面を挙げたんです。スタジオは「ええ~~~!」「ちょっと待って!」とざわついたと報じられています。
退場したはずの男です。なぜいま、あの場面なのか。今回はそこを考えます。
『VIVANT』第23話のあらすじ
乃木邸が襲撃され、乃木はジャミーンと薫を救出します。奥出雲でベキと再会したのち核融合情報を追ってブローカーのもとへ向かいますが、取引は裏切られ、拘束された乃木の前で思わぬ結末を目にします。
【放送内容の整理】張競士とは何者だったか
第16話で明かされた経緯を整理します。
- 5年前、北京の日本大使館で野崎の下にいたエージェント
- 同じ場所に、劉ミンシュエンもいた
- 野崎は張を二重スパイだと疑っていて、重要なことは劉にだけ伝えていた
- 日本に戻った野崎の前に現れ、自分がシンシーの二重スパイだったと認めた
- 野崎にシンシーへの参加を勧め、ハン・リンシンとエリシャ・ママドフが写る写真を渡した
- その後シンシーから逃亡し、射殺されたとされている
- ただし、死亡は画面でははっきり描かれていない
最後の一点が重要です。「射殺された」と語られてはいますが、確定した描写はありません。
【考察】張競士は生きていると考える3つの理由
私は、張が生きていると考えています。理由は3つです。
理由① この作品は同じやり方を三度使っている
第22話、劉はドラムを射殺して埋めました。しかしドラムは生きていた。6発すべて腹部に命中しながら、内臓には一発も達していませんでした。
第23話、劉は野崎を撃ちました。これも死亡は確定していません。
そして第16話、張は射殺されたとされながら、画面では描かれていない。三度とも同じ形です。この並びを偶然とは思えません。
理由② 出演者が名指しで「見返せ」と言った
考察としていちばん強いのがこれだと思います。
最終回の直前に、出演者が特定の一場面を挙げる。しかもその場面に映っているのは、すでに退場した人物です。単なる振り返りなら、ベキの生存やジャミーンの正体を選べばいい。それをせず交差点の場面を選んだ以上、あの場面にまだ機能が残っているということになります。
理由③ 張は情報を渡す側だった
見落としやすいのが、張が野崎に写真を渡していることです。ハン・リンシンとエリシャが写った写真。
裏切り者が、裏切った相手に手がかりを置いていく。この行動は敵として一貫していません。シンシーに入っていたのが潜入のためだったとすれば、写真を渡したことも、組織から逃げたことも、同じ方向を向きます。
【考察】シンシーは内側から崩れるのではないか
ここまで並べると、最終回の形が見えてきます。
5年前の北京にいたのは、野崎、劉、張の3人です。野崎は張を疑い、劉だけを信頼していた。ところがその後、劉は死んだとされ、張は射殺されたとされ、野崎は二重スパイとして拘束された。3人全員が表舞台から消えています。
消えた3人がそれぞれ別の場所でシンシーの内側に入り込んでいたとしたら、組織は内側から崩れます。劉は幹部として、張は逃亡者として、野崎は捕虜として。どの立場も、外から攻めるより近い場所にいます。
劉と野崎が組んでいる根拠は第22話の時点でそろっていました。そこに張が加わるなら、シンシー壊滅の筋書きは5年前から動いていたことになります。
【VIVANT】劉と野崎は組んでいる?手をもむ仕草が示す脱出計画6つの根拠(22話考察)
【VIVANT】野崎は生きている?劉との段取りだったと考える3つの理由(23話ネタバレ考察)
交差点の場面に答えがある
退場した人物を、出演者がわざわざ名指しした。これが第23話後にいちばん大きなヒントだったと思います。
あの交差点で何が交わされていたのか。最終回で明かされるのか、それとも持ち越されるのか。続きはぜひ本編でご覧ください。最終回は11月8日放送です。

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