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【VIVANT】野崎は罠をしかけている…まだ詰んでいないと考える3つの理由(16話考察)

VIVANT 第16話 考察 劉ミンシュエンが生きていた 野崎は罠をしかけている

『VIVANT』第16話を見終えて、しばらく席を立てませんでした。劉ミンシュエンの登場。予想はしていたはずなのに、実際に画面に出てきた瞬間の衝撃は別物でしたね。この回について感じたこと、そして野崎守(阿部寛)が本当に追い詰められているのかどうかを考えていきます。

目次

第16話のあらすじ

野崎の過去、5年前の北京での任務が明かされる回です。かつて野崎が使っていたエージェントをめぐる因縁と、ある科学技術の争奪戦が、いまの状況にどうつながっていたのかが見えてきます。そして終盤、死んだはずの人物が姿を現し、野崎は窮地に立たされます。

【感想】堺雅人の三役が圧巻だった

純粋さと狂気を同じ顔で演じ分ける

まず言いたいのは、堺雅人さんの三役が完全に開演していたということです。ノリに乗って、心から楽しそうに演じていましたよね。

すごいのは、前半の純粋さと後半の狂気性を、同じ顔で成立させていたこと。別人を演じているのに別人に見えない、でも確かに乃木でも別の誰かでもない。この微妙な線の上を歩けるのは、相当な役者だと思います。

野崎がグイグイ押される構図が新鮮だった

シーズン1から、野崎は常に余裕のある側でした。情報を持っていて、相手の一歩先にいて、乃木にとっては頼れる大人。その野崎が、今回は明らかに押されている。

この2人のやり取りは本当に見応えがありました。阿部寛さんが劣勢を演じると、こんなに緊張感が出るのかと。余裕のなさが顔ではなく間に出るんですよね。返答までの一拍が長い。あれが怖かったです。

【考察】野崎は絶体絶命ではないと考える理由

さて、ここからが本題です。私は、野崎はまだ詰んでいないと思っています。むしろ逆で、この状況自体を野崎が作ったのではないかと。根拠が3つあります。

理由①メッセージがストレートすぎる

最大の違和感がこれです。今回、野崎が乃木に送っていたとされるメッセージが割れるわけですが、その伝え方があまりにも素直すぎるんですよね。

思い出してほしいのが5年前の北京パートです。あそこでの野崎は、ターゲットにされている前提で動いていました。エージェントと会うだけでも何重にも暗号を噛ませていた。あれだけ慎重な人物が、今回に限って読み解けば一発で分かる形にするでしょうか。

私にはそう思えません。これは「見つかってもいいメッセージ」だったのではないか。つまり本命は別にあって、こちらは囮。そう考えると筋が通ります。

理由②驚いたふりをしていた可能性

劉ミンシュエンの生存に、野崎はかなり驚いた表情を見せます。ただ、これも演技なのではないかと疑っています。

というのも、野崎にはこの情報を事前に掴めるルートがあったはずだからです。5年前に同じ現場にいて、その後の行方を追える立場の人間が、周囲に存在していました。そこから伝わっていないほうが不自然です。

知っていたうえで、知らないふりをする。相手に「こちらが優位だ」と思わせることは、この作品の登場人物がずっとやってきたことですよね。野崎がそれをやらない理由がありません。

理由③情報を送ったのはドラムではないか

では、野崎に必要な情報を渡していたのは誰なのか。私はドラムだと思っています。

ドラムは前話で、危険を承知で単身あの地域に入っていました。聞き込みをして回る姿も描かれていましたよね。あれを「野崎を探すため」とだけ読むのは、少しもったいない気がします。探すためではなく、届けるために行ったのだとしたら。

もうひとつ、野崎とドラムの関係の深さがあります。乃木にすら明かしていないことを、ドラムにだけ伝えている場面が過去にありました。この2人には、他の誰も入れない回路があるんですよね。

気になるのは、ドラムが野崎の裏切りに本気でショックを受けていたように見えたこと。あれが演技だとしたら、やりすぎなくらい上手い。そこだけが引っかかっています。

【考察】5年前の因縁が、この先どう効いてくるか

今回いちばん大きかったのは、いまの対立が今日始まったものではないと分かったことだと思います。野崎が抱えてきたものには、かなり長い前史がある。

そうなると、野崎の行動原理は「任務」ではなく「清算」だという見方ができます。組織のために動いているのではなく、個人的に決着をつけにいっている。だとすれば、多少の無茶も、周囲に黙っていることも、全部説明がつくんですよね。

そして清算を目的にしている人間は、自分の安全を最優先にしません。ここが怖いところです。野崎は勝つために動いているのではなく、終わらせるために動いている。その場合、最後に野崎自身がどうなるのかは、あまり楽観できません。

第16話は見せ場だらけの回だった

というわけで、第16話の感想と考察でした。演技、構成、引きの強さ、どれを取っても密度が高い回だったと思います。野崎については「まだ詰んでいない」というスタンスで次回を見ますが、皆さんはどう考えるでしょうか。

この記事のもとになった動画

この記事は、YouTubeチャンネル「Kのエンタメ日記」で配信した考察動画の内容を、あらためて文章に書き起こし・再構成したものです。

チャンネルではドラマの放送直後考察を毎週配信しています。チャンネルはこちら

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この記事を書いた人

はじめまして、管理人のKです。2016年にブログを開設して、好きな本や映画、ドラマのことを書いてきました。エンタメ情報を中心に投稿していきます!

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