『VIVANT』第22話、劉がドラムに6発撃った場面。あそこで一度は本当に死んだと思いました。
ところが掘り出されたドラムは生き返る。しかも医師の所見は「6発すべて内臓に達していなかった」。至近距離で6発撃って、一つも致命傷になっていないんです。偶然で片づけられる話ではありません。
『VIVANT』第22話のあらすじ
別班員の奪還に成功した乃木たちが帰路につく一方、牢に残されたドラムが脱走を図り、劉に発砲されます。そして物語の前提をくつがえす人物の生存が明かされます。
【放送内容の整理】6発はどこに当たったのか
まず事実関係を確認しておきます。ここを間違えると考察が成り立たないので。
- 劉はドラムに6発発砲し、すべて命中している(外していない)
- 命中箇所はすべて腹部。頭も胸も撃たれていない
- 劉は首に触れて脈を確認し、死亡と判断して埋めさせた
- 医師の所見は「6発すべて内臓に達していなかった」
- 6発が写ったレントゲン写真が画面に映り、乃木がそれをじっと見つめるカットがあった
つまり「撃ったふり」でも「狙いを外した」でもありません。当てたうえで、死なない場所にだけ当てている。これが今回のポイントです。
【考察】殺すためではなく逃がすために撃った
私は、劉がドラムを生かすつもりで撃ったと考えています。理由は3つです。
理由① 頭と胸を一発も撃っていない
至近距離で、相手は突き飛ばしてきた脱走者。本気で止めるなら頭か胸を狙います。それがいちばん確実だからです。
6発も撃っておいて、致命的な場所を一度も狙っていないほうが、よほど不自然です。腹部だけに集めたのは、狙ってそうしたからだと見ています。
理由② 殺したふりをする必要があった
ここが肝だと思います。劉はシンシー側の人間として牢にいます。脱走者をそのまま見逃せば、裏切りを疑われる。
だから「射殺して埋めた」という形を作る。そのうえで外部に掘り出させれば、劉は責任を問われずドラムは助かります。実際、チンギスが掘り出して蘇生させました。
理由③ 乃木がレントゲンを見ていた
あのカットは説明のためだけに入れたものではないはずです。
乃木は急所を外して撃つ技術を持っている人間です。同じことを他人がやった痕跡を見れば、意味に気づく。あの表情は「こいつは敵ではない」と読み取った顔だと思っています。
【考察】劉は野崎側で動いているのか
同じ回で、チンギスに座標を記したメールが届いていました。あの座標がなければアジトにはたどり着けず、ドラムは掘り出されないまま終わっていたはずです。
撃った人間と、場所を教えた人間がつながっていると考えると、ドラムの生存は事故ではなく段取りになります。偶然が重なって助かった、という回ではなかったのではないでしょうか。
ただし劉の立場そのものは、まだ何も明かされていません。ここは断定できる段階ではないと思っています。
残り2話で劉の正体は明かされるのか
6発のレントゲン、座標メール、乃木の表情。第22話はヒントを3つ同時に置いた回でした。
この伏線が回収されるのか、劇場版に持ち越されるのか。続きはぜひ本編でご覧ください。

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