ドラマ『ホットスポット』は、バカリズム脚本の地元系エイリアン・ヒューマン・コメディーです。
ドラマ『ホットスポット』について、あらすじ・ネタバレで解説していきます。
日本テレビ系で毎週日曜よる10時30から放送。
『ホットスポット』あらすじ
日本が誇る富士山の麓にある“とある町”。ビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美(市川)がある日、ひょんなことで宇宙人に出会ったことから物語は展開する。
地元のビジネスホテルで働く清美は、娘の若葉を育てるシングルマザー。毎朝、娘のために弁当を作ってから出勤し、同僚の由美(夏帆)、えり(坂井真紀)と一緒にフロント業務を淡々とこなすのが毎日のルーティンとなっている。
そんなある日、清美は仕事帰りに自転車で家路を急ぐ途中、交通事故に遭いそうになり、間一髪のところで“地球外生命体”に命を救われる…。
引用:公式サイト
『ホットスポット』原作は?
『ホットスポット』は、原作はなくオリジナル作品になります。
脚本は、お笑い芸人のバカリズムになります。『ブラッシュアップライフ』の制作チームが、集結しています。
バカリズムは、『ブラッシュアップライフ』のほかにも
『僕と彼女と彼女の生きる道』『僕の歩く道』の僕シリーズや『ゆりあ先生の赤い糸』を手掛けた、橋部敦子になります。
『ホットスポット』ネタバレ解説
ドラマ『ホットスポット』について各話ネタバレで解説していきます!
ネタバレ1話
清美(市川実日子)は、地元のビジネスホテルで働く41歳のシングルマザー。幼馴染みの葉月(鈴木杏)や美波(平岩紙)とは頻繁に会う仲です。ある日、帰宅中に交通事故に遭いそうになった清美は、職場の先輩・高橋(角田晃広)に間一髪で助けられます。
高橋は、人間離れしたスピードと腕力で清美を救出しました。その後、自分が「宇宙人」だと告白し、10円玉を曲げて証明します。清美は「秘密にする」と約束しますが、耐えきれず幼馴染の葉月と美波に話してしまいます。高橋は2人に会い、再び10円玉を曲げたり、猫背が特徴だと説明。さらに父親はあっちの人で、母親はこっちの人だと明かします。
清美が働くホテルでは、常連客がテレビを持ち帰ったと清掃員の中本(野呂佳代)から報告がありました。清美は高橋の力を借り、中本の車からテレビを発見します。同情した清美は警察や支配人には言わないと約束しますが、すぐに支配人に報告。実は、中本がシングルマザーではないとSNSで知っていたのです。事件は解決し、清美はヒーローになりました。
ネタバレ2話
富士山の麓にあるビジネスホテルで働く遠藤清美(市川実日子)は、ある日、職場の同僚・高橋(角田晃広)が宇宙人であることを知ってしまいます。
高橋をきっかけに、以前よりも頻繁に会うようになった清美、葉月(鈴木杏)と美波(平岩紙)の3人は、週末に地元の飲食店でランチをしながら互いの近況を報告し合います。つい先日、ショッピングモールの前でテレビの街頭インタビューを受けたという美波は、「富士山は静岡と山梨どっちのもの?」という質問に対し、絶対に放送されそうなナイスなコメントをした…など、他愛もない会話を楽しんでいました。
しかし、その最中、葉月が深刻な表情で「ちょっと相談したいことがあるの」と切り出します。小学校の教師をしている葉月は、バレーボールを体育館の上にはさんでしまったのです。
葉月のトラブルを解決するため、清美たちは宇宙人・高橋の力に頼ろうとします。しかし、高橋はむやみに能力を使うことに抵抗を示します。それでも清美たちは、高橋を強引に説得し、深夜の小学校に忍び込んで誰にも見つからないように事態を収拾しようと試みます。
そこに学校の校庭に、イタズラをして、ナスカの地上絵を描いていた男性たちがやってきます。高橋が能力を使って、男性たちを撃退しました。
ネタバレ3話
土曜日の昼下がり、仕事が休みの清美(市川実日子)、葉月(鈴木杏)、美波(平岩紙)の3人は、高橋(角田晃広)を誘って地元の飲食店に集まります。美波はついさっき買い替えたばかりのスマホに保護フィルムを貼るため、高橋の「宇宙人の能力」を活用。きれいに仕上がり、4人は和やかなひとときを過ごします。
そんな中、偶然同級生の綾乃(木南晴夏)とその5歳の娘が来店し、一緒にテーブルを囲むことに。高橋の存在が不自然だと思われないよう、清美たちは気を遣いますが、不測の事態が次々と起こります。
高橋は、スマホが落下しそうになるのを驚異的な反射神経でキャッチしたり、駐車場で溝にはまった車を桁外れのパワーで持ち上げたりと、つい能力を使ってしまいます。
ラスト、綾乃の家では、夫の男性が娘の絵を見ていました。その絵には、お父さんが描かれていて、高速移動しているようでした…。宇宙人はほかにもいる?
ネタバレ4話
清美(市川実日子)は夜勤前にスーパーで同級生の綾乃(木南晴夏)と、偶然出会います。買い物後、綾乃の電動自転車が盗まれます。綾乃は警察に被害届を出しますが、諦め気味。清美は夜勤先のホテルで同僚の高橋(角田晃広)に、宇宙人の能力で探してほしいと頼みますが、断られます。
一方、長期滞在客の村上(小日向文世)は湖畔で不審な様子。深夜には「霊が出る」と噂の角部屋で再び霊が現れ、客室のお湯が止まり、クレーム客(吉村界人)が怒鳴り込むなどトラブルが続発。
清美と高橋が対応に追われる中、町でも不可解な事件が発生し始めます。
ネタバレ5話
清美(市川実日子)、葉月(鈴木杏)、美波(平岩紙)は地元の飲食店で集まりますが、観光客の増加で行列ができ、ファミレスに移動。そこで、地元店の繁盛を望まない“常連のエゴ”について語り合います。
そんな中、テレビ番組『月曜から夜ふかし』のカメラが地元にやってきて、インタビューを始めますが、次第に宇宙人のような超能力を持つ男の話が広まり、清美は同僚の小野寺(白石隼也)が関わっていると勘違い。
宇宙人のうわさが広がり、清美と高橋(角田晃広)に予想外の危機が迫ります。
ネタバレ6話
清美(市川実日子)は、ホテルでオーナーが顔を出すことを聞き、スタッフ全員が苦手なオーナーに会わないよう外で昼食を取ろうとします。
外出中の長期滞在客・村上(小日向文世)を見かけ、感傷的な様子を目撃。その夜、清美は娘の外泊を利用して、葉月(鈴木杏)、美波(平岩紙)と地元の飲食店で盛り上がり、綾乃(木南晴夏)に誘われて紀子(MEGUMI)のスナックへ。そこで、由美(夏帆)の幼馴染と知り驚きます。
一方、高橋(角田晃広)は夜勤中に能力を使う羽目に。スナックで事件が発生し、みんなで力を合わせて解決しようとします。
ネタバレ7話
2月23日の『富士山の日』、清美(市川実日子)はホテルのフロント業務をこなし、同僚のえり(坂井真紀)と卑屈な会話を交わします。そこに長期滞在客・村上(小日向文世)が、意外な理由で泊まっていることを教えてくれ、清美は嬉しくなります。
一方、『月曜から夜ふかし』のディレクター・岸本(池松壮亮)と松崎(前田旺志郎)は、メガネの小野寺くんの正体を追い、メガネの男が高橋(角田晃広)かもしれないと疑い始めます。
さらに、ショッピングモールで新たな情報を得た2人は、高橋に特殊な能力があると確信します。
ネタバレ8話
「実は僕……未来人なのね」。清美(市川実日子)の知らない未来の話をする長期滞在客・村上(小日向文世)は、50年後の世界から来た未来人だった。
まだ誰も知らないホテルの行く末を聞いてしまった清美は、はっち(鈴木杏)、みなぷー(平岩紙)と秘密を共有。「あのホテルがなくなって一番困るのって高橋さん(角田晃広)じゃない?」と高橋のことを心配する。そう、ホテルの温泉に入れなくなってしまったら、高橋の免疫力はどんどん落ちていき、やがては……。
思いがけない窮地に立たされる宇宙人・高橋!地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー、運命の最終章へ!!
引用:公式サイト
『ホットスポット』登場人物
- 遠藤清美(市川実日子)
- 高橋孝介(角田晃広)
- 中村葉月(鈴木杏)
- 日比野美波(平岩紙)
- 磯村由美(夏帆)
- 奥田貴弘(田中直樹)
- 中本こずえ(野呂佳代)
- 沢田えり(坂井真紀)
- 遠藤若葉(住田萌乃)
- 長期滞在客の村上(小日向文世)
- 小野寺充(白石隼也)
『ホットスポット』スタッフ・主題歌
- 脚本:バカリズム
- 音楽:fox capture plan
- 演出:水野格、山田信義、松田健斗
- プロデューサー:小田玲奈、小田井雄介、野田健太
- チーフプロデューサー:道坂忠久
- 企画協力:マセキ芸能社
- 制作協力:ソケット
- 製作著作:日本テレビ
『ホットスポット』6つの伏線!
1. 初回冒頭とラストの繋がり
初回の冒頭では野間口徹が小さい子どもを連れて登場し、子どもが鼻をすすりながら「もう治ったの?」と話していました。そして、1話ラストでは高橋(角田晃広)が同じ仕草をしながら鼻をこすっています。また、温泉のお湯が流れる場所が映し出され、それが初回冒頭と同じ場所でした。
このことから、野間口徹が父親で、高橋がその子どもだという親子関係が暗示されていると思われます。
さらに、高橋が「父親はあっちの人、母親はこっちの人」と語っており、これは伏線として親子関係を匂わせています。
2. ETを知らないという伏線
清美が幼馴染の葉月、美波とファミレスで話している際、高橋が宇宙人の例として映画『ET』に触れました。しかし、3人とも『ET』を知らないという反応を見せます。
『ET』は1982年の作品で、古典的で誰もが知るアイコニックな映画です。それを3人が知らないというのは不自然です。
この世界が未来の話なのか、パラレルワールドなのか、宇宙人と地球人の概念が逆転しているのかなど、何か大きな仕掛けがある伏線ではないかと考えられます。
3. ファミレスの伏線
ファミレスの場面では、眼鏡をかけた俳優が登場していました。この人物は、後々重要な役割を果たすのではないかと思います。
また、俳優の鈴木杏さんが事前告知で「ファミレスに伏線がある」と話していたので、この場面がそれに該当するのは間違いありません。
4. 村上という重要人物
村上という3ヵ月ほど、ホテルに住んでいるお金持ちらしき人物も登場します。
村上は小日向文世が演じており、その存在感から、高橋と何かしらの関係がある重要人物ではないかと予想されます。
5. 幽霊の話
清美が冒頭で話していた「角部屋の霊」のエピソードも気になる伏線です。
「いない」とされていましたが、実際には幽霊がいるのではないかと思われます。この話は、後々絡んでくるでしょう。
6. ナスカの地上絵と数字の伏線
ナスカの地上絵が学校の校庭に描かれたという話や、校庭に机で並べられた数字の話も伏線として挙げられます。これらの要素も物語の中で回収されるのではないかと期待されます。
『ホットスポット』最終回結末はどうなる?
かなり壮大な伏線が張られているのは間違いありません。
大どんでん返しが待っているでしょうし、1話を見返すことで、緻密にさまざまな伏線があることがわかる構造になってそうです。
『ホットスポット』おもしろい?感想
『ホットスポット』は期待を上回るおもしろさでした!大きな特徴としては2つ。
- 巧みな会話劇
- 緻密な伏線
会話劇は、バカリズム脚本のおもしろさで、延々と聞いていられるんですよね。伏線もかなりありそうで、最終回まで期待したいと思います!
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