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ドラマ『3000万』ネタバレ全話あらすじ!最終回結末の展開を考察(感想)

ドラマ『3000万』は、安達祐実が主演を務めるサスペンス作品です。

ドラマ『3000万』について、あらすじ・ネタバレで解説していきます。

NHKで毎週土曜よる10時から放送。

ドラマ『3000万』あらすじ

コールセンターの派遣社員として働く佐々木祐子(安達祐実)は、家のローン、子育てなど悩みは尽きない。高圧的な上司にも耐え、先が見えないながらも日々の暮らしを成り立たせようと必死に生きている。

一方、夫・義光(青木崇高)は、大した稼ぎもないのに「なんとかなる」と楽観的な態度を繰り返し、祐子は苛立ちを隠せないでいる。唯一の生きる喜びは、息子・純一(味元耀大)の存在。習いごとのピアノに熱中する姿が愛おしく、誇らしい。でも日々の生活はギリギリ。ほんの少しでも楽な生活を送りたいと願っている。

そんななか、佐々木家をある不幸が襲う。
この時、ちょっとした出来心で選択を誤ったことで、その後の生活は一変することに。
祐子たちの目の前に次々に現れるクセ者たちが、平穏な日常を狂わしていく。

行くも地獄、帰るも地獄…悪魔のささやきに耳を貸したとき、人はどうなってしまうのか。

欲望、願望、希望…人々が潜在的に抱える望みや欲を剥き出しにして、物語は混沌へと突き進んでいく。

引用:公式サイト

ドラマ『3000万』原作は?

『3000万』は、原作はなく、オリジナル作品になります。

NHKが立ち上げた“脚本開発チーム”WDR(Writers Development Room)プロジェクトから生まれました。海外では、ライターズルームという場に、複数の脚本家が集って、分業制作することが一般的です。

構成を考えるのが得意、セリフを考えるのが得意、というのを分担して、1つの作品を作り上げます。

NHKでは、2000以上の応募から、脚本家10名を選出して、2022年からプロジェクトをスタート。7ヵ月、脚本を開発していきました。そこで連続ドラマ19本を形作って、チームは解散。

その19本のなかから、「3000万」の制作が決まり、脚本家4人を再招集して、ライターズルームで練り上げていきました。

9ヵ月かけて、全8話の脚本が生み出されたのです。

ドラマ『3000万』ネタバレ解説

ドラマ『3000万』を各話ネタバレ解説していきます。

ネタバレ1話

まとめ
祐子と義光は、突然の出来事で3000万円を手にしてしまう

佐々木祐子(安達祐実)は、コールセンターの派遣社員として働きながら、家のローンや息子の教育費に悩んでいます。倹約を心がけている祐子ですが、夫の義光(青木崇高)は元ミュージシャンで、「なんとかなる」と楽観的な姿勢を崩しません。

そんな一家がある日、事故に遭遇し、偶然にも3000万円という大金を手に入れました。警察に届けようとするものの、義光と祐子は悩みながらも、そのまま3000万円を自分たちのものにしようとします。

しかし、その裏には危険な人物の影がありました。

義光と祐子は、3000万円を事故現場に戻そうとします。だが、その場で「私は戻したくない」と祐子が叫ぶと、森のなかから人の声が聞こえました。

男性2人は3000万円を探すのが目的で、車の窓を石で叩き割ります。バックのなかには、ライブチケットだけでした。実は、義光も3000万を手放すつもりがなかったのです。

蒲池(加治将樹)と長田(萩原護)は、悪態をつきながら、その場を離れます。

平凡だった家族の日常は、次第に非日常へと巻き込まれていきます。

ネタバレ2話

まとめ
ソラが意識を取り戻し、祐子と逃亡するなかで、追ってきた男性が亡くなり湖のなかへ…

佐々木祐子(安達祐実)と義光(青木崇高)は、3000万円をほとぼりが覚めるまで絶対に使わないと約束します。

3000万円を持っていたソラ(森田想)が、意識を取り戻しました。刑事の奥島(野添義弘)と野崎(愛希れいか)はソラの病室を訪れ、取り調べを行います。

一方、蒲池(加治将樹)と長田(萩原護)は、組織からの圧力で、失った3000万円を取り戻すためにソラの拉致を企てます。

佐々木夫婦は、ソラのことが気になり病院へ。警察、闇組織、佐々木夫婦が病院で鉢合わせしてしまいます。

祐子はソラに近づき、3000万を預かる代わりに、1000万円の手数料を要求します。足がつくことを恐れたソラは、祐子の要求を飲みます。ソラは外に出ることを依頼し、2人は逃亡を図ります。

2人を蒲池が追ってきて、3000万円の在処を吐かせようとしてきます。そのとき、ソラがフライパンで蒲池を殴打。蒲池は倒れて息を吹き返しますが、フラフラの状態で池のなかに沈んでいきました…。

ネタバレ3話

まとめ
ソラと共同生活をすることになりますが、3000万を持って逃亡します

湖に蒲池(加治将樹)が沈んだことで、祐子(安達祐実)はその秘密を共有するソラ(森田想)と一緒に暮らすことになります。ソラの生い立ちは、祐子を驚かせます。

一方で、蒲池の失踪は奥島(野添義弘)と野崎(愛希れいか)の捜査を進展させます。3000万を追う坂本(木原勝利)と長田(萩原護)の行動もエスカレートしていきます。

警察や組織が佐々木家に迫る中、異常な状況や誘惑に囲まれた祐子と義光(青木崇高)は次第に倫理観を失っていきます。

そしてソラが佐々木家から居なくなり、すべてを持ち去ってしまいます。夫の義光は、仕事を辞めたことを告げると、また音楽をやりたいと話し出します。

「あきらめたはずじゃない!」祐子は声を震わせながら、激昂します…。

ネタバレ4話

まとめ
男たちがソラと3000万にたどり着き、裕子の身柄がバレてしまう…

ソラ(森田想)にすべてを奪われた祐子(安達祐実)と義光(青木崇高)は、日常に戻ろうとするも、一度手にした大金の影響で元の生活には戻れません。義光は音楽の夢を再燃させ、祐子は職場で感情を爆発させ、同僚の初山(持田将史)や舞(工藤遥)を困惑させます。

一方、奥島(野添義弘)と野崎(愛希れいか)の捜査がソラの母(片岡礼子)に及び、3000万円の存在が明らかに。

さらに坂本(木原勝利)と長田(萩原護)が祐子の免許証のコピーを見つけます。

祐子は遺体が気になって湖に行くと、そこにソラがいました。ソラは家での関係性が悪く、3000万円の半分を祐子にわたすと約束します。

祐子は職場でもイライラが募り、お客さんに「どんだけ残念なおばさん」と言われてブチギレしてしまいます。

後日、祐子はソラと会ってお金を渡されるところに、坂本と長田がやってきました。ソラが「わたし1人にどれだけ時間がかかってるんだよ。仕事できなさすぎ」と煽ると、長田がソラを執拗に殴ります。

祐子は「関係ない」と逃げようとします。坂本は「それじゃまたあらためて連絡しますので。警察に言ったらどうなるのか。これで終わりじゃないですよ。きっちり落ちしまえつけてもらうので」と脅してきます。

祐子が家に帰ると、息子がピアノの伴走者に選ばれたと喜ぶものの、警察がやってきます。お金を渡されたんじゃないか?と問われると、息子は親の顔色を見て、「あの人は何も持っていませんでした」とウソをつきます。

祐子と息子の関係に、大きな亀裂が入ってしまいます…。

ネタバレ5話

まとめ
裕子は詐欺に手を染めてボスのアジトに潜入する…

祐子(安達祐実)は、仕事を失い、息子・純一からの信頼もなくしてしまいます。さらに組織から1000万円を返すことを強制されて、犯罪に手を染めることに…。

祐子はオペーレーター時代の話し方を評価されて、相手を騙すことにつながります。マンションの一室では、同じような境遇の人たちが集められていました。

祐子ははじめての売上貢献でお祝いされて、才能を認められます。そして1420万円の10%、142万円を渡されます。そのお金は、そのまま1000万の返却に回すことになります。

しかし、同じ境遇の女性から「終わらないよ、札束は見せ金。ホントに受け取れる日なんてきやしないよ」と忠告されます。

祐子は夫・義光(青木崇高)と共に日常を取り戻すための作戦を考え始めます。組織のボスに売上を上納する日を予測し、受け渡しの場へと向かいます。そこに坂本(木原勝利)がやってきました。

祐子たちが声を変えて通報し、刑事の奥島(野添義弘)と野崎(愛希れいか)がきて、ボスと思われる人物を取り押さえます。

坂本に「オオツさん」という人物から着信が入ります。

そして祐子のもとに、ソラ(森田想)がやってきました…。

ネタバレ6話

まとめ
祐子は本当のことを元刑事・奥島に話そうとするが、組織の手が迫る…

佐々木家は、毎年恒例の奥島(野添義弘)の誕生日会を断ろうとしますが、結局招くことになります。

祐子(安達祐実)は隠し事が増える家族の状況に不安を抱えますが、息子の純一(味元耀大)は「またウソをつけってこと?」と反発します。

奥島がタレこみの電話について話し出すと、義光は否定するものの動揺を隠せません。祐子は過去に関わった事件が1400万円の強盗と知り、追い詰められたなか、ホントのことを奥島に話す決断をします。

そこに組織の坂本(木原勝利)と長田(萩原護)がやってきます。宅配便のふりをして、「警察に情報を漏らしたら子どもをさらう」と、祐子に警告します。

しかし義光は、奥島に3000万円の件をすべて話していました…。

ネタバレ7話

まとめ
ソラは組織のボスの金を奪うことを提案。祐子たちはボスの身元を特定するが…

義光(青木崇高)の自白によって、祐子(安達祐実)は追い詰められていきます。義光は、刑事を退職した奥島(野添義弘)に警察に連れていかれました。

一方、再び闇組織に戻った坂本(木原勝利)も軽く扱われます。もう辞めることを伝えますが、それではできないと言われます。「オレはだれの下で働いているんだ!」。

野崎(愛希れいか)は佐々木家を家宅捜索しますが、証拠をつかめずに終わります。義光は釈放されました。

誰もが行き詰まる中、ボス発見の決定的な手がかりを握っているのはソラ(森田想)だけでした…。ソラは佐々木家に、坂本や長田(萩原護)を集めます。

ソラは、闇組織のトップをターゲットにすることを考えます。金を奪ってデータを消すことを提案します。

組織はどんな規模なのか。祐子は匿名性が高いなら小さい可能性もあると伝えます。

闇バイトをしていた人たちに声をかけて、ボスだと思われる人物を探して、特定することができました。ボスの名前は穂波悦子(清水美砂)。

あと一歩のところで、坂本は組織に売られて警察に捕まってしまいます。尾行していることがバレていたのです…。

ネタバレ8話(最終回)

まとめ
祐子とソラは、ボスの家に潜入して、警察が逮捕にいたる。祐子の最後の決断は…

坂本(木原勝利)が逮捕され、祐子(安達祐実)とソラ(森田想)は司令塔を失います。祐子は義光(青木崇高)に、男をフライパンで殴って池に沈めたことを告げ、純一との約束を守るため、ボスへの無謀なアタックを試みます。

祐子たちは、ボス・穂波悦子(清水美砂)のマンションに潜入し、悦子を拘束。悦子は祐子に誘惑の言葉をかけますが、ソラが金庫を発見。しかし裏切りで逆に2人は拘束されます。

祐子は、悦子との会話を録音し、脅して脱出。警察が到着し、悦子は逮捕されます。祐子は義光に電話し、慰めの言葉を交わします。

ソラは祐子にやり直すなら何を変えたいか尋ね、祐子は3000万の誘惑に負けた後悔を語ります。ソラは警察に出頭しました。

そして祐子は運転を続け、涙を浮かべながら、それでも信号でターンをしました…。

ドラマ『3000万』登場人物

  • 佐々木祐子(安達祐実):通販サイトの派遣社員。
  • 佐々木義光(青木崇高):祐子の夫で警備員。元ミュージシャン。
  • 奥島誠吾(野添義弘):定年間近のベテラン刑事。
  • 野崎春奈(愛希れいか):奥島のバディ。
  • 弘中文也(山岸門人):奥島の部下。
  • 佐々木純一(味元耀大):祐子と義光の息子。
  • 初山譲(持田将史):祐子のカスタマーセンターの上司。
  • 橋本舞(工藤遥):祐子の同僚。
  • 蒲池(加治将樹):地元のチンピラで、ソラの行方を追う。
  • 長田(萩原護):大学生で蒲池の部下。
  • 坂本(木原勝利):広域強盗事件の指示役。
  • ソラ(森田想):3000万円を持ち逃げ。

ドラマ『3000万』スタッフ・主題歌

  • 脚本:弥重早希子、名嘉友美、山口智之、松井周 from WDRプロジェクト
  • 音楽:渡邊琢磨
  • 演出:保坂慶太、小林直毅
  • 劇中歌作曲・ギター指導:大隅知宇
  • カーアクション:柿添清
  • アクション指導:吉田浩之
  • 警察考証:鈴木和弘
  • 法務考証:梅田康宏
  • 家計考証:水野崇
  • ピアノ指導:藤井尚子
  • 医事指導:冨田泰彦
  • 制作統括:渡辺哲也
  • プロデューサー:上田明子、中山英臣、大久保篤
  • 制作・著作:NHK

ドラマ『3000万』おもしろい?感想・最終回はどうなる?

ドラマ『3000万』は練りに練り上げられた脚本をベースにした作品になります。

1話目はゆるやかにはじまりながら、ラストは夫婦2人が狂気に満ちていく表情を見せていました。

全8話、最終回まで先が読めない展開が待っているはず。楽しみです!

ドラマ『3000万』動画で解説!

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