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【ネタバレ】笑うマトリョーシカ!黒幕は母親ではない…原作小説から最終回ラスト予想(あらすじ)

ドラマ『笑うマトリョーシカ』は、若くして出世した政治家が、本当に自分の意思で動いているのかを問う話です。入れ子人形というタイトルが、そのまま構造になっている。各話を簡単にまとめたうえで、この作品の仕掛けについて考えます。

目次

ドラマ『笑うマトリョーシカ』あらすじ

将来を嘱望される若手議員と、その裏にいるとされる人物。新聞記者が父の死をきっかけに取材を始めると、議員が誰かに操られているのではないかという疑いが浮かび上がります。操っているのは誰なのか、そしてその人物もまた誰かに操られているのか。

各話あらすじ(簡易版)

各話の流れを簡単にまとめます。詳しい展開は本編でご覧ください。

  • 1話:若手議員の入閣と、記者が父から受けた最後の連絡
  • 2話:父の死が過去の事件と関係している可能性が浮上する
  • 3話:議員の学生時代をたどり、ある人物の存在が見えてくる
  • 4話:記者が会社を離れ、単独で取材を続ける
  • 5話:議員の家族関係に、いくつもの不審な死が重なっていると分かる
  • 6話:議員が側近を切り捨て、周囲の力関係が変わる
  • 7話:切られた側が過去の記憶をたどり、真相に近づく
  • 8話:記者が中心人物と直接対峙する
  • 9話:事件の関係者が次々と姿を消していく
  • 10話:操っていた人物の正体が明かされる

【感想】櫻井翔の「空っぽさ」がハマっている

清家という役は、中身がないことが役割なんですよね。演説は上手い、見た目も良い、人当たりも良い。でも本人の考えが見えない。

普通なら演技が薄いと言われてしまう芝居です。それをあえてやるのはリスクがある。櫻井翔さんが、はっきりと何も入っていない顔をしているから、この作品は成立しています。

水川あさみの取材シーンが良い

記者側を演じる水川あさみさんの芝居が、作品を地に足のついたものにしています。粘り強く、地味に、一人ずつ話を聞いていく。

派手な暴露も潜入もありません。この地道さがあるから、明かされる真相の突飛さが浮かずに済んでいると思います。

【考察】タイトルが構造をそのまま言っている

私は、この作品の主題は黒幕探しではなく、黒幕が存在しないことだと考えています。理由が2つあります。

理由①入れ子人形は「最後が一番小さい」

入れ子人形は、開けても開けても中から人形が出てきて、最後に出てくるのはいちばん小さくて、もう何も入っていないものです。

これを構造として読むと、操っている人物をたどっていっても、最終的には空っぽにたどり着くということになります。誰かが全部を仕組んだのではなく、それぞれが自分の欲で動いた結果だった、という結論を暗示していると思います。

理由②操る側も操られている

作中で「この人が黒幕だ」と思わせる人物が何度も入れ替わります。そしてそのたびに、その人物の背後に別の動機が見つかる。

これは一人の悪人を隠すための演出ではなく、誰も全体を把握していないことの表現だと思います。政治を描くのに、これ以上皮肉な構造はありません。

【考察】「笑う」が付いている理由

なぜ「笑う」マトリョーシカなのか。人形は自分では笑えません。笑っているように見えるだけです。

清家の笑顔も同じで、そう見えるように作られている。誰も本心では笑っていないのに、全体としては笑って見える。タイトルの1語に、この作品の不気味さが集約されていると思います。

ドラマ『笑うマトリョーシカ』登場人物

  • 道上香苗(水川あさみ):文芸部の記者
  • 鈴木俊哉(玉山鉄二):政務秘書官
  • 清家一郎(櫻井翔):厚生労働大臣
  • 山中尊志(丸山智己):社会部の記者
  • 青山直樹(曽田陵介):文芸部の記者
  • 旗手健太郎(和田正人):道上の元夫
  • 道上兼髙(渡辺いっけい):道上の父
  • 道上香織(筒井真理子):道上の母
  • 佐々木光一(渡辺大):清家の同級生
  • 羽生雅文(大鷹明良):内閣総理大臣
  • 諸橋育夫(矢島健一):外務大臣
  • 和田島芳孝(加藤雅也):清家の実父、元官房長官
  • 謎の女(高岡早紀):正体は不明
  • 清家一郎/高校時代(青木柚)
  • 鈴木俊哉/高校時代(西山潤)
  • 佐々木光一/高校時代(濱尾ノリタカ):

ドラマ『笑うマトリョーシカ』スタッフ・主題歌

  • 原作 :早見和真『笑うマトリョーシカ』
  • 脚本:いずみ吉紘、神田優
  • 音楽: 大間々昂
  • 主題歌:由薫「Sunshade」
  • 政治監修:須山義正、武田一顕
  • 法律監修:岡本直也
  • 児童福祉監修:永野咲
  • 警察監修:石坂隆昌
  • 医療監修:中澤暁雄
  • プロデューサー :橋本芙美(共同テレビ)
  • 演出 :岩田和行、城宝秀則、小林義則(共同テレビ)

『笑うマトリョーシカ』は空洞をめぐる話

というわけで、ドラマ『笑うマトリョーシカ』の感想と考察でした。政治サスペンスとしても、人間ドラマとしても読める作品だと思います。皆さんはどう見たでしょうか。

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