『VIVANT』第20話、奪還作戦の裏で気になる動きをしていた人物がいます。ブルーウォーカーこと太田です。
作戦には確かに貢献していました。でも見返すと、どうにも引っかかる場面がいくつもあるんですよね。この人は本当に味方なのか。今回はそこを考えていきます。
『VIVANT』第20話のあらすじ
別班奪還作戦が動き出します。潜入した一行が仲間の救出を進めるなか、後方で情報面を支える人物の働きが描かれます。脱出の場面では、その分析をもとにした攻撃が功を奏します。
【感想】支援側の描き方が丁寧だった
画面の前の人間にも緊張がある
今回よかったのは、現場だけでなく後方も同じ熱量で描いていたところです。銃を撃つ人だけが戦っているわけではない。画面に向かって計算している人にも、同じだけの重さがある。
花岡すみれさんの芝居も、派手さはないのに目が離せませんでした。手は動いているのに、どこか感情が追いついていないような表情。あれが意図的なら相当うまいです。
黒須のひと言が刺さる
脱出後、黒須が太田に向けて「手伝ってくれたんだな、ありがとう」と伝える場面。短いのに印象に残りました。松坂桃李さんはこういう素のセリフを置くのがうまいですよね。
【考察】通訳なしで現地語がわかったのはなぜか
いちばん引っかかったのがここです。私は、太田が現地の言葉を理解できる人物だと考えています。根拠を3つ挙げます。
理由① 反応の速さが説明できない
訳を待ってから動いたのでは間に合わない場面で、先に反応していました。意味がわかっていなければ、あの間合いにはなりません。
耳で聞いて理解している人の反応速度でした。ここは見返すほど不自然に感じます。
理由② 画面に残っていたもの
作業中のモニターに映っていた内容も気になります。本来その場の任務に必要のない情報まで開かれているように見えました。
私は別の目的で情報を集めている可能性があると見ています。任務のついでに、自分用の収集をしている。そう考えると画面の構成にも説明がつきます。
理由③ 作戦名らしき文字列
そのなかに、今回の奪還作戦とは別の名前らしきものが見えました。断定はできませんが、停電を引き起こす計画が別に進んでいると読める内容です。
もしそうなら、彼女は今回の作戦を手伝いながら、同時に別の計画の準備もしていたことになります。
【考察】裏切り者だと断じていいのか
ただ、私は単純な裏切り者だとは思っていません。
裏切るつもりなら、作戦を失敗させる機会はいくらでもありました。実際には貢献しているんですよね。にもかかわらず別の動きもしている。これはどちらの側にも完全には属していないということでしょう。
脅されているのか、別の目的があるのか。爆発がうまくいかなかった場面や、仕掛けた側の様子にも引っかかりが残ります。胸を叩く仕草のような細かい所作も、何かの合図だとすれば意味が変わってきます。
いずれにせよ、ただの善人でも悪人でもない。その中間にいる人物として描かれていると考えると、今回の違和感はすべて筋が通ります。
第20話は後方の人物に目を向けたくなる回だった
派手な奪還作戦の裏で、静かに別の線が走っている。そういう作りだったと思います。こういう仕込み方をしてくる作品なので、細部を見返す価値がありますね。
彼女がどちら側に立つのか、終盤の見どころのひとつになりそうです。詳しい展開はぜひ本編でご覧ください。

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