『VIVANT』第18話の考察です。
シーズン2前半の最終回ということで奪還作戦の決行まで行くかと思いきや、今回は準備段階まででした。ただ、このち密に準備を積み上げていく過程こそが『VIVANT』の面白さ。
あらゆる可能性を想定しながらどう攻略するのかを見せる回で、これはこれで見応えがありました。そして次回予告では裏切り者の存在と、仲間の犠牲が示唆されています。いったい誰なのか、考察していきます。
乃木が櫻井に出した5つの要求
奪還作戦を決行する前に、乃木憂助(堺雅人)が別班司令官・櫻井里美(キムラ緑子)に出した要求は5つありました。
衛星の6月10日までの単独使用、別班の自動翻訳機の使用、現地別班との接触許可、ブルーウォーカーの海外渡航の特別許可、そして東条翔太(濱田岳)を借りること。これらはすべて承認されました。
自動翻訳機については、チンギスたちが日本語で喋っているという不思議な状態になっていましたが、今後の展開を考えるうえで通訳が挟まるとややこしくなるので、機械で自動翻訳されるという設定にしたのだと思います。現地の別班との接触、そしてブルーウォーカーの現地入りも、この準備を進めるうえで必要だった要素ですね。
奪還作戦の参加メンバーに新庄が合流
奪還作戦に参加するメンバーは、ノコル(二宮和也)率いるテント、アリ(山中崇)、そして軍事部隊。チンギスたちテントのメンバーも参加することになりました。
そしてここで新庄浩太郎(竜星涼)が登場。やはり生きていました。偽装をしたうえで、テントを守ってほしいという乃木が考えた裏の作戦で合流という形です。さらにブルーウォーカーと東条のタッグも現地入り。こうしていろんなメンバーが集結していく展開は、やっぱりテンションが上がりましたね。
奪還作戦「5つのポイント」
乃木から共有された奪還作戦のポイントは5つ。
1つ目はタイムリミット。別班の処刑期限は一度延びたものの、これ以上の延期はなく、ここまでには救出しないといけない。
2つ目は入国の方法。知名度のある立場を使って調査名目で入国許可を取る、自家用ジェットを使うといったルートが検討されていました。
3つ目は出国。救出した後は身元がバレて大変危険な状況になるので、どうやって脱出するのか。ここもち密に作戦が立てられていました。
4つ目は武器や弾薬の持ち込み。正面突破ではダメなので、乃木と新庄が海から持ち運ぶという方法を考えています。
5つ目がシャキ城の攻略。断崖絶壁で入口も決まっており、そこから相当な距離を移動しないといけない。しかも住民が全員スパイのようなもので、報奨金があるから怪しい人物が来たらすべて通報されてしまう。
このためにかなり綿密なトレーニングが行われました。城の扉や赤外線センサーまで実際に作って、どう進めばいいのか、どこが危険なのかを実践形式で突破していく。ここにかなり時間を割いていましたよね。赤外線のところはなかなか失敗続きでしたが、チンギスがしなやかな動きで突破するシーンもありました。
【考察】奪還作戦が失敗する理由
この奪還作戦は、一度失敗に終わるのではないかと予想しています。
理由は2つ。1つ目は、ここまでシャキ城の攻略を綿密にやっているということは、現地ではうまくいかないことが絶対に起こるからです。予測できなかったことが次々と起こる展開になるはずです。
2つ目は予告でノコルが「裏切り者は必ず現れる」と言っていたこと。作戦の中に裏切っている者がいれば、情報がすべて筒抜けになってうまくいかない。シンシー側なのか、あるいは別の目的でこの作戦を成功させるわけにはいかない人物がいるのか。ここが絡み合って、なかなかうまくいかない展開になりそうです。
【考察】裏切り者はアリか長野か
裏切り者に関しては情報があまりないものの、可能性が高いのはアリ、そして別班の中だと長野利彦(小日向文世)あたりだと思います。今のところこの2人で、他はほぼないんじゃないかというくらいですね。
新庄がまた裏切るということも考えにくいですし、今のメンバーはかなり信頼できるわけなので。長野についてはこの作戦を指示した立場なので、そこがかなり怪しい動きに見えるかなといったところ。現地にもエージェントがいるわけですからね。
【考察】犠牲になるのは誰か
犠牲になるのは誰なのかというと、やはりノコルが危険な状況に陥りそうです。作中でもノコルの命が危ういのではないかという指摘がありましたが、そもそもシンシーの狙いがテントだとすると、ノコルを捕獲したいはずですよね。元々は現地に行く必要がなかったわけで、その点でもノコルは心配な面があります。
あとは次回予告で乃木が泣いている場面もありました。ここが誰なんですかね。野崎守(阿部寛)じゃないといいんですが。誰が犠牲になってしまうのか、結構注目したいところです。
アディエルと薫、ジャミーンをめぐる関係
過去の真実として、アディエルがジャミーンの父親であることに加え、ベキのもとでアディエルとノコルは同じように教育を受けてきたことが明かされました。兄弟のような間柄の中で、アディエルもテントの後継として考えられていた、組織の中でも重要な人物だったということが明確になりましたね。
そう考えると、アディエルとジャミーンの関係性が本当に親子だったのかどうかも疑う必要が出てきます。ジャミーンが大事だと分かっていたから、アディエルはその護衛としていた、ということかもしれません。
柚木薫(二階堂ふみ)の方も、そういう意味ではジャミーンの存在と重要性を分かっていて、そこを託された存在だという可能性が高まっているのかなと思います。
第18話は「準備」で魅せた回
ということで、『VIVANT』第18話の考察でした。奪還作戦は最終的には成功すると思うのですが、そこに至るまでにかなり厳しい状況に追い込まれていくのではないでしょうか。裏切り者が誰なのか、そして誰が犠牲になるのか。皆さんはどう考えるでしょうか。
この記事のもとになった動画
この記事は、YouTubeチャンネル「Kのエンタメ日記」で配信した考察動画の内容を、あらためて文章に書き起こし・再構成したものです。動画では実際の場面を追いながら話していますので、あわせてご覧いただけると嬉しいです。
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