『VIVANT』続編を前に、前作で回収されなかった伏線を整理しておきます。
2023年に日本中を熱狂させた日曜劇場で、壮大なスケールと豪華キャスト、毎週の驚きの展開で考察合戦が繰り広げられた作品でしたが、最終回を迎えた後も多くの謎が残されたままでした。ここを押さえておくと続編が何倍も楽しめるので、12の未回収伏線を見ていきます。
まずは前作の振り返りと続編の見どころ
別班というリアルな組織がベースにある
主人公は乃木憂助(堺雅人)。一見どこにでもいるような商社マンですが、その正体は自衛隊の秘密情報部隊・別班の一員でした。この別班は実在する組織がベースになっていて、そこから物語として膨らませていく。現実の延長線上でどんどんスケールが大きくなっていくのが、『VIVANT』の面白さだったかなと思います。
巨額の誤送金から始まった壮大な物語
乃木は巨額の誤送金事件をきっかけに、テロ組織テントとの壮絶な戦いへ巻き込まれ、父であるノゴーン・ベキとの運命的な対決が描かれました。ただ、多くの謎を残したまま幕を閉じたんですよね。
続編は2クール、そして劇場版も
続編は前作のラストシーンから繋がる物語になるようです。ロケも様々な国で行っているようですし、堺雅人さんが10か国語を使っているという話も。7月から12月までの2クールで、その後に劇場版も控えているということなので、これは見逃す手はないですよね。
乃木家とテントに残された謎
ベキは本当に死んだのか
最大の謎と言ってもいいのがこれですよね。乃木は最終話で父であるベキを撃ったわけですが、本当に殺してしまったのか。乃木にはかなり高い射撃技術があることが明らかになっていて、相手を殺さずに制圧することも、それをカモフラージュすることもできる。つまりベキを生かすための射撃だった可能性があるわけです。
もうひとつ、乃木がノコル(二宮和也)に伝えた言葉があります。「天は特定の人をひいきせず、徳のある者を助ける」という中国の古典からの引用です。ベキは自分の正義のためにテロを行っていたわけで、完全な悪ではない。この言葉はベキとリンクしますよね。花を手向けるのはまだ先にする、という趣旨のことも言っていたので、生きている可能性は示されていると思います。
もし生きているなら再び物語の中心になってくるのは間違いありません。まだ役所広司さんの出演は発表されていませんが、間違いなく出てくるでしょう。後半でどう登場して、乃木とどうなるのか。熱い展開が待っていると思います。
別人格「F」の正体とは
随所に出てくるFですが、乃木の性格とはかなり違う人物ですよね。幼少期から乃木を支えていて、かなり厳しい言葉を投げかけてくる。単なる心の防衛としてのもうひとつの人格なのか、別班として活動するために生まれた人格なのか。Fという名前の意味も分かっていません。続編で必ず触れられるはずなので、ここも重要になってくると思います。
新庄はなぜテント側についたのか
最終回の衝撃のひとつが新庄浩太郎(竜星涼)の裏切りでした。公安の捜査官だった新庄が、実はテント側のモニターだったことが判明したわけですが、なぜテント側についたのか。そしてベキを残した後は何をしているのか。ここもまだ謎のままです。
野崎守をめぐる3つの謎
ジャミーンが野崎になつかなかった理由
ジャミーン(本間さえ)は人の善悪を見抜く不思議な力を持っていて、乃木やベキには心を開いたのに、なぜか野崎守(阿部寛)だけは警戒し続けていました。野崎は正義側の人間で、乃木を手助けしながら大冒険を繰り広げた人物だったのに、なぜジャミーンは彼を拒んだのか。
野崎には公安としての業務上の人物像は描かれていても、過去や本当の思いにはまだ触れられていません。続編で野崎にフォーカスが当たって、過去の問題が出てくるんじゃないかなといったところです。大きな秘密が隠されているんだろうと思いますね。
後輩・リュウ・ミンシュエンに何が起きたのか
野崎が可愛がっていたという後輩のリュウ・ミンシュエン。名前だけしか登場していない人物です。乃木と似ているという話もあって、この人物に何が起こったのかは明かされていません。野崎がどういう思惑で動いているのかは、この後輩と共に描かれるだろうと予測されます。
お茶屋の店主は何者か
別班の連絡において裏で重要な役割を果たしていたのがお茶屋の店主でした。別班の存在を知っているということは、普通の店主ではないですよね。再登場があるのかどうか。
柚木薫の過去と乃木との関係
なぜバルカに長くいたのか
柚木薫(二階堂ふみ)は性格が優しくて、命を救うことを第一にする人物として描かれていましたが、彼女も過去が明らかになっていません。テントと関係が深いバルカに長年いたのはなぜなのか。ベキと関係の深いジャミーンを助けたのも、たまたまではないですよね。テントやベキとの関係性が深いことは示唆されているので、薫自身の過去に注目したいところです。
乃木と薫の関係は進展するのか
感情を理解するのがうまくできなかった乃木に、愛情を伝えられたのが薫でした。最終回で神田明神で再会して2人は抱き合ったわけですが、その後恋愛関係になっていくのか。薫の過去がある以上、2人には大きな溝が待ち構えていることも十分考えられます。
政府・別班・テントの三つ巴
長野専務はただの不倫おじさんだったのか
丸菱の長野利彦(小日向文世)は初期にかなり怪しく、別班ではないかと疑われまくっていましたが、実は太田梨歩と不倫していただけという、あっけない結末でした。ただ続編にも出るということになっているので、さらに違う裏の一面があるかもしれません。ポイントとなるのは、防衛大学卒業後から一橋大学院までの空白の期間があること、そして不審なメールアドレスの存在です。ここがまた浮上してきそうですね。
ブルーウォーカーの正体を見破ったのは誰か
天才ハッカーであるブルーウォーカーの正体を知って利用させた人物は誰なのか。神レベルのハッカーの情報技術を突き止められる人物は限られますよね。警視庁側の人間なのか、それともまだ登場していない人物なのか。ここも明かされていくと思います。
上原はこのまま黙っているのか
元公安で政府側の人間である上原は、別班の存在を危険視していました。野崎に釘を刺されて一旦は沈黙しましたが、このまま黙っているような人物じゃないですよね。政府と別班という対立構図がある以上、ここは動きがありそうです。
バルカに残った黒須の役割
黒須駿(松坂桃李)はバルカに残っています。乃木から「バルカにも動きがあるかもしれない」と言われ、その守りを託されているわけなので、ここもキーになってきますよね。
12の伏線が絡み合う続編に期待
というわけで『VIVANT』の未回収伏線をまとめました。政府・別班・テントという三つ巴の構図の中に、これだけの謎が散りばめられているわけです。これらが絡み合いながらどう物語が展開していくのか。続編が楽しみで仕方ないですが、心して待ちたいと思います。
この記事のもとになった動画
この記事は、YouTubeチャンネル「Kのエンタメ日記」で配信した考察動画の内容を、あらためて文章に書き起こし・再構成したものです。動画では実際の場面を追いながら話していますので、あわせてご覧いただけると嬉しいです。
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