『VIVANT』第15話で、ドラムが現地で人に見せて回っていた写真がありました。当然、野崎守(阿部寛)を探しているのだろうと思って見ていたのですが、拡大してみるとどうも野崎に見えないんですよね。むしろ乃木憂助(堺雅人)に似ている。ここが気になって仕方ないので、掘り下げてみます。
第15話のあらすじ
別班側が現地の状況を把握していく一方で、ドラムが単身その地域に入っていたことが分かる回です。ドラムは写真を手に聞き込みを続けており、乃木はその行動の意図を読み取ります。
【感想】ドラムの覚悟がしんどかった
今回いちばん胸に来たのはドラムでした。明らかに痩せていましたよね。台詞で説明されるより、あの見た目の変化ひとつのほうが効きます。
しかもドラムがやろうとしていることは、捕まること自体が目的の作戦です。危険に飛び込むのではなく、危険に捕まりにいく。普通の覚悟ではできません。
それでいて、ドラムの動機は任務ではなく個人的な感情なんですよね。信じたい気持ちと、けじめをつけなければという気持ちが同居している。そこを乃木が言葉にさせずに止めたのも、よかったです。最後まで言わせない優しさというものが、この作品にはときどき出てきます。
【考察】あの写真は誰なのか
本題です。あの写真、私にはどうしても野崎に見えません。顔立ちの印象が違いますし、何より乃木に似て見える。候補を3つ考えました。
候補①野崎本人
もちろん、いちばん素直な読みです。ドラムは野崎を探している。そして写真を見せて回れば、いずれ向こう側の耳に入って自分が捕らえられる。捕らえられれば、野崎のいる場所に近づける。
作戦として筋は通りますし、ドラムの心情とも合います。ただ、それなら写真がもっとはっきり野崎に見えるはずなんですよね。そこだけが引っかかります。
候補②リュウ・ミンシュエン
写真が乃木に似ているとなると、思い当たるのがこの人物です。野崎が「乃木にそっくりだ」と語っていたエージェントで、ドラムの前任にあたります。
すでに亡くなっているとされている人物ですが、だからこそ効く可能性があります。亡くなったはずの人物の写真を見せて回れば、事情を知っている側ほど強く反応する。つまり、探すための写真ではなく、炙り出すための写真だったのではないか。
ドラムが個人的にこの人物を知っていた可能性もあります。そうだとすると、ドラムがここまで危険を冒す理由がもうひとつ増えることになりますね。
候補③張競士
3つ目は、同時期に野崎のもとにいたもう一人の人物です。ドラムが乃木たちより先に事情を掴んでいたとしたら、この人物の行方を追っている可能性があります。
野崎がなぜあの組織に入り込んでいるのか、その理由の核心にこの人物がいるのだとすれば、ドラムが探しているのも納得できます。
【考察】私は②が有力だと思う
3つのうち、私は②を推します。理由は、写真の見た目という具体的な引っかかりに対して、いちばん素直に説明がつくからです。
野崎を探しているだけなら、写真が誰に似ているかは問題になりません。それをわざわざ「乃木に似て見える」形で映したということは、視聴者に引っかかってほしいということだと思うんですよね。この作品はそういう仕込み方をします。
とはいえ、単に画質の問題かもしれません。そこは正直に言っておきます。
ドラムの覚悟と、まだ見えない繋がり
というわけで、ドラムが持っていた写真について考えてみました。野崎説がいちばん自然ではあるものの、画面に映っているものとの食い違いが残ります。ドラムとリュウ・ミンシュエンに接点があるのかどうか、今後注目していきたいと思います。皆さんはどう見えたでしょうか。
この記事のもとになった動画
この記事は、YouTubeチャンネル「Kのエンタメ日記」で配信した考察動画の内容を、あらためて文章に書き起こし・再構成したものです。
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