『VIVANT』第14話の考察です。今回は乃木憂助(堺雅人)が音信不通になった理由について。14話で乃木が一時的に音信不通になった場面がありましたが、これは単なる通信上の問題ではなく、乃木自身が意図的に行った行動だと考えています。ここから、乃木が別班を信頼していないことが確定なんじゃないかなと。自分の動きがバレてしまうから、代わりに動いてくれるメンバーを集めて、反撃の準備を淡々と進めているというわけですね。
乃木が音信不通になった場面を振り返る
東条の逃亡をAIとNシステムで追い詰める
乃木は東条翔太(濱田岳)を追いかけていましたよね。東条は野崎があんな裏切りをしていることを知らないので、このままだとやばいと公安からの逃亡を図った。涙目になりながら逃げていたわけです。
ここを別班のAI判定が追い詰めていきます。監視カメラの位置はすべて把握しているので、Nシステムを発動させ、タイガーマスクのアイテムから特定できた。乃木は東条がいるエリアまで自ら移動していきます。
特急の移動中だけ通信が途切れた不自然さ
乃木は岡山駅まで行って特急に乗り換えて移動していくのですが、この途中で櫻井から連絡があったものの音信不通になり、苛立っている描写がありました。その後、乗り換え先の駅で通信ができて、野崎の裏切りとシンシーの情報を得るという流れです。
電車の移動中に通信が難しくなるのはありがちですが、別班としてはプロらしからぬ描写ですよね。重要な情報が来た場合にどうするのかという問題がありますし、何よりわざわざこの場面を入れる必要があるのか、という話です。
【考察】乃木はわざと音信不通にした
つまりこれは音信不通になってしまったのではなく、乃木がわざと音信不通にしたということだと思います。
この間、乃木は誰かと連絡を取っていたんじゃないでしょうか。すなわち別班にバレないように秘密裏に連絡を取る必要があった。乃木は別班も信頼できない状況になっているということですね。
乃木が置かれている「誰も信じられない」状況
公安は汚染されている可能性
野崎の裏切りがあり、佐野もそれを知っている。疑惑が向けられている状態です。Fが4つの可能性を示していましたが、公安そのものが汚染されていることも疑っているので、誰も信頼できない状況ですよね。
別班内部にも裏切り者
別班も内部に裏切り者がいる可能性があり、特に長野利彦(小日向文世)の存在です。ドラムが黒い機器をつけたのは間違いないと思うので、少なくとも乃木とドラムは長野を疑っている状態になります。
テントも頼れない
テント側はノコル(二宮和也)など信頼できるメンバーになるはずですが、ベキがいなくなった状態で組織が揺らいでいます。葬儀も迫っているわけで、そんな簡単に頼れる状況じゃない。
この状況の中でシンシーという新勢力が登場し、別班メンバーは捕らえられている。拷問という恐ろしいところが待っているのは待ったなしです。乃木からすると誰に連絡してもその通信自体がバレてしまう可能性があり、自分の行動は丸分かりなんですよね。タイムリミットが迫る中で情報も得ないといけない。だから自分の味方集めをしている可能性が高いと思っています。
【考察】乃木が集めているメンバー
乃木が仲間を集めるとすれば、既存の組織に属している人間ではなく、既存組織からはみ出した人間を集めることが条件になってきますよね。すべての組織が怪しいわけですから。
東条——命と引き換えにハッカーとして
東条に制裁を加えるのかなと思っていましたが、もしかしたら弱みを握って乃木の仲間に引き入れるんじゃないかなと。拷問をしながら、別班メンバーの前では東条が命を落とすという状況まで追い込む。ですが実は生かしていて、乃木の指示通りに動いてもらう。命を助ける代わりに、という交換条件です。
東条は今かなり追い詰められているので乗りやすいですよね。しかもハッカーです。シンシーを相手に情報戦をやる上で、サイバー担当は必要不可欠。優秀なホワイトハッカーである東条の力は要りますよね。
しかもブルーウォーカーすら信用できない状況です。やたらと疲弊している描写が入っていて、こんなに疲れる描写が要るかなというくらい。何かしらありそうです。ブルーウォーカーが裏切っているのだとしたら、乃木は自分の信頼できるハッカーを確保しなければいけません。
新庄——死んだことにして自由に動ける駒
新庄浩太郎(竜星涼)が生きているという説はこのチャンネルでも唱えていますが、ほぼ間違いないと思っています。新庄は公安には戻れませんし、テントも解体しているところなので、組織から切り離された人間ですよね。無期懲役も決まっていました。
乃木が近寄って「死亡する」工作を提案し、その通りに新庄が動いている可能性が高いなと思っています。死んだことになっているので、これでどんな動きもできるようになりましたよね。もうノーマークですから。
乃木が「光の下では生きられない」というようなことも言っていて、新庄が別班になるという説も出ていますが、別班側ではなく、あくまで乃木の元で動く駒として引き入れたということじゃないかなと思います。
黒須——囚われながらも情報を集めている
黒須駿(松坂桃李)が復活すると熱いですよね。シンシーの元に囚われているので難しいかもしれませんが、黒須もまだ諦めていません。メンバーの中の「リー」という名前を覚えていたり、本当に悲惨な状況でも諦めずに情報を集めている。黒須も合流するんじゃないかなと思います。
ベキ——誰にも怪しまれない最大のカード
そして最大のカードがノゴーン・ベキです。乃木がベキを殺していないのは確実だと思いますが、ベキは今どんな動きをしても誰にも怪しまれないという状況ですよね。
誰も突き止めていませんし、公安も別班もベキは亡くなっている前提。テントですら葬儀を行おうとしています。さらにシンシーもこの動きは掴んでいない。このベキがすでに乃木と繋がって色々動いているとしたら、かなり熱い展開になりますよね。
終盤の大仕掛けに向けて乃木は準備している
こう考えると、乃木の元に新庄・東条・黒須・ベキというかなり特殊な混成チームが編成されることになります。このチームでシンシーやその裏にある組織、そして裏切り者を掴む。乃木は今その準備中なんじゃないかなと思うんですね。どの組織にも属さない人間を引き入れているといったところです。
ここにすでにいろんな伏線が貼られていて、終盤で「乃木は全部準備をしていたんだ」という大仕掛けが待っているんじゃないでしょうか。メンバーが揃い踏みになる描写、熱いですよね。こういうのも見てみたいなと思います。
この記事のもとになった動画
この記事は、YouTubeチャンネル「Kのエンタメ日記」で配信した考察動画の内容を、あらためて文章に書き起こし・再構成したものです。動画では実際の場面を追いながら話していますので、あわせてご覧いただけると嬉しいです。
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