『全領域異常解決室』第7話で、雨野がなぜ記憶を失っていたのかが明かされました。ここまで引っぱってきた最大の謎なので、いよいよという感じですね。この回について感じたことと、ヒルコの正体について考えていきます。
ドラマ『全領域異常解決室』第7話あらすじ
雨野が自身の正体に気づいたところから、話は数カ月前にさかのぼります。過去に起きた失踪事件の経緯をたどるなかで、一連の事件に共通する法則が見えてきます。
【感想】神話を刑事ドラマに落とし込む力技
この作品、設定を聞くとかなり無茶なんですよね。神話の神々が現代にいて、警察組織が事件を追う。
それでも成立しているのは、捜査の手順がちゃんと地に足のついたものだからだと思います。被害者の共通点を洗い、関係を図にして、仮説を立てる。神話の要素を足しても、骨格が刑事ドラマとして頑丈なんですよね。
藤原竜也の抑え方
藤原竜也さんといえば叫ぶ芝居の印象が強いですが、この作品では驚くほど静かです。
荒唐無稽な設定を、本人が大げさにやってしまうと一気に嘘くさくなる。そこを淡々と処理しているから、視聴者も設定を受け入れられる。役者の判断として正しいと思います。
【考察】ヒルコは人間だと思う
作中でも提示されていますが、私もヒルコの正体は神ではなく人間だと考えています。理由が3つあります。
理由①標的の選び方が「調べている」
一連の事件では、被害者同士に面識があるという法則が見つかります。つまり犯人は、人づてに次の標的を割り出している。
もし全能に近い存在なら、そんな手間は不要なはずですよね。情報を集めないと次に進めないという時点で、能力に限界があることが分かります。
理由②手口に道具が要る
もうひとつ、事件の実行には準備や仕掛けが必要だと示されます。力だけで完結していない。
神話の存在なら、道具立ては要らないはずです。技術や段取りに頼っているのは、人間が能力を再現しているからだと考えるほうが自然だと思います。
理由③恨みが動機に見える
3つ目が決定的で、標的の選び方に感情がにじんでいます。無差別ではなく、明らかに選んでいる。
神が人間を裁くなら、もっと理屈で選ぶはずです。個人的な感情が入っているということは、個人的な事情を持つ存在ということ。つまり人間ですよね。
【考察】雨野が狙われた本当の理由
終盤、雨野が罠にかけられます。これは偶然ではなく、彼女が最優先の標的だったからだと思います。
記憶を消されていたということは、一度接触があったということです。取り逃がした相手が戻ってきたというのが、いまの状況なのではないでしょうか。だとすれば、雨野の記憶こそがヒルコの正体に最も近い手がかりということになります。
ドラマ『全領域異常解決室』第7話登場人物
- 興玉雅(藤原竜也):「全領域異常解決室」の室長代理。
- 雨野小夢(広瀬アリス):出向命令を受けた警察官。
- 宇喜之民生(小日向文世):「全領域異常解決室」の局長。
- 荒波健吾(ユースケ・サンタマリア):警視庁捜査一課ヒルコ専従班の班長。
- 二宮のの子(成海璃子):警部補。
- 北野天馬(小宮璃央):巡査部長。
- 芹田正彦(迫田孝也):デリバリースタッフ。
- 直毘吉道(柿澤勇人):内閣官房国家安全担当審議官。
- 豊玉妃花(福本莉子):事件現場に現れる謎の女性。
ドラマ『全領域異常解決室』第7話スタッフ・主題歌
- 脚本:黒岩勉
- 音楽:小西遼
- OPテーマ:清水美依紗「TipTap」
- EDテーマ:TOMOO「エンドレス」
- プロデュース:成河広明、大野公紀
- 演出:石川淳一
- 制作協力:共同テレビ
- 制作著作:フジテレビ
第7話は最大の謎が動き出した回
というわけで、『全領域異常解決室』第7話の感想と考察でした。ヒルコの正体がどう明かされるのか、ここからが本番だと思います。皆さんはどう考えるでしょうか。
